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がんになっても地球旅行

病気には無縁と思ってた元バックパッカー、タイの大学で日本語教師をしていた2019年4月バンコクで肺腺癌(1A)手術。2022年6月に日本に帰国後もタイをメインに地球旅行に出かけています。

2021年08月

コロナ禍でのオンライン学習

 本題に入る前にワクチンの副反応について少し。2日前の午後にファイザーを接種し、3時間後くらいから腕が重くなった。寝る前は首の凝りがひどい時に起こる頭が重い感じがあり、昨日の朝も同じ状態だった。でも昼頃には首と頭は気にならなくなり、夕方には腕が少し痛いだけだった。そして3日目はもう接種した場所を押さえると少し痛い程度。まあ副反応が少ないのは、若くないためだろうか。

 今日は今のコースの最終日だったので、チュラロンコン大学のIntensive Thaiコースについて書いてみようと思う。私が、このコースのことを知ったのはもう4年前で、ちょうどタイに来て1年が経ったころだった。同僚が学期休みの間にこのコースを受講すると聞いて、私もやってみようと思ったのだ。

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 1~3が初級クラス、4~6が中級クラス、7~9が上級クラスとなる。ただし上級クラスはレベルは同じでトピックが違うので、毎回一つのクラスしか開かれない。6週間100時間の授業で27000バーツと、学費は他のタイ語学校に比べると高い。かなり厳しいが力はつくという評判だったので、ぜひ受けてみようと思った。

 日本への一時帰国の時にクラス分けテストがあったため、私はメールで問題を受け取り、会話の代わりに自分の音声を録音して送った。するとレベル4からという返事が来た。でも実際私の実力はレベル4には厳しく、入ったクラスの中で、一番劣等生じゃないかと思っていた。

 その時のメンバーは韓国人が3人、香港人が1人、そして日本人が5人だった。でもこのメンバーが本当にいい人ばかりで、今もタイに残っているのは2人だが、コースが終わって2年間ほどは、年に数回会って食事をしていた。あのメンバーだったから、厳しい6週間を乗り切れたのだと思う。

 それから3年半、仕事を辞めて、ようやくタイ語の勉強を再開できることになった。それが今年の1月からで、ちょうど大学もオンライン授業のみになり、バンコクの規制も少し厳しくなったころだった。

 このコースは奇数月の始めから6週間の授業があり、2週間休みが入ってまた次のコースが始まる。私は1月から、レベル5、6、8、9と続け、ちょうど今日9を終えたところだ。残りは10月から始まるレベル7のみとなった。

 このコースを終える頃には、タイ語がペラペラに話せるようになると甘い期待をしていた。しかし、語学というのは難しい。タイに住んでいても、コロナ禍で人と会わない生活をしているので、タイ語を使う機会も少ない。テレビやYouTubeでタイ語を聞く機会はあるが、それも限界を感じている。年齢のせいか記憶力の低下で、どれだけ単語を覚えても、どんどん忘れていく。あーもう情けない。

 オンラインだと以前のようにクラスメートと話したり一緒に食事に行ったりすることがなく、人間関係も希薄なままだ。だから勉強を続けるのは、ひたすら自分との戦いのような気がする。実際、オンラインで受けるテストは、そのテスト中ビデオをオフにしていると、Google翻訳使いまくりというのもOKだ。プレゼンも原稿を覚える必要もない。ただ他の生徒もGoogle翻訳を使っているだろうと思うのは、プレゼンにやたら難しい言葉がたくさん出てくることだ。時には、自分が書いたものを読めない生徒もいる。

 またオンラインだからこそのメリットは、先生がパワーポイントや授業中のノートを、後でGoogle Classroomにアップしてくださることが多いことだ。対面授業だとノートを取るのに気を取られて、耳がついていかないことも多かったが、後でノートが来ると思うと、授業中は聞くことに集中できる。

 私にとっての利点は、オンラインで学費が安くなったこと(28000バーツ→ 23000バーツ)、通学時間がかからないことだろうか。宿題が重なると、朝から晩までやっても時間が足りなくなることもあり、ずっと家でやれるのはありがたかった。

 そして一番のメリットは、コロナの自粛生活でやるべきことがあることだ。授業は午後1時から4時なので、午前中2、3時間は予習をしている。宿題が出た日は、授業のあともすぐ宿題に取り掛かることもある。本当に気を抜けるのは、夕食のあとくらいだ。だからもしこのコースを受けていなかったら、私は何をしていたのだろうかと思う。

 還暦を過ぎてからの勉強は、若い時のようにはいかない。記憶力も集中力も落ちている。でも勉強することが楽しいと思えるのは、逆に年を取ったからじゃないだろうか。あと一つ残ったコースも、精一杯頑張ろうと思う。

 コース終了の自分へのご褒美で、久しぶりにインド料理のデリバリーを頼んだ。ライタ(ヨーグルトサラダ)に青唐辛子がたくさん入っているのに気づかず、食べて口の中が爆発しそうになった。最近自炊ばかりで、あまり辛い物を食べていなかったために、ちょっとお腹もびっくりしている。ビリヤニセットに、カレースープ、ライタ、デザートもついていて、単品で揚げ物を一つずつ。ビリヤニは半分残っているが、もう食べすぎでお腹いっぱい。
運ばれてきた状態
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盛り付け後、ビリヤニは半分だけ
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(世界肺癌学会議 IASLCの指針を参考に作成)

1) どのようにがんの診療をすべきか?

  • 通常の時と同様に、病理診断、病期診断、および点滴治療が必要な患者さんは入院あるいは外来で診療を行う。現在治療している患者さんは、そのまま継続を試みるが、長期経過観察中やがんサバイバーの方の診察は延期を考慮される。
  • 抗がん薬の点滴による治療は継続する。点滴の投与スケジュールを変更(毎週投与から3週毎への投与、3週毎の投与から4~5週毎への投与)し、外来受診の回数を減らすことも考慮する。病勢が安定していれば、1サイクル分の休薬期間を設けることも考慮する。画像評価を少し延期することも可能である。血液検査は、近医にて施行することを考慮する。

2) 肺がん疑いの患者への検査は?

  • 前もって電話で、あるいは診察室に入る前にCOVID-19に関する症状スクリーニングを行う。
  • CTガイド下針生検が困難になる重大な合併症がなければ、CTガイド下針生検で病理診断を行う(日本ではまず気管支鏡を行うことが多いが、COVID-19流行地域では気管支鏡の施行自体が医療者の曝露リスクが高い)。
  • 気管支鏡やEBUSは、マスクと透明なプラスチック・シールドなどの個人防護具(PPE)を用いて行う。症例により異なるが、緊急性のない検査なら2~4週の延期は可能である(特に病院内にCOVID-19患者が急増しているとき)。

3) 肺がんの疑われる、高齢者や基礎疾患のある患者への生検は?

  • 肺がんが疑われた場合には、COVID-19流行前と同様に、病理診断や病期診断の検査を行う。
  • 経胸壁(CTガイド下あるいはエコー下)針生検による確定診断が望ましい。
  • 症例により異なるが、気管支鏡検査は2~4週の延期を考慮できる。

4) 新しく診断されたがん患者に対する手術は?

  • 術前治療がすでに終了している場合、あるいは新しく診断されたsolid-typeの結節影の場合は、遅延無く手術が行われるべきである。
  • 肺がん部位のsolid componentの程度、PETでのSUV値、solid部分の大きさ、あるいは肺野条件でのすりガラス部分の縦隔条件での消失割合など総合的な判断に基づき手術延期が可能か否かを決定するが、極めて難しい判断となる。
  • 低リスクの早期がん病変、CT画像で微少浸潤腺がん、50%未満のsolid component、3 cm以下の原発巣など比較的早期のがんでは、4週間の手術延期は可能と考える。腫瘍量が大きい場合(例えば4 cm以上、N1陽性、明らかなN2陽性)には、腫瘍内科医は術前の化学療法や化学放射線療法を推奨する。

5) 高齢や基礎疾患を有する患者に対する手術は?

  • 体幹部定位放射線治療(SBRT)などの有効な局所療法が可能な施設が近くにあればそこでの治療が適切であると思われるが、遠距離を移動することは避けたほうが良い。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者であっても、外科手術の対象となるか否かはCOVID-19流行前と同じ基準で判断するのが望ましい。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者の手術適応の判断が難しい場合は、SBRTの可能施設か腫瘍内科へ紹介する。

6)術後化学療法は?

  • 術後再発リスクの高い患者(T3/4 or N2)で、65歳未満で全身状態が良ければ、化学療法が行われるべきである。
  • 再発リスクが中等度の患者(T2b-T3N0 or N1)では、個々の症例のリスクとベネフィット (年齢、基礎疾患の有無、全身状態、副作用など)を考慮するが、治療することが望ましい。
  • 再発リスクが低い患者(T1A-T2bN0)では、個々の症例における化学療法のリスクとベネフィットを考え、治療のメリットが低ければ治療の延期を考慮する。
  • 術後6~12週後の化学療法開始も許容される。
  • 高齢者(年齢≥70歳)や基礎疾患のある患者では、中止も考慮する。
  • 発熱性好中球減少症のリスクが10-15%<のレジメンでは、G-CSF投与を考慮する。
  • 術前・術後療法の適応は、COVID-19流行前と同じ基準で行う。
  • 切除可能なcStage III症例では、術前化学療法を行うべきである。

7)化学放射線療法は続ける?どうして?

