コロナワクチンQ&A(7月30日版)というリンクもあり、その情報はプラスになるものもあったが、ストレスを増幅させるものでもあった。(サミティベート病院HPからリンクあり)そこには、アストラゼネカ接種登録のリンクもあったのだが、驚いたのは7月15日から日本人の高齢者、持病などを持つ方がすでに800人接種され、現在2500人が待機中だとの事。きっとモデルナを申し込めなかった60歳以上は一気に申し込んだんじゃないだろうか。
申し込めるのは、今まで一度もワクチンを打っていない人。大使館のウェビナーでも言われた通り、タイは2回の接種を同じところで行わなければならないという縛りがあるからだ。そしてタイでアストラゼネカを一回、日本でファイザーを一回のような場合、どちらの国もワクチンパスポートの発行はできないそうだ。
一番悩む原因となったのは、モデルナ接種が11月以降になる予定と書かれていたことだ。モデルナは4週間空ける必要があるので、これ以上予定が遅れれば、年内の2回接種もできないかもしれない。私はBNH病院で予約しているが、私立病院のスケジュールは同じだろう。年内に終わらないとしたら、1月初めまでに一時帰国するという計画がダメになる。
昨夜、同様に悩んでいる友人から電話があり、1時間ほど話した。彼女は運よくサミティベートのモデルナ予約は取れたのだが、日本語教師という仕事柄、11月からの後期を未接種で始めることに不安を感じている。大学は接種については強制はしていないが、対面授業が始められるときに、自分だけが未接種だと申し訳ないとも思うと言っていた。
友人と話した後、かなりアストラゼネカ2回に傾きつつあった気持ちのまま、夫と弟に相談のラインをした。今朝返事が入っていて、夫は「ワクチン供給が海外頼みの現状で、何でもいいから早く接種させようというのもなあ。慎重に考えたほうがいいよ」という返事。そして父の一周忌についてもたずねた弟も、「アストラゼネカはまだ不安が残る。一周忌も無理せず、自分の健康、安全を優先すればいい」と言ってくれた。
実家側で私のがん手術について知っているのは弟夫婦のみだ。だから気遣って帰ってこいとは一言も言わない。夫も2年近くも会えていないが、帰れとは言わない。長女は私が来年春以降に帰るというと、「帰ってきて何をするの?」と言った。一番気になるのは母だが、先日の電話で「来年帰ってくるんやったら、一周忌は無理しなくてもいいよ」と言ってくれた。
この年になって、家族と離れて好きなことをしている私だが、本当に周りに理解してもらえてありがたいと思う。昨日のワクチンのもやもやは、今朝もらったラインの返事で、ずいぶんすっきりした。やはり、じたばたせずにモデルナを待とう。
今できることは、日々の暮らしを大切に健康に気をつけることだ。近くの市場やお店も閉まっているところが増えたため、最近はほぼ自炊のみ。だから以外に日本料理を中心に食べている。今まで魚を買うことがなかったが、友人からマクロで冷凍のサバがあると聞き買ってみた。久しぶりの塩焼きは、涙がでるほど美味しかった。日本のナス(タイのナスは緑色の長ナス)も見つけたので、ゆずならぬマナーオ(タイのレモンと言われる)味噌をつくり、田楽で食べた。ニンジン入りのおからも手製なので安心。もう一品はジャーマンポテトだが、日本だと秋の膳というところかなあ。
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