アメリカで黒人男性が白人警察官に殺害されたことで、世界中で人種差別反対の運動が広がっている。アメリカで公民権運動がおこったのは、1950年から60年代にかけてで、英語の教科書にも何度も取り上げられているキング牧師の「I have a dream」の演説は1963年8月23日だ。それからもう60年近い月日が過ぎているのに、まだアメリカでこんなことが起きている。
反対運動は暴動も起こしていて、被害者のジョージ・フロイトさんの弟さんが、スピーチをされているのをYoutubeで見た。
「私の怒りや悲しみは、だれよりも深い。でもこんなこと(暴力行為)は望んでいないし、兄も望んでいない。」
正確ではないかもしれないが、このようなことをおっしゃっていて、涙が出た。そう、だれよりも悲しんでいるのは、フロイトさんの家族や友人のはずだ。
私たち日本人は、小さいころから「差別はだめだ」と教えられてきた。でも、日本でも、世界中どこの国でも差別はなくならない。最近では、アメリカやヨーロッパで、「コロナ出ていけ」のような罵声を浴びせられたと、海外在住の日本人が発言している。
差別をなくすために何をすべきか、誰もはっきりした答えを出してくれない。でもいろいろなところにヒントはある。
私が若いころから好きなアメリカ人女優のグレン・クローズさんが、昨年母校の大学の卒業式でされたスピーチをYoutubeで見つけた。とても素晴らしいスピーチで、考えさせられることがたくさんあった。
「人間がこの地球で生きながらえることができたのは、共感する能力を進化させたからです。」そしてこうも続けている。「スクリーンではなくお互いの顔を見ることが大切です。なぜならお互いの目を見つめる距離が遠いほど、共感するのが困難だという研究結果もあります。」
最後に彼女は「自由で自立した社会で行きたいのなら、スクリーンを見るのを減らし、お互いの目を見る時間を増やすべきです。」と締めくくっている。
人間の進化が共感力のおかげだとすると、非常事態の今こそ、いろいろな視点で物事を考えるのは本当に必要だ。相手の立場にたって、相手の目で物事を見ることで理解し、共感する。
海外在住者にとっても本当に大切なことだと思う。私は今タイで生活させてもらっている。タイ人の考え方や、視点を無視して生きることはできない。時々、タイ人を下に見るような日本人がいて、悲しくなってしまうのだが、常に共感する気持ちをもちながら、ここで暮らしていきたいと思う。。

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反対運動は暴動も起こしていて、被害者のジョージ・フロイトさんの弟さんが、スピーチをされているのをYoutubeで見た。
「私の怒りや悲しみは、だれよりも深い。でもこんなこと(暴力行為)は望んでいないし、兄も望んでいない。」
正確ではないかもしれないが、このようなことをおっしゃっていて、涙が出た。そう、だれよりも悲しんでいるのは、フロイトさんの家族や友人のはずだ。
私たち日本人は、小さいころから「差別はだめだ」と教えられてきた。でも、日本でも、世界中どこの国でも差別はなくならない。最近では、アメリカやヨーロッパで、「コロナ出ていけ」のような罵声を浴びせられたと、海外在住の日本人が発言している。
差別をなくすために何をすべきか、誰もはっきりした答えを出してくれない。でもいろいろなところにヒントはある。
私が若いころから好きなアメリカ人女優のグレン・クローズさんが、昨年母校の大学の卒業式でされたスピーチをYoutubeで見つけた。とても素晴らしいスピーチで、考えさせられることがたくさんあった。
「人間がこの地球で生きながらえることができたのは、共感する能力を進化させたからです。」そしてこうも続けている。「スクリーンではなくお互いの顔を見ることが大切です。なぜならお互いの目を見つめる距離が遠いほど、共感するのが困難だという研究結果もあります。」
最後に彼女は「自由で自立した社会で行きたいのなら、スクリーンを見るのを減らし、お互いの目を見る時間を増やすべきです。」と締めくくっている。
人間の進化が共感力のおかげだとすると、非常事態の今こそ、いろいろな視点で物事を考えるのは本当に必要だ。相手の立場にたって、相手の目で物事を見ることで理解し、共感する。
海外在住者にとっても本当に大切なことだと思う。私は今タイで生活させてもらっている。タイ人の考え方や、視点を無視して生きることはできない。時々、タイ人を下に見るような日本人がいて、悲しくなってしまうのだが、常に共感する気持ちをもちながら、ここで暮らしていきたいと思う。。

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