  • 限局型小細胞癌、切除不能非小細胞肺癌 (stage III)では同時化学放射線療法を行うべきである。
  • 化学放射線療法は、通常がんの根治を目指して行っているので、既に治療が開始されている場合には完遂するべきである。
  • 切除不能非小細胞肺癌 (stage II)の治療オプションとして、化学放射線療法を考慮することができる。
  • 上大静脈症候群、喀血、脊髄圧迫、骨転移による疼痛、他の生命を脅かすようなOncology emergencyに対して放射線照射を行うべきである。

8)新規化学療法の導入は?

新しく診断された患者には、通常化学療法が行われるべきである。患者がCOVID-19に罹患している場合は、肺炎の状態を考慮して治療を少し遅らせるべきかどうかを慎重に判断する。

9)化学療法は続けるべき?

  • 一般に、切除不能肺癌に対する化学療法は続けるべきである。
  • 治療プロトコールを2週間に1回から3週間に1回のものに変更する、可能であれば点滴治療から内服薬に変更する、など受診回数を減らすことが考慮される。
  • 適切な用量調整にもかかわらず発熱性好中球減少症のリスクが10%<の場合には、G-CSFの一次的予防投与を考慮する。
  • 採血検査を近医で行うことも考慮する。
  • 化学放射線療法後の限局型小細胞肺癌に対する予防的全脳照射(PCI)は行うべきである。

10) 維持療法は続けるべき?

  • 続けることが望ましい。
  • 3から4週の休薬期間または治療と治療の間隔を延長することは考慮しても良い。

11) 新規治療は導入すべき?

新しく診断された転移のあるがん患者に対して治療の種類に関わらず標準的治療を提供し、疾患を制御し、生活の質を維持し、より良いPSを維持または達成すべきである。

12) 分子標的治療薬・免疫チェックポイント阻害薬の治療は?

  • 分子標的治療は行うべきである。経過観察の期間は個人の状況により6週から12週程度まで延長しても良い。
  • 抗PD- (L) 1抗体薬の投与では、例えば2-3週サイクルから4-6週サイクルの治療に変更または遅らせることを考慮する。
  • 局所進行非小細胞肺癌の放射線化学療法後の地固め療法としてDurvalumabの適応がある場合は、行うべきである。
  • 抗PD-(L)1抗体薬を12あるいは18ヶ月以上投与している症例では、次サイクルを遅らせる、サ イクル数を減らす、あるいは全体に治療間隔を長くすることを考慮しても良い。

※Content 4 was written referring to the guideline of The International Association for the Study of Lung Cancer (IASLC) with permission of IALC.
以上の内容は世界肺癌学会議の了承を得て、IALCの指針を参考に記載しました。

※各がん腫に対する治療方針の詳細はESMOの診療指針を参照 (ESMOの了解取得済み):
https://www.esmo.org/guidelines/cancer-patient-management-during-the-covid-19-pandemi



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MedPark病院でファイザー打ちました

 この2ヶ月でワクチン関連のことを10回も書いていた。いろんな情報に一喜一憂し、自分がどうすればいいのかも、ずっと考えてきた。でもようやく今日少し気が楽になった。というのは、タイトル通りファイザーワクチン1回目の接種を終えたからだ。

 実は今朝までこの予定はなかった。私がMedParkの予約を取ったあと、ツイッターの情報でBNH病院でもファイザー接種ができることがわかった。それですぐにメールで問い合わせたところ、明日の10時に予約を取りましたという返事。でもここに行き違いがあったのだ。

 今朝になってBNHから来たSMSには、「明日10時アストラゼネカの予約」と書かれていた。慌ててメールやLineを使って問い合わせたが、すぐに返事は来ない。その時に、もう今日MedParkへ行こうと決めた。MedParkは予約があればWalk inも可能だと、ネット上の情報で見つけたからだ。

 MedParkまでは家から30分ほど。2時少し前に着いたが、受付には数人しかいなかった。初日は4,5時間待ちをした人もいると聞いたが、それ以降はあまりひどい混みかたにはならなかったようだ。
この受付でパスポート提出、でも確認メールは見もしなかった
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 番号とビニールの腕カバーをもらって中へ。案内の人に「ファイザーですか?」と聞くと「アストラゼネカです」と言われ、あわてて「私は61歳なんですけど」というと、もう1度受付に戻して、新たな札をくれた。どうして?パスポート見たよね?若いって思ってくれたから?

 中もガラガラで、血圧を測るのも一人待っただけ。でも待っている間になんかドキドキしてきて、血圧を測ってもらったらなんと上が146。これって人生最高です。私は低血圧で、日本にいるときは上が100を切ることもしばしば。献血でいつも大丈夫ですかと聞かれていた。でもタイに来てからは、年齢のせいもあるのか大体120くらいになった。それでも今日のは異常。心拍数も110、体温も37度。まあ家から地下鉄の駅まで15分歩いたのも影響しているかもしれない。

 でも何も言われず次の受付へ。メールの案内には、前もってネット上での問診票を記入しておくようにとあり、送信記録を見せると、「それはいいです」と紙の問診表を書くように言われサインした。そして左奥のファイザーのブースで待つように言われた。

そこも私の前に欧米人の男性のみ。ブースはアストラゼネカが2カ所、ファイザーが1カ所、あとは遠くて見えなかったがシノバックだろうか。

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 ここの待ち時間も数分、そしてこのブースに入って、あっという間に接種が終わった。チクっとしたが、全然痛くなかった。病院について多分15分以内だったと思う。その後、このブースの奥の待合場所で書類を提出した後、30分待機。30分後名前が呼ばれ、次の予約票の名前を確認し、もう一度血圧を測って終了。今度は上が130だった。

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 病院のすぐ近くに、以前から気になっていたパッタイのお店があったので、そこでエビパッタイとサンカヤ(タイのカスタードクリーム)が乗ったもち米のお菓子を買った。帰りも地下鉄の駅から15分歩いたが、今のところ体調に何の変化もない。とりあえずアクエリアスの粉末を持っていたので、それで500ml作って一気飲み。

 今回の接種については、ずっと気が重かった。それは政府の無料のワクチンを、しかもみんなが打ちたがっているファイザーを私が打っていいのだろうか。今回のワクチンはアメリカからの寄贈なので、政府も外国人高齢者枠を作ってくれたのだと思うが、つい最近もシノバックを2回打った医師の方が亡くなったニュースを見ると、申し訳なく感じてしまったのだ。

 でもいつも愛読させてもらっている「Bな日常」のかりびーさんが、私が書いたコメントにこんな返事を下さった。許可を得ていないが、かりびーさんのブログには公開されているので、転載をご容赦ねがいたいと思う。

 「人命救助については、飛行機の中の緊急時のインストラクションを基準に考えたほうがいいと思っています。つまり、酸素吸入や『まずご自分がつけて、その後でお子さんなど手伝いが必要な人につけてあげましょう』という流れ。」

 これを読んで、ずいぶん気が楽になったのだ。私ができることは、まず自分が予防をして、タイの医療に迷惑をかけないことなんだと。その上で誰かの訳にたてることがあれば、すればいいのだなということ。

 コロナの状況が改善すれば、またクロントイスラムのボランティアも行けるかもしれない。今タイ語の勉強を頑張っているのも、来年日本に帰ったら、なにかタイ語のボランティアができたらいいと思っているからで、それも自分が健康じゃないとできない。ワクチンを打つというのは、そんな可能性を広げることに繋がるのだなと思う。

夕食は買ってきたエビ入りパッタイ
昨日の残り物の空心菜炒め
デザートのもち米のお菓子
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(世界肺癌学会議 IASLCの指針を参考に作成)

1) どのようにがんの診療をすべきか?

  • 通常の時と同様に、病理診断、病期診断、および点滴治療が必要な患者さんは入院あるいは外来で診療を行う。現在治療している患者さんは、そのまま継続を試みるが、長期経過観察中やがんサバイバーの方の診察は延期を考慮される。
  • 抗がん薬の点滴による治療は継続する。点滴の投与スケジュールを変更(毎週投与から3週毎への投与、3週毎の投与から4~5週毎への投与)し、外来受診の回数を減らすことも考慮する。病勢が安定していれば、1サイクル分の休薬期間を設けることも考慮する。画像評価を少し延期することも可能である。血液検査は、近医にて施行することを考慮する。

2) 肺がん疑いの患者への検査は?

  • 前もって電話で、あるいは診察室に入る前にCOVID-19に関する症状スクリーニングを行う。
  • CTガイド下針生検が困難になる重大な合併症がなければ、CTガイド下針生検で病理診断を行う(日本ではまず気管支鏡を行うことが多いが、COVID-19流行地域では気管支鏡の施行自体が医療者の曝露リスクが高い)。
  • 気管支鏡やEBUSは、マスクと透明なプラスチック・シールドなどの個人防護具(PPE)を用いて行う。症例により異なるが、緊急性のない検査なら2~4週の延期は可能である(特に病院内にCOVID-19患者が急増しているとき)。

3) 肺がんの疑われる、高齢者や基礎疾患のある患者への生検は?

