バンコクにいる友人に書類のコピーを送る必要ができた。こんな時期でなければ直接渡すのだが、まだお互いに公共の乗り物にあまり乗りたくない。ということで郵便局へ行った。
「これを普通郵便で送りたいのですが、いくらですか?」
「3バーツです。追跡番号をつけますか?」
たった3バーツ!?10円ちょっとだ。
「追跡番号をつけたらいくらですか?」
「16バーツです。」
え!? 再びびっくり、56円くらいかな。
「じゃあ、追跡番号をつけてください。」
「IDカードをお願いします。」
私はパスポートは持ち歩かないが、免許証をいつも持っているので、それを出す。タイの免許証はパスポート番号も書いてあるので、ほとんどの場所でIDカードとして使える。

当分日本で手紙を出したことがないので、調べてみた。25gまでの定型郵便物で84円、50gまでで94円だった。日本だと追跡番号に当たるのは特定記録だろうか。これは160円だった。つまり日本だと同じものを送って、244円で4倍以上だ。
最近のタイは物価が上がって、特にバンコクだと日本と同じくらいの価格のものもある。安いものは日本の半分以下だが、この4分の1の料金には驚いた。私がその友人の家まで行くとしたら、MRTとバスを乗り継ぐので、郵便の3倍はかかるところだった。
この違いは何だろう。私がオーストラリアに住んだのはもう20年ほど前のことになるが、その時も日本より郵便料金は安いと思った。他の国は知らないが、日本の郵便料金は高すぎるんじゃないのと思う。それでなくても手紙や葉書の需要は減っているので、ますます郵便を利用する人が少なくなるのじゃないだろうか。
さて話は変わるが、昨日の昼食は自分で作ったサンドイッチ。蒸し鶏ときゅうりのサンドイッチともう一つの海苔巻きに見えるのは、ワカメと人参を入れた海苔巻きサンドイッチだ。この海苔巻きサンドイッチは、母の定番だった。中学高校時のお弁当にも、サンドイッチといえば、1種類はこれが入っていた。中身は卵だったりソーセージだったりしたが、友達からは「何でサンドイッチにお寿司が入っているの?」とよく言われた。
母は今もよく自分のお昼ご飯にこれを作って食べているらしい。私も久しぶりに作ってみたが、何だかとても懐かしかった。我が家にとっては、これも「おふくろの味」かもしれない。


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