月曜の「ナイト・ドクター」は「普通とは何」を考えさせられた。 主人公にかけられる「普通に」という言葉の数々。 「普通のデートがしたかった」「普通に幸せになってほしい」「この仕事は普通じゃない」(ナイトドクターが働くのは夜間のみ)。
そして子供の体調変化を見逃してしまった母親が言う言葉。 「他の人はみんな普通に(子供の世話を)できているのに。 」それに対して主人公は「普通なんて時代や社会によって簡単に変わるのに、そんなものに振り回される必要ってあるんですか。 」と声をかける。
私もずいぶん言われてきた。 「普通じゃない」「変わってる」「普通はこうするんじゃないの」。 つまり世間から見ると「普通じゃない」ことをたくさんしてきたのだなと思う。 実際今も夫と離れてタイで生活中。 すでに5年目に突入しているので、「普通の夫婦」とは言えないだろうなあ。
私の私が結婚したころは、専業主婦のほうが多かった。 実際私の友人も結婚後仕事を続けた人は少数派だった。 でも2000年になるころには逆転していて、今は3人中2人の既婚女性が働いている。 だから今だと私は「普通」に働く主婦なのだ。
でも私は「普通」を望んでいたわけではない。だからその言葉に縛られすぎることもなかったと思う。「変わっている」と言われるのも、誉め言葉と思うことにしていた。それは私の周りに世の中の常識と言われるものを押し付ける人が少なかったおかげでもある。
「普通」は時代とともに変わっていく。だからこそ、「普通」という主観を他人に押し付けてはいけないと思う。もちろん法を犯すような「普通じゃない」行為は許されないが、人を傷つけずに、迷惑をかけないようにして「普通じゃない」ことをするのは、人生の中のチャレンジだと思う。
ターディンデーン市場近くの有名なムーサテ

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