  • 肺がんが疑われた場合には、COVID-19流行前と同様に、病理診断や病期診断の検査を行う。
  • 経胸壁(CTガイド下あるいはエコー下)針生検による確定診断が望ましい。
  • 症例により異なるが、気管支鏡検査は2~4週の延期を考慮できる。

4) 新しく診断されたがん患者に対する手術は?

  • 術前治療がすでに終了している場合、あるいは新しく診断されたsolid-typeの結節影の場合は、遅延無く手術が行われるべきである。
  • 肺がん部位のsolid componentの程度、PETでのSUV値、solid部分の大きさ、あるいは肺野条件でのすりガラス部分の縦隔条件での消失割合など総合的な判断に基づき手術延期が可能か否かを決定するが、極めて難しい判断となる。
  • 低リスクの早期がん病変、CT画像で微少浸潤腺がん、50%未満のsolid component、3 cm以下の原発巣など比較的早期のがんでは、4週間の手術延期は可能と考える。腫瘍量が大きい場合(例えば4 cm以上、N1陽性、明らかなN2陽性)には、腫瘍内科医は術前の化学療法や化学放射線療法を推奨する。

5) 高齢や基礎疾患を有する患者に対する手術は?

  • 体幹部定位放射線治療(SBRT)などの有効な局所療法が可能な施設が近くにあればそこでの治療が適切であると思われるが、遠距離を移動することは避けたほうが良い。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者であっても、外科手術の対象となるか否かはCOVID-19流行前と同じ基準で判断するのが望ましい。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者の手術適応の判断が難しい場合は、SBRTの可能施設か腫瘍内科へ紹介する。

6)術後化学療法は?

  • 術後再発リスクの高い患者(T3/4 or N2)で、65歳未満で全身状態が良ければ、化学療法が行われるべきである。
  • 再発リスクが中等度の患者(T2b-T3N0 or N1)では、個々の症例のリスクとベネフィット (年齢、基礎疾患の有無、全身状態、副作用など)を考慮するが、治療することが望ましい。
  • 再発リスクが低い患者(T1A-T2bN0)では、個々の症例における化学療法のリスクとベネフィットを考え、治療のメリットが低ければ治療の延期を考慮する。
  • 術後6~12週後の化学療法開始も許容される。
  • 高齢者(年齢≥70歳)や基礎疾患のある患者では、中止も考慮する。
  • 発熱性好中球減少症のリスクが10-15%<のレジメンでは、G-CSF投与を考慮する。
  • 術前・術後療法の適応は、COVID-19流行前と同じ基準で行う。
  • 切除可能なcStage III症例では、術前化学療法を行うべきである。

7)化学放射線療法は続ける?どうして?

  • 限局型小細胞癌、切除不能非小細胞肺癌 (stage III)では同時化学放射線療法を行うべきである。
  • 化学放射線療法は、通常がんの根治を目指して行っているので、既に治療が開始されている場合には完遂するべきである。
  • 切除不能非小細胞肺癌 (stage II)の治療オプションとして、化学放射線療法を考慮することができる。
  • 上大静脈症候群、喀血、脊髄圧迫、骨転移による疼痛、他の生命を脅かすようなOncology emergencyに対して放射線照射を行うべきである。

8)新規化学療法の導入は?

新しく診断された患者には、通常化学療法が行われるべきである。患者がCOVID-19に罹患している場合は、肺炎の状態を考慮して治療を少し遅らせるべきかどうかを慎重に判断する。

9)化学療法は続けるべき?

  • 一般に、切除不能肺癌に対する化学療法は続けるべきである。
  • 治療プロトコールを2週間に1回から3週間に1回のものに変更する、可能であれば点滴治療から内服薬に変更する、など受診回数を減らすことが考慮される。
  • 適切な用量調整にもかかわらず発熱性好中球減少症のリスクが10%<の場合には、G-CSFの一次的予防投与を考慮する。
  • 採血検査を近医で行うことも考慮する。
  • 化学放射線療法後の限局型小細胞肺癌に対する予防的全脳照射(PCI)は行うべきである。

10) 維持療法は続けるべき?

  • 続けることが望ましい。
  • 3から4週の休薬期間または治療と治療の間隔を延長することは考慮しても良い。

11) 新規治療は導入すべき?

新しく診断された転移のあるがん患者に対して治療の種類に関わらず標準的治療を提供し、疾患を制御し、生活の質を維持し、より良いPSを維持または達成すべきである。

12) 分子標的治療薬・免疫チェックポイント阻害薬の治療は?

  • 分子標的治療は行うべきである。経過観察の期間は個人の状況により6週から12週程度まで延長しても良い。
  • 抗PD- (L) 1抗体薬の投与では、例えば2-3週サイクルから4-6週サイクルの治療に変更または遅らせることを考慮する。
  • 局所進行非小細胞肺癌の放射線化学療法後の地固め療法としてDurvalumabの適応がある場合は、行うべきである。
  • 抗PD-(L)1抗体薬を12あるいは18ヶ月以上投与している症例では、次サイクルを遅らせる、サ イクル数を減らす、あるいは全体に治療間隔を長くすることを考慮しても良い。

※Content 4 was written referring to the guideline of The International Association for the Study of Lung Cancer (IASLC) with permission of IALC.
以上の内容は世界肺癌学会議の了承を得て、IALCの指針を参考に記載しました。

※各がん腫に対する治療方針の詳細はESMOの診療指針を参照 (ESMOの了解取得済み):
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望んだわけじゃないのに、ボンビー生活

 実は私はお金に細かいというか(いやケチなのか)、人生のほとんど家計簿(子ども時代は小遣い帳)をつけている。もう20年くらいはパソコン入力だが、自分で作ったエクセルファイルを使ったこともあった。今は簡単なアプリを使ってiPadとiPhoneのどちらからもアクセスできるようにしている。

 以前にも書いたが、タイの日本語教師は在タイ日本人としては最低賃金レベルだ。それは国立大学には外国人用の給与形態がなく、タイ人の先生方と同じだからだ(基本給2万バーツちょっと)。しかもタイ人教師は地位が上がると昇給もあるのだが、外国人にはない。ただ私の勤めていた大学は、一応外国人手当と住居手当もついていたので、毎月手取りで3万バーツほどだった。

 駐在の人や現地採用でもちゃんと日本人枠5万バーツ以上もらっている人にとったら、たった3万バーツでどうやって暮らしているのと思われるかもしれない。でも私はお酒を全く飲めないし、料理も好きで以前から自炊率も高かったので、その金額でも十分やっていけた。

 その頃の生活は、朝食にパンと野菜マリネ、果物、紅茶、昼は大学の食堂で食べるので1食35-40バーツのタイ料理、夜は1品は市場で買ってきたもので、あと2品ほどは自分で作っていた。そして友人と月1,2回はイタリアンや中華を食べに行き、毎週タイマッサージを2時間、月1度はフェイシャルエステも受けていた。それを大体3万バーツで賄っていたと思う。

 それ以外の出費(旅行、一時帰国など)は日本のクレジットカードを使っていたので、実際はタイ生活は赤字だったかもしれない。でも年1度のボーナス1月分と規定時間数以外に授業を持っている学期はエクストラももらったので、たぶん一時帰国費用だけが赤字になったくらいか。

 よくネット上で「タイ生活10万円で生活できるか?」という質問を見るが、私ならできると思う。でもそれはかなり倹約生活だ。仕事をしていた時は、平日にどこかへ行くゆとりはなかったし、旅行も長期の休みしか行く暇はなかった。土日もせいぜいマッサージや映画に行く程度で、一人で食事となると、やはりそのあたりのタイ料理屋になってしまう。そしておしゃれをして出かける機会も少ないので、服も近くの市場で買った200バーツ以下のシャツやブラウスを着ていた。

 そして無職となった現在の生活はどうかというと・・・。コロナがなければ、気楽にタイ国内や近隣諸国に行って、日本の貯金を食いつぶす生活だっただろう。でも退職と同時にタイは規制が厳しくなり、ますます行動制限されてしまった。それでタイ語の勉強に励んでいるわけだが、そのために、昼でさえ外食したり、買いに行く暇さえない。

 今月ももう半ばだが、なんと自分のコンドミニアムから外に出たのはたった3回で、使ったお金は1068バーツ(3600円ほど)。先月規制が強くなった時に、冷凍食品と保存食品を多い目に買ったので、今月は野菜やパン牛乳など日持ちのしないものを週に1,2回買いに出ただけだ。デリバリーを取れば食費がかかっても豊かな食生活になるだろうが、実はデリバリーでもちょっと怖い。近くでもコロナで亡くなった人がいるらしいし、今は他の人が触ったものを食べるのも躊躇しているのだ。これは過剰反応かもしれないが、かかったら重症化するかもしれないと思うと、ワクチンを打つまでかなり注意しようと思っている。

 まあこんなボンビー生活を送っているが、それほど不満があるわけではない。もともと自分が作るものはおいしいと思う厚かましい性格なので、毎日の食事に不満はない。ただ最近はソムタムを買うのが怖くて、それがちょっと悲しい。そして月一度のヒルトンでのステイケーションだけが私の贅沢で、それを楽しみに日々を過ごしている。

今日のお昼はトマト、セロリ、チキンのスパゲティバジリコ
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(世界肺癌学会議 IASLCの指針を参考に作成)

1) どのようにがんの診療をすべきか?

