今日のYahooのニュースに、政府がいわゆる夜の街への集団接種を考えていると書いてあった。今頃ようやくそれを考えたのかとあきれてしまった。タイはスラムでクラスターが起こったとき、すぐに大量接種を始めた。もうかなりの接種がすすんでいるはずだと思う。
そしてもうひとつ気になったのが、5月中頃、タイ教育相が新学期が始まる前に、全国の公立私立学校の60万院の教師と職員に、新学期が始まるまでに接種を行う予定だと発表したことだ。その時、6月1日に新学期開始予定だったが、確か6月14日に変更された。だからまだ2週間あるので、本当に教職員のワクチン接種も進むのじゃないだろうか。
タイでも子どもたちのワクチン接種は認められていないので、これからも無症状感染者が増える可能性がある。教員が感染してしまったら、学校教育が崩壊してしまう。タイも日本同様クラスサイズが大きいので、オンライン教育には限界がある。友人の子どもさんも、もうオンラインはうんざりだと言っている。
去年の3月にいきなり元安倍首相の独断で休校になって以来、子どもたちの学習の権利はかなり侵害されている。オンラインで授業ができると言っても、子どもたち全員が自分専用のPCやタブレットを持っているわけではない。ここでも貧困家庭の子どもたちは、取り残されてしまうのだ。
教師のためではなく、子どもたちの教育のために教職員のワクチン接種をしてほしい。子どもが普通に学校に行ってくれれば、親たちも自分の時間を取り戻せるのだ。そして何よりも規則正しい生活が、子どもたちの心身の成長には必要なのだ。

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