  • 通常の時と同様に、病理診断、病期診断、および点滴治療が必要な患者さんは入院あるいは外来で診療を行う。現在治療している患者さんは、そのまま継続を試みるが、長期経過観察中やがんサバイバーの方の診察は延期を考慮される。
  • 抗がん薬の点滴による治療は継続する。点滴の投与スケジュールを変更(毎週投与から3週毎への投与、3週毎の投与から4~5週毎への投与)し、外来受診の回数を減らすことも考慮する。病勢が安定していれば、1サイクル分の休薬期間を設けることも考慮する。画像評価を少し延期することも可能である。血液検査は、近医にて施行することを考慮する。

2) 肺がん疑いの患者への検査は?

  • 前もって電話で、あるいは診察室に入る前にCOVID-19に関する症状スクリーニングを行う。
  • CTガイド下針生検が困難になる重大な合併症がなければ、CTガイド下針生検で病理診断を行う(日本ではまず気管支鏡を行うことが多いが、COVID-19流行地域では気管支鏡の施行自体が医療者の曝露リスクが高い)。
  • 気管支鏡やEBUSは、マスクと透明なプラスチック・シールドなどの個人防護具(PPE)を用いて行う。症例により異なるが、緊急性のない検査なら2~4週の延期は可能である(特に病院内にCOVID-19患者が急増しているとき)。

3) 肺がんの疑われる、高齢者や基礎疾患のある患者への生検は?

  • 肺がんが疑われた場合には、COVID-19流行前と同様に、病理診断や病期診断の検査を行う。
  • 経胸壁(CTガイド下あるいはエコー下)針生検による確定診断が望ましい。
  • 症例により異なるが、気管支鏡検査は2~4週の延期を考慮できる。

4) 新しく診断されたがん患者に対する手術は?

  • 術前治療がすでに終了している場合、あるいは新しく診断されたsolid-typeの結節影の場合は、遅延無く手術が行われるべきである。
  • 肺がん部位のsolid componentの程度、PETでのSUV値、solid部分の大きさ、あるいは肺野条件でのすりガラス部分の縦隔条件での消失割合など総合的な判断に基づき手術延期が可能か否かを決定するが、極めて難しい判断となる。
  • 低リスクの早期がん病変、CT画像で微少浸潤腺がん、50%未満のsolid component、3 cm以下の原発巣など比較的早期のがんでは、4週間の手術延期は可能と考える。腫瘍量が大きい場合(例えば4 cm以上、N1陽性、明らかなN2陽性)には、腫瘍内科医は術前の化学療法や化学放射線療法を推奨する。

5) 高齢や基礎疾患を有する患者に対する手術は?

  • 体幹部定位放射線治療(SBRT)などの有効な局所療法が可能な施設が近くにあればそこでの治療が適切であると思われるが、遠距離を移動することは避けたほうが良い。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者であっても、外科手術の対象となるか否かはCOVID-19流行前と同じ基準で判断するのが望ましい。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者の手術適応の判断が難しい場合は、SBRTの可能施設か腫瘍内科へ紹介する。

6)術後化学療法は?

  • 術後再発リスクの高い患者(T3/4 or N2)で、65歳未満で全身状態が良ければ、化学療法が行われるべきである。
  • 再発リスクが中等度の患者(T2b-T3N0 or N1)では、個々の症例のリスクとベネフィット (年齢、基礎疾患の有無、全身状態、副作用など)を考慮するが、治療することが望ましい。
  • 再発リスクが低い患者(T1A-T2bN0)では、個々の症例における化学療法のリスクとベネフィットを考え、治療のメリットが低ければ治療の延期を考慮する。
  • 術後6~12週後の化学療法開始も許容される。
  • 高齢者(年齢≥70歳)や基礎疾患のある患者では、中止も考慮する。
  • 発熱性好中球減少症のリスクが10-15%<のレジメンでは、G-CSF投与を考慮する。
  • 術前・術後療法の適応は、COVID-19流行前と同じ基準で行う。
  • 切除可能なcStage III症例では、術前化学療法を行うべきである。

7)化学放射線療法は続ける?どうして?

  • 限局型小細胞癌、切除不能非小細胞肺癌 (stage III)では同時化学放射線療法を行うべきである。
  • 化学放射線療法は、通常がんの根治を目指して行っているので、既に治療が開始されている場合には完遂するべきである。
  • 切除不能非小細胞肺癌 (stage II)の治療オプションとして、化学放射線療法を考慮することができる。
  • 上大静脈症候群、喀血、脊髄圧迫、骨転移による疼痛、他の生命を脅かすようなOncology emergencyに対して放射線照射を行うべきである。

8)新規化学療法の導入は?

新しく診断された患者には、通常化学療法が行われるべきである。患者がCOVID-19に罹患している場合は、肺炎の状態を考慮して治療を少し遅らせるべきかどうかを慎重に判断する。

9)化学療法は続けるべき?

  • 一般に、切除不能肺癌に対する化学療法は続けるべきである。
  • 治療プロトコールを2週間に1回から3週間に1回のものに変更する、可能であれば点滴治療から内服薬に変更する、など受診回数を減らすことが考慮される。
  • 適切な用量調整にもかかわらず発熱性好中球減少症のリスクが10%<の場合には、G-CSFの一次的予防投与を考慮する。
  • 採血検査を近医で行うことも考慮する。
  • 化学放射線療法後の限局型小細胞肺癌に対する予防的全脳照射(PCI)は行うべきである。

10) 維持療法は続けるべき?

  • 続けることが望ましい。
  • 3から4週の休薬期間または治療と治療の間隔を延長することは考慮しても良い。

11) 新規治療は導入すべき?

新しく診断された転移のあるがん患者に対して治療の種類に関わらず標準的治療を提供し、疾患を制御し、生活の質を維持し、より良いPSを維持または達成すべきである。

12) 分子標的治療薬・免疫チェックポイント阻害薬の治療は?

  • 分子標的治療は行うべきである。経過観察の期間は個人の状況により6週から12週程度まで延長しても良い。
  • 抗PD- (L) 1抗体薬の投与では、例えば2-3週サイクルから4-6週サイクルの治療に変更または遅らせることを考慮する。
  • 局所進行非小細胞肺癌の放射線化学療法後の地固め療法としてDurvalumabの適応がある場合は、行うべきである。
  • 抗PD-(L)1抗体薬を12あるいは18ヶ月以上投与している症例では、次サイクルを遅らせる、サ イクル数を減らす、あるいは全体に治療間隔を長くすることを考慮しても良い。

※Content 4 was written referring to the guideline of The International Association for the Study of Lung Cancer (IASLC) with permission of IALC.
以上の内容は世界肺癌学会議の了承を得て、IALCの指針を参考に記載しました。

※各がん腫に対する治療方針の詳細はESMOの診療指針を参照 (ESMOの了解取得済み):
https://www.esmo.org/guidelines/cancer-patient-management-during-the-covid-19-pandemi



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母の日のプレゼント

 タイの感染者はやっぱり20000人以上で、あまり減る気配がない。気持ちも上向きになりにくいのだが、今日は私のちょっと嬉しかったことを書こうと思う。

 今日はタイの母の日。ラーマ10世の母上であるシリキット王太后のお誕生日だ。タイ人は、何かお祝いの日はラインでカードやビデオを送るのが普通らしく、朝、教え子がとてもかわいいビデオを送ってくれた。

 祝日とはいえ、コロナ自主隔離の生活はほとんど変化がない。オンライン授業は休みだが、洗濯をして干していると、長女からライン電話が入った。
「あれ、どうしたの?」
「お盆休みだから、一昨日から家に帰ってて、その帰りにおばあちゃんのところに寄ったの。」

 そうだ、日本はお盆休みなんだ。まだまだネットはオリンピック記事が続いていて、広島長崎のことも、終戦のこともほとんど記事に出てこない。きっと日本のバラエティ番組は、メダリストを呼んで視聴率を稼いでいるのだろうなあ。

 母には毎週電話をしているが、ラインが使えないためにいつも声だけ。でも久しぶりに顔を見ると、とても元気そうに見えた。実家は母にはもう広すぎる一軒家なのに、物があふれている。恐ろしいのは冷蔵庫で、確か500L以上の大型3ドア。なのに娘に言わせると、買ってきたケーキの箱が入る場所がなかったらしい。

 来年、本帰国をすれば、私にとっての第一タスクは実家の整理だ。亡くなった父の物は、きっとそれほど多くはない。でも母の物はその何倍もある。そして私と弟の物も、まだ残っている。

 3時間もビデオ電話をつないで、3人でダラダラしゃべっていた。その間に私は昼食を作って食べた。娘は母とケーキを食べて、帰っていった。でも月末に車で母を高級温泉宿に連れていってくれるそうだ(費用はおばあちゃん持ちだが)。

 長女には本当に感謝している。この4年半、私がすべきことを代わりにやりつづけてくれている。今回も家に帰って台所の掃除をして、夫に食事の作り置きを作ってくれたようだ。自分の家に帰っても、ずっと用事をしてくれるのはありがたいし申し訳ないと思う。娘たちが小さい頃、子連れで実家に帰ったときは、完全に私も子供化して、母には手のかかる子供が3人来ているのと同じだっただろう。

 ラインを切ってから気がついた。これは娘からの母の日のプレゼントだったなあと。そして母にとっても、元気な姿を見せれたことは、おまけではあるが私からの母へのプレゼントになったかもしれない。

2019年10月に帰国した時、大池寺での母と娘
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 もうひとついいニュースを見つけた。あの名古屋市長金メダルかじりつき事件のメダルは交換されることになったらしい。一応河村氏は自分で、その費用を払うと言っているそうだが。でも本当に反省しているのなら、真摯に謝罪する姿を見せるべきではないか。世間に言われたからパラリンピック行事も不参加になったそうだが。今さら河村氏の人間性が変わるとは思えないから、汚点のついたメダルを交換できるだけでもましかな。



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(世界肺癌学会議 IASLCの指針を参考に作成)

1) どのようにがんの診療をすべきか?

  • 通常の時と同様に、病理診断、病期診断、および点滴治療が必要な患者さんは入院あるいは外来で診療を行う。現在治療している患者さんは、そのまま継続を試みるが、長期経過観察中やがんサバイバーの方の診察は延期を考慮される。
  • 抗がん薬の点滴による治療は継続する。点滴の投与スケジュールを変更(毎週投与から3週毎への投与、3週毎の投与から4~5週毎への投与)し、外来受診の回数を減らすことも考慮する。病勢が安定していれば、1サイクル分の休薬期間を設けることも考慮する。画像評価を少し延期することも可能である。血液検査は、近医にて施行することを考慮する。

2) 肺がん疑いの患者への検査は?

  • 前もって電話で、あるいは診察室に入る前にCOVID-19に関する症状スクリーニングを行う。
  • CTガイド下針生検が困難になる重大な合併症がなければ、CTガイド下針生検で病理診断を行う(日本ではまず気管支鏡を行うことが多いが、COVID-19流行地域では気管支鏡の施行自体が医療者の曝露リスクが高い)。
  • 気管支鏡やEBUSは、マスクと透明なプラスチック・シールドなどの個人防護具(PPE)を用いて行う。症例により異なるが、緊急性のない検査なら2~4週の延期は可能である(特に病院内にCOVID-19患者が急増しているとき)。

3) 肺がんの疑われる、高齢者や基礎疾患のある患者への生検は?

  • 肺がんが疑われた場合には、COVID-19流行前と同様に、病理診断や病期診断の検査を行う。
  • 経胸壁(CTガイド下あるいはエコー下)針生検による確定診断が望ましい。
  • 症例により異なるが、気管支鏡検査は2~4週の延期を考慮できる。

4) 新しく診断されたがん患者に対する手術は?

  • 術前治療がすでに終了している場合、あるいは新しく診断されたsolid-typeの結節影の場合は、遅延無く手術が行われるべきである。
  • 肺がん部位のsolid componentの程度、PETでのSUV値、solid部分の大きさ、あるいは肺野条件でのすりガラス部分の縦隔条件での消失割合など総合的な判断に基づき手術延期が可能か否かを決定するが、極めて難しい判断となる。
  • 低リスクの早期がん病変、CT画像で微少浸潤腺がん、50%未満のsolid component、3 cm以下の原発巣など比較的早期のがんでは、4週間の手術延期は可能と考える。腫瘍量が大きい場合(例えば4 cm以上、N1陽性、明らかなN2陽性)には、腫瘍内科医は術前の化学療法や化学放射線療法を推奨する。

5) 高齢や基礎疾患を有する患者に対する手術は?

  • 体幹部定位放射線治療(SBRT)などの有効な局所療法が可能な施設が近くにあればそこでの治療が適切であると思われるが、遠距離を移動することは避けたほうが良い。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者であっても、外科手術の対象となるか否かはCOVID-19流行前と同じ基準で判断するのが望ましい。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者の手術適応の判断が難しい場合は、SBRTの可能施設か腫瘍内科へ紹介する。

6)術後化学療法は?

  • 術後再発リスクの高い患者(T3/4 or N2)で、65歳未満で全身状態が良ければ、化学療法が行われるべきである。
  • 再発リスクが中等度の患者(T2b-T3N0 or N1)では、個々の症例のリスクとベネフィット (年齢、基礎疾患の有無、全身状態、副作用など)を考慮するが、治療することが望ましい。
  • 再発リスクが低い患者(T1A-T2bN0)では、個々の症例における化学療法のリスクとベネフィットを考え、治療のメリットが低ければ治療の延期を考慮する。
  • 術後6~12週後の化学療法開始も許容される。
  • 高齢者(年齢≥70歳)や基礎疾患のある患者では、中止も考慮する。
  • 発熱性好中球減少症のリスクが10-15%<のレジメンでは、G-CSF投与を考慮する。
  • 術前・術後療法の適応は、COVID-19流行前と同じ基準で行う。
  • 切除可能なcStage III症例では、術前化学療法を行うべきである。

7)化学放射線療法は続ける?どうして?

  • 限局型小細胞癌、切除不能非小細胞肺癌 (stage III)では同時化学放射線療法を行うべきである。
  • 化学放射線療法は、通常がんの根治を目指して行っているので、既に治療が開始されている場合には完遂するべきである。
  • 切除不能非小細胞肺癌 (stage II)の治療オプションとして、化学放射線療法を考慮することができる。
  • 上大静脈症候群、喀血、脊髄圧迫、骨転移による疼痛、他の生命を脅かすようなOncology emergencyに対して放射線照射を行うべきである。

8)新規化学療法の導入は?

新しく診断された患者には、通常化学療法が行われるべきである。患者がCOVID-19に罹患している場合は、肺炎の状態を考慮して治療を少し遅らせるべきかどうかを慎重に判断する。

9)化学療法は続けるべき?

  • 一般に、切除不能肺癌に対する化学療法は続けるべきである。
  • 治療プロトコールを2週間に1回から3週間に1回のものに変更する、可能であれば点滴治療から内服薬に変更する、など受診回数を減らすことが考慮される。
  • 適切な用量調整にもかかわらず発熱性好中球減少症のリスクが10%<の場合には、G-CSFの一次的予防投与を考慮する。
  • 採血検査を近医で行うことも考慮する。
  • 化学放射線療法後の限局型小細胞肺癌に対する予防的全脳照射(PCI)は行うべきである。

10) 維持療法は続けるべき?

  • 続けることが望ましい。
  • 3から4週の休薬期間または治療と治療の間隔を延長することは考慮しても良い。

11) 新規治療は導入すべき?

新しく診断された転移のあるがん患者に対して治療の種類に関わらず標準的治療を提供し、疾患を制御し、生活の質を維持し、より良いPSを維持または達成すべきである。

12) 分子標的治療薬・免疫チェックポイント阻害薬の治療は?

  • 分子標的治療は行うべきである。経過観察の期間は個人の状況により6週から12週程度まで延長しても良い。
  • 抗PD- (L) 1抗体薬の投与では、例えば2-3週サイクルから4-6週サイクルの治療に変更または遅らせることを考慮する。
  • 局所進行非小細胞肺癌の放射線化学療法後の地固め療法としてDurvalumabの適応がある場合は、行うべきである。
  • 抗PD-(L)1抗体薬を12あるいは18ヶ月以上投与している症例では、次サイクルを遅らせる、サ イクル数を減らす、あるいは全体に治療間隔を長くすることを考慮しても良い。

※Content 4 was written referring to the guideline of The International Association for the Study of Lung Cancer (IASLC) with permission of IALC.
以上の内容は世界肺癌学会議の了承を得て、IALCの指針を参考に記載しました。

※各がん腫に対する治療方針の詳細はESMOの診療指針を参照 (ESMOの了解取得済み):
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サミティベート病院 モデルナ追加募集

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 今日、またサミティベートからラインとSMが来た。これによると、前回お金を払って予約した人は、完全にモデルナを受けられるようだ。それだけでなく、まだ追加の予約を受け付けるらしい。ただし、6月30日までに一回目の申し込みをし、前回のたった2分で終わったモデルナ競争に負けた人向けだ。

 前回、1時から始まった申し込みだったが、私は2時ごろ一応アクセスしてみた。そして最初のOTPは受け取っていた。もちろんそれ以上すすめなかったし、サミティベートで予約を取れなくてもかまわないと思っていた。

 その日友人二人が申し込んで、一人は2分以内に手続きを進められ、もう一人は2分でアウトだった。でも実はその二人とも、もうサミティベートでモデルナ接種をするつもりはない。一人は60代半ばなのでMedParkでファイザーを申し込み、もう一人は、仕事もしているので職場からアストラゼネカを打つことにしたのだ。支払いも済ませた彼女は、10月以降、他の人に権利を譲る予定だと言っている。

 つまり私を含めて6月30日までに申し込みをした3人は、モデルナの権利を放棄する。サミティベートで予約の権利を持っていても、11月まで待たずにアストラゼネカを接種したり、高齢者、病歴がある条件でファイザーを接種しようとしている人も多いのではないだろうか。

 ワクチン以外の話題を書きたいと思うが、何しろタイのニュースは新規感染者数、死者数、ワクチンのニュースがトップニュースなので、どうしても意識がそこへ行ってしまう。でも昨日一つだけほっとしたのは、バンコクの高齢者の80%が少なくとも一回目のワクチン接種を受けているというニュースだった。はっきりとした数字はわからないが、バンコクでは全人口の50%が接種済みらしい。

 そうであれば、モデルナを待っている人はかなり可能性が上がってきたのではないだろうか。政府はファイザー購入も計画しているので、今年中にはかなりの人数がワクチン接種することになると期待できると思う。

 政府はバンコクもプーケットサンドボックスのように、ワクチン接種済み、PCR検査済みの観光客を隔離なしで受け入れたいと言っていたが、当初の目標の10月は無理だと思う。でも来年早々には、実施できるか、せめて2週間ではなく1週間の隔離にしてほしい。まあこれは自分が一時帰国を考えているという、身勝手な理由だが。

 


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(世界肺癌学会議 IASLCの指針を参考に作成)

1) どのようにがんの診療をすべきか?

  • 通常の時と同様に、病理診断、病期診断、および点滴治療が必要な患者さんは入院あるいは外来で診療を行う。現在治療している患者さんは、そのまま継続を試みるが、長期経過観察中やがんサバイバーの方の診察は延期を考慮される。
  • 抗がん薬の点滴による治療は継続する。点滴の投与スケジュールを変更(毎週投与から3週毎への投与、3週毎の投与から4~5週毎への投与)し、外来受診の回数を減らすことも考慮する。病勢が安定していれば、1サイクル分の休薬期間を設けることも考慮する。画像評価を少し延期することも可能である。血液検査は、近医にて施行することを考慮する。

2) 肺がん疑いの患者への検査は?

  • 前もって電話で、あるいは診察室に入る前にCOVID-19に関する症状スクリーニングを行う。
  • CTガイド下針生検が困難になる重大な合併症がなければ、CTガイド下針生検で病理診断を行う(日本ではまず気管支鏡を行うことが多いが、COVID-19流行地域では気管支鏡の施行自体が医療者の曝露リスクが高い)。
  • 気管支鏡やEBUSは、マスクと透明なプラスチック・シールドなどの個人防護具(PPE)を用いて行う。症例により異なるが、緊急性のない検査なら2~4週の延期は可能である(特に病院内にCOVID-19患者が急増しているとき)。

3) 肺がんの疑われる、高齢者や基礎疾患のある患者への生検は?

  • 肺がんが疑われた場合には、COVID-19流行前と同様に、病理診断や病期診断の検査を行う。
  • 経胸壁(CTガイド下あるいはエコー下)針生検による確定診断が望ましい。
  • 症例により異なるが、気管支鏡検査は2~4週の延期を考慮できる。

4) 新しく診断されたがん患者に対する手術は?

  • 術前治療がすでに終了している場合、あるいは新しく診断されたsolid-typeの結節影の場合は、遅延無く手術が行われるべきである。
  • 肺がん部位のsolid componentの程度、PETでのSUV値、solid部分の大きさ、あるいは肺野条件でのすりガラス部分の縦隔条件での消失割合など総合的な判断に基づき手術延期が可能か否かを決定するが、極めて難しい判断となる。
  • 低リスクの早期がん病変、CT画像で微少浸潤腺がん、50%未満のsolid component、3 cm以下の原発巣など比較的早期のがんでは、4週間の手術延期は可能と考える。腫瘍量が大きい場合(例えば4 cm以上、N1陽性、明らかなN2陽性)には、腫瘍内科医は術前の化学療法や化学放射線療法を推奨する。

5) 高齢や基礎疾患を有する患者に対する手術は?

  • 体幹部定位放射線治療(SBRT)などの有効な局所療法が可能な施設が近くにあればそこでの治療が適切であると思われるが、遠距離を移動することは避けたほうが良い。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者であっても、外科手術の対象となるか否かはCOVID-19流行前と同じ基準で判断するのが望ましい。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者の手術適応の判断が難しい場合は、SBRTの可能施設か腫瘍内科へ紹介する。

6)術後化学療法は?

  • 術後再発リスクの高い患者(T3/4 or N2)で、65歳未満で全身状態が良ければ、化学療法が行われるべきである。
  • 再発リスクが中等度の患者(T2b-T3N0 or N1)では、個々の症例のリスクとベネフィット (年齢、基礎疾患の有無、全身状態、副作用など)を考慮するが、治療することが望ましい。
  • 再発リスクが低い患者(T1A-T2bN0)では、個々の症例における化学療法のリスクとベネフィットを考え、治療のメリットが低ければ治療の延期を考慮する。
  • 術後6~12週後の化学療法開始も許容される。
  • 高齢者(年齢≥70歳)や基礎疾患のある患者では、中止も考慮する。
  • 発熱性好中球減少症のリスクが10-15%<のレジメンでは、G-CSF投与を考慮する。
  • 術前・術後療法の適応は、COVID-19流行前と同じ基準で行う。
  • 切除可能なcStage III症例では、術前化学療法を行うべきである。

7)化学放射線療法は続ける?どうして?

  • 限局型小細胞癌、切除不能非小細胞肺癌 (stage III)では同時化学放射線療法を行うべきである。
  • 化学放射線療法は、通常がんの根治を目指して行っているので、既に治療が開始されている場合には完遂するべきである。
  • 切除不能非小細胞肺癌 (stage II)の治療オプションとして、化学放射線療法を考慮することができる。
  • 上大静脈症候群、喀血、脊髄圧迫、骨転移による疼痛、他の生命を脅かすようなOncology emergencyに対して放射線照射を行うべきである。

8)新規化学療法の導入は?

新しく診断された患者には、通常化学療法が行われるべきである。患者がCOVID-19に罹患している場合は、肺炎の状態を考慮して治療を少し遅らせるべきかどうかを慎重に判断する。

9)化学療法は続けるべき?

  • 一般に、切除不能肺癌に対する化学療法は続けるべきである。
  • 治療プロトコールを2週間に1回から3週間に1回のものに変更する、可能であれば点滴治療から内服薬に変更する、など受診回数を減らすことが考慮される。
  • 適切な用量調整にもかかわらず発熱性好中球減少症のリスクが10%<の場合には、G-CSFの一次的予防投与を考慮する。
  • 採血検査を近医で行うことも考慮する。
  • 化学放射線療法後の限局型小細胞肺癌に対する予防的全脳照射(PCI)は行うべきである。

10) 維持療法は続けるべき?

  • 続けることが望ましい。
  • 3から4週の休薬期間または治療と治療の間隔を延長することは考慮しても良い。

11) 新規治療は導入すべき?

新しく診断された転移のあるがん患者に対して治療の種類に関わらず標準的治療を提供し、疾患を制御し、生活の質を維持し、より良いPSを維持または達成すべきである。

12) 分子標的治療薬・免疫チェックポイント阻害薬の治療は?

  • 分子標的治療は行うべきである。経過観察の期間は個人の状況により6週から12週程度まで延長しても良い。
  • 抗PD- (L) 1抗体薬の投与では、例えば2-3週サイクルから4-6週サイクルの治療に変更または遅らせることを考慮する。
  • 局所進行非小細胞肺癌の放射線化学療法後の地固め療法としてDurvalumabの適応がある場合は、行うべきである。
  • 抗PD-(L)1抗体薬を12あるいは18ヶ月以上投与している症例では、次サイクルを遅らせる、サ イクル数を減らす、あるいは全体に治療間隔を長くすることを考慮しても良い。

※Content 4 was written referring to the guideline of The International Association for the Study of Lung Cancer (IASLC) with permission of IALC.
以上の内容は世界肺癌学会議の了承を得て、IALCの指針を参考に記載しました。

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MedPark病院ファイザー騒動

 8月1日の昼過ぎ、タイ人の友人がラインでMedParkのリンクを送ってきてくれた。その時は、まさかファイザーが入っているとは思わなかったので、リンクを見ることもなかったが、夜にネットサーフィンしているうちに、ファイザーも選べると知り、そのリンクから登録してみた。実は返事はすぐ来ていたのだが、迷惑メールに入っていたため、翌日まで気づかなかった。

 申し込みには50歳以上か7つの疾患を持つ人、妊娠12週以上の人とあるのに、ネットでは若い人でも申し込めたとあったので、とりあえず同世代の友人にラインで知らせた。それで60代が2人、50代が1人登録を済ませた。

 でも本当にファイザーが打てるのか、当日アストラゼネカと言われるのではないかとか、2回目がアストラゼネカになるのではないかという話も聞こえてきた。でも混合接種ではワクチンパスポートも出ないという話もあり、ますます憂鬱になってしまい、ブログにもあまり書く気になれなかった。

 それにタイでは連日高齢者の方や医療従事者の方まで亡くなったというニュースがある。ファイザーはブースターとして医療従事者用に回されるとあったが、先日亡くなった看護師の女性は、1回目のシノバックを打っただけで、近いうちにアストラゼネカを打つ予定だったそうだ。そんな話を聞くと、私なんかにファイザーが回ってきていいのだろうかという気がした。

 その段階では、ネット上にはまだ若い人がファイザー予約完了というツイッターやブログに投稿しているのが見られた。ますます複雑な気持ちになる。確かに15000ドースが外国人と海外へ行くのに必要なタイ人留学生のためとされているが、高齢者、既往症のある人、妊娠12週以上と政府は説明していたのだ。

 結局7日の深夜に、MedParkからのメールが私にも届いていた。ファイザーは60歳以上、7大疾患を持つ人、妊娠12週以上の人に限り、それ以外の人にはアストラゼネカが提供されるとのことだった。たぶん全員にメールが来たのだろうが、61歳の私はファイザーが打てるということなのか。

 ただ一緒に申し込んだ友人の一人はまだ50代。結局彼女だけがアストラゼネカになるので、まだどうするか決めかねている。私は、昨日から申し訳ない気持ちのまま、彼女にどうするのと聞けないままだ。

 ネット上では外国人が本当にファイザーを打てるのかと疑問に思う意見がたくさんあったのと、もしできれば時間変更をおねがいできないかと、MedPark病院にメールで確認してみた。割とすぐに返事が来て、日時の変更などは一切できないこと、もしその時間に来なければ権利を失うこと、そして私の年齢だとファイザーを打つことが可能だと書いてあった。

 それにしてもなぜMedPark病院は最初に50歳以上の条件にしたのだろう。政府が最初に公表した条件の ผู้สูงอายุ (高齢者)という表現は、はっきり何才からとは言っていない。以前タイ人に聞いたら
ผู้สูงอายุ は50歳くらいから使うと言っていた。日本語の高齢者とはちょっとイメージが違うかもしれない。

 日本人はタイ人よりも寿命が長いので、60歳と言ってもまだまだ現役世代と思う人も多い。実際私の友人も、ほとんどが働いている。日本のワクチン接種の高齢者は65歳以上だった。外見も日本の高齢者のほうがずっと若く見える。

 自分でも何が言いたいのかわからなくなってきた。つまり私はまだこの現状に気持ちが落ち着かないということだ。でも60歳以上であるとともに、肺の部分切除をしている私は、完全な健康体ではない。だからこの機会を本当にタイに感謝して、ワクチンを受けようと思う。

 さっき教え子が、「先生ファータラーイジョーンを持ってますか?」とラインしてきた。今タイ人が買いまくっているコロナの初期症状にいいというハーブだ。ネットショッピングでは偽物もあると聞いたことがあるので、どこで買えばいいか聞くと、Shopeeのリンクを送ってくれたので、即ポチっと買い。普通に風邪薬としても使えるらしい。

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(世界肺癌学会議 IASLCの指針を参考に作成)

1) どのようにがんの診療をすべきか?

  • 通常の時と同様に、病理診断、病期診断、および点滴治療が必要な患者さんは入院あるいは外来で診療を行う。現在治療している患者さんは、そのまま継続を試みるが、長期経過観察中やがんサバイバーの方の診察は延期を考慮される。
  • 抗がん薬の点滴による治療は継続する。点滴の投与スケジュールを変更(毎週投与から3週毎への投与、3週毎の投与から4~5週毎への投与)し、外来受診の回数を減らすことも考慮する。病勢が安定していれば、1サイクル分の休薬期間を設けることも考慮する。画像評価を少し延期することも可能である。血液検査は、近医にて施行することを考慮する。

2) 肺がん疑いの患者への検査は?

  • 前もって電話で、あるいは診察室に入る前にCOVID-19に関する症状スクリーニングを行う。
  • CTガイド下針生検が困難になる重大な合併症がなければ、CTガイド下針生検で病理診断を行う(日本ではまず気管支鏡を行うことが多いが、COVID-19流行地域では気管支鏡の施行自体が医療者の曝露リスクが高い)。
  • 気管支鏡やEBUSは、マスクと透明なプラスチック・シールドなどの個人防護具(PPE)を用いて行う。症例により異なるが、緊急性のない検査なら2~4週の延期は可能である(特に病院内にCOVID-19患者が急増しているとき)。

3) 肺がんの疑われる、高齢者や基礎疾患のある患者への生検は?

  • 肺がんが疑われた場合には、COVID-19流行前と同様に、病理診断や病期診断の検査を行う。
  • 経胸壁(CTガイド下あるいはエコー下)針生検による確定診断が望ましい。
  • 症例により異なるが、気管支鏡検査は2~4週の延期を考慮できる。

4) 新しく診断されたがん患者に対する手術は?

  • 術前治療がすでに終了している場合、あるいは新しく診断されたsolid-typeの結節影の場合は、遅延無く手術が行われるべきである。
  • 肺がん部位のsolid componentの程度、PETでのSUV値、solid部分の大きさ、あるいは肺野条件でのすりガラス部分の縦隔条件での消失割合など総合的な判断に基づき手術延期が可能か否かを決定するが、極めて難しい判断となる。
  • 低リスクの早期がん病変、CT画像で微少浸潤腺がん、50%未満のsolid component、3 cm以下の原発巣など比較的早期のがんでは、4週間の手術延期は可能と考える。腫瘍量が大きい場合(例えば4 cm以上、N1陽性、明らかなN2陽性)には、腫瘍内科医は術前の化学療法や化学放射線療法を推奨する。

5) 高齢や基礎疾患を有する患者に対する手術は?

  • 体幹部定位放射線治療(SBRT)などの有効な局所療法が可能な施設が近くにあればそこでの治療が適切であると思われるが、遠距離を移動することは避けたほうが良い。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者であっても、外科手術の対象となるか否かはCOVID-19流行前と同じ基準で判断するのが望ましい。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者の手術適応の判断が難しい場合は、SBRTの可能施設か腫瘍内科へ紹介する。

6)術後化学療法は?

  • 術後再発リスクの高い患者(T3/4 or N2)で、65歳未満で全身状態が良ければ、化学療法が行われるべきである。
  • 再発リスクが中等度の患者(T2b-T3N0 or N1)では、個々の症例のリスクとベネフィット (年齢、基礎疾患の有無、全身状態、副作用など)を考慮するが、治療することが望ましい。
  • 再発リスクが低い患者(T1A-T2bN0)では、個々の症例における化学療法のリスクとベネフィットを考え、治療のメリットが低ければ治療の延期を考慮する。
  • 術後6~12週後の化学療法開始も許容される。
  • 高齢者(年齢≥70歳)や基礎疾患のある患者では、中止も考慮する。
  • 発熱性好中球減少症のリスクが10-15%<のレジメンでは、G-CSF投与を考慮する。
  • 術前・術後療法の適応は、COVID-19流行前と同じ基準で行う。
  • 切除可能なcStage III症例では、術前化学療法を行うべきである。

7)化学放射線療法は続ける?どうして?

  • 限局型小細胞癌、切除不能非小細胞肺癌 (stage III)では同時化学放射線療法を行うべきである。
  • 化学放射線療法は、通常がんの根治を目指して行っているので、既に治療が開始されている場合には完遂するべきである。
  • 切除不能非小細胞肺癌 (stage II)の治療オプションとして、化学放射線療法を考慮することができる。
  • 上大静脈症候群、喀血、脊髄圧迫、骨転移による疼痛、他の生命を脅かすようなOncology emergencyに対して放射線照射を行うべきである。

8)新規化学療法の導入は?

新しく診断された患者には、通常化学療法が行われるべきである。患者がCOVID-19に罹患している場合は、肺炎の状態を考慮して治療を少し遅らせるべきかどうかを慎重に判断する。

9)化学療法は続けるべき?

  • 一般に、切除不能肺癌に対する化学療法は続けるべきである。
  • 治療プロトコールを2週間に1回から3週間に1回のものに変更する、可能であれば点滴治療から内服薬に変更する、など受診回数を減らすことが考慮される。
  • 適切な用量調整にもかかわらず発熱性好中球減少症のリスクが10%<の場合には、G-CSFの一次的予防投与を考慮する。
  • 採血検査を近医で行うことも考慮する。
  • 化学放射線療法後の限局型小細胞肺癌に対する予防的全脳照射(PCI)は行うべきである。

10) 維持療法は続けるべき?

  • 続けることが望ましい。
  • 3から4週の休薬期間または治療と治療の間隔を延長することは考慮しても良い。

11) 新規治療は導入すべき?

新しく診断された転移のあるがん患者に対して治療の種類に関わらず標準的治療を提供し、疾患を制御し、生活の質を維持し、より良いPSを維持または達成すべきである。

12) 分子標的治療薬・免疫チェックポイント阻害薬の治療は?

  • 分子標的治療は行うべきである。経過観察の期間は個人の状況により6週から12週程度まで延長しても良い。
  • 抗PD- (L) 1抗体薬の投与では、例えば2-3週サイクルから4-6週サイクルの治療に変更または遅らせることを考慮する。
  • 局所進行非小細胞肺癌の放射線化学療法後の地固め療法としてDurvalumabの適応がある場合は、行うべきである。
  • 抗PD-(L)1抗体薬を12あるいは18ヶ月以上投与している症例では、次サイクルを遅らせる、サ イクル数を減らす、あるいは全体に治療間隔を長くすることを考慮しても良い。

※Content 4 was written referring to the guideline of The International Association for the Study of Lung Cancer (IASLC) with permission of IALC.
以上の内容は世界肺癌学会議の了承を得て、IALCの指針を参考に記載しました。

※各がん腫に対する治療方針の詳細はESMOの診療指針を参照 (ESMOの了解取得済み):
https://www.esmo.org/guidelines/cancer-patient-management-during-the-covid-19-pandemi



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金メダルを口に、名古屋市長の暴挙


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朝日新聞dotより

 2日前にこのニュースを読んだとき、目を疑った。金メダルを獲得した女子ソフトボールの後藤希友選手が、出身地の名古屋市役所を4日に表敬訪問した時、後藤選手が河村たかし市長の首に金メダルをかけてあげた。すると市長は「重たいな」とつぶやいて、突然マスクを外して金メダルにかみついたというのだ。後藤選手は、苦笑いを浮かべたらしいが、内心では泣きたくなっていたのではないだろうか。

 しかもその後の謝罪コメントがもっと非常識だ。
「最大の愛情表現だった。迷惑をかけているのであれば、ごめんなさい。」

 河村氏のツイッターは苦情や怒りのコメントが止まらない状況で、名古屋市にも多くの苦情が寄せられているという。もう当然のことだ。柔道60k級金メダリストの高藤選手を始め、他の多くのスポーツ選手や著名人が怒りを表明しておられる。

 私はこの行為は、完全にパワハラ、セクハラにあたると思う。若い女性に対して「最大の愛情表現」とは何を指しているのか。自分はえらいから、何をしてもかまわないとでも思っているのか。それは日本の年配の政治家にありがちな横柄さだ。そして女性への親近感をあらわすために、相手の領域に土足で踏み込む無神経さ、セクハラ以外何物でもない。

 相手が誰であれ、ほとんど面識のない相手の口に入ったもの、唾液がついたものを、触りたいと思う人がこの世の中にいるのだろうか。私なら気持ちが悪くて触れない。しかもこのコロナ禍、マスクを外すだけでも大問題だ。タイだと公衆の場でマスクを外すと罰金で、プラユット首相が最初の違反者として世間の笑いものになっていたというのに。

 オリンピック委員会は、金メダルの交換はできないと言っているらしい。でも後藤選手は一生金メダルを見るたびに、勝利の喜びと河村市長がした行為も思い出すのではないだろうか。それではあまりにも気の毒だ。もう少し日本の中で世論が高まれば、オリンピック委員会も考え直してもらえないだろうかと期待している。

 オリンピックも終わりに近づいて、こんな嫌なニュースを読みたくなかったが、今日は男子卓球団体が銅メダルを取ってくれた。ベテランの水谷選手がダブルスに続きシングルスもストレートで下し、メダルを勝ち取った。水谷選手はこれで引退されるとも聞いたが、ぜひこれからも指導者として若い選手たちを育ててほしいと思う。



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(世界肺癌学会議 IASLCの指針を参考に作成)

1) どのようにがんの診療をすべきか?

  • 通常の時と同様に、病理診断、病期診断、および点滴治療が必要な患者さんは入院あるいは外来で診療を行う。現在治療している患者さんは、そのまま継続を試みるが、長期経過観察中やがんサバイバーの方の診察は延期を考慮される。
  • 抗がん薬の点滴による治療は継続する。点滴の投与スケジュールを変更(毎週投与から3週毎への投与、3週毎の投与から4~5週毎への投与)し、外来受診の回数を減らすことも考慮する。病勢が安定していれば、1サイクル分の休薬期間を設けることも考慮する。画像評価を少し延期することも可能である。血液検査は、近医にて施行することを考慮する。

2) 肺がん疑いの患者への検査は?

  • 前もって電話で、あるいは診察室に入る前にCOVID-19に関する症状スクリーニングを行う。
  • CTガイド下針生検が困難になる重大な合併症がなければ、CTガイド下針生検で病理診断を行う(日本ではまず気管支鏡を行うことが多いが、COVID-19流行地域では気管支鏡の施行自体が医療者の曝露リスクが高い)。
  • 気管支鏡やEBUSは、マスクと透明なプラスチック・シールドなどの個人防護具(PPE)を用いて行う。症例により異なるが、緊急性のない検査なら2~4週の延期は可能である(特に病院内にCOVID-19患者が急増しているとき)。

3) 肺がんの疑われる、高齢者や基礎疾患のある患者への生検は?

  • 肺がんが疑われた場合には、COVID-19流行前と同様に、病理診断や病期診断の検査を行う。
  • 経胸壁(CTガイド下あるいはエコー下)針生検による確定診断が望ましい。
  • 症例により異なるが、気管支鏡検査は2~4週の延期を考慮できる。

4) 新しく診断されたがん患者に対する手術は?

  • 術前治療がすでに終了している場合、あるいは新しく診断されたsolid-typeの結節影の場合は、遅延無く手術が行われるべきである。
  • 肺がん部位のsolid componentの程度、PETでのSUV値、solid部分の大きさ、あるいは肺野条件でのすりガラス部分の縦隔条件での消失割合など総合的な判断に基づき手術延期が可能か否かを決定するが、極めて難しい判断となる。
  • 低リスクの早期がん病変、CT画像で微少浸潤腺がん、50%未満のsolid component、3 cm以下の原発巣など比較的早期のがんでは、4週間の手術延期は可能と考える。腫瘍量が大きい場合(例えば4 cm以上、N1陽性、明らかなN2陽性)には、腫瘍内科医は術前の化学療法や化学放射線療法を推奨する。

5) 高齢や基礎疾患を有する患者に対する手術は?

  • 体幹部定位放射線治療(SBRT)などの有効な局所療法が可能な施設が近くにあればそこでの治療が適切であると思われるが、遠距離を移動することは避けたほうが良い。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者であっても、外科手術の対象となるか否かはCOVID-19流行前と同じ基準で判断するのが望ましい。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者の手術適応の判断が難しい場合は、SBRTの可能施設か腫瘍内科へ紹介する。

6)術後化学療法は?

  • 術後再発リスクの高い患者(T3/4 or N2)で、65歳未満で全身状態が良ければ、化学療法が行われるべきである。
  • 再発リスクが中等度の患者(T2b-T3N0 or N1)では、個々の症例のリスクとベネフィット (年齢、基礎疾患の有無、全身状態、副作用など)を考慮するが、治療することが望ましい。
  • 再発リスクが低い患者(T1A-T2bN0)では、個々の症例における化学療法のリスクとベネフィットを考え、治療のメリットが低ければ治療の延期を考慮する。
  • 術後6~12週後の化学療法開始も許容される。
  • 高齢者(年齢≥70歳)や基礎疾患のある患者では、中止も考慮する。
  • 発熱性好中球減少症のリスクが10-15%<のレジメンでは、G-CSF投与を考慮する。
  • 術前・術後療法の適応は、COVID-19流行前と同じ基準で行う。
  • 切除可能なcStage III症例では、術前化学療法を行うべきである。

7)化学放射線療法は続ける?どうして?

  • 限局型小細胞癌、切除不能非小細胞肺癌 (stage III)では同時化学放射線療法を行うべきである。
  • 化学放射線療法は、通常がんの根治を目指して行っているので、既に治療が開始されている場合には完遂するべきである。
  • 切除不能非小細胞肺癌 (stage II)の治療オプションとして、化学放射線療法を考慮することができる。
  • 上大静脈症候群、喀血、脊髄圧迫、骨転移による疼痛、他の生命を脅かすようなOncology emergencyに対して放射線照射を行うべきである。

8)新規化学療法の導入は?

新しく診断された患者には、通常化学療法が行われるべきである。患者がCOVID-19に罹患している場合は、肺炎の状態を考慮して治療を少し遅らせるべきかどうかを慎重に判断する。

9)化学療法は続けるべき?

  • 一般に、切除不能肺癌に対する化学療法は続けるべきである。
  • 治療プロトコールを2週間に1回から3週間に1回のものに変更する、可能であれば点滴治療から内服薬に変更する、など受診回数を減らすことが考慮される。
  • 適切な用量調整にもかかわらず発熱性好中球減少症のリスクが10%<の場合には、G-CSFの一次的予防投与を考慮する。
  • 採血検査を近医で行うことも考慮する。
  • 化学放射線療法後の限局型小細胞肺癌に対する予防的全脳照射(PCI)は行うべきである。

10) 維持療法は続けるべき?

  • 続けることが望ましい。
  • 3から4週の休薬期間または治療と治療の間隔を延長することは考慮しても良い。

11) 新規治療は導入すべき?

新しく診断された転移のあるがん患者に対して治療の種類に関わらず標準的治療を提供し、疾患を制御し、生活の質を維持し、より良いPSを維持または達成すべきである。

12) 分子標的治療薬・免疫チェックポイント阻害薬の治療は?

  • 分子標的治療は行うべきである。経過観察の期間は個人の状況により6週から12週程度まで延長しても良い。
  • 抗PD- (L) 1抗体薬の投与では、例えば2-3週サイクルから4-6週サイクルの治療に変更または遅らせることを考慮する。
  • 局所進行非小細胞肺癌の放射線化学療法後の地固め療法としてDurvalumabの適応がある場合は、行うべきである。
  • 抗PD-(L)1抗体薬を12あるいは18ヶ月以上投与している症例では、次サイクルを遅らせる、サ イクル数を減らす、あるいは全体に治療間隔を長くすることを考慮しても良い。

※Content 4 was written referring to the guideline of The International Association for the Study of Lung Cancer (IASLC) with permission of IALC.
以上の内容は世界肺癌学会議の了承を得て、IALCの指針を参考に記載しました。

※各がん腫に対する治療方針の詳細はESMOの診療指針を参照 (ESMOの了解取得済み):
https://www.esmo.org/guidelines/cancer-patient-management-during-the-covid-19-pandemi



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