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がんになっても地球旅行

病気には無縁と思ってた元バックパッカー、タイの大学で日本語教師をしていた2019年4月バンコクで肺腺癌(1A)手術。2022年6月に日本に帰国後もタイをメインに地球旅行に出かけています。

2021年10月

娘からもらった幸せ

 前回のネット騒動は完全に私の日記がわりになってしまい、後から自分で読んでも混乱していたなあと思う。さて今回も日記と同じなのだが、私にとってはいい話。だから書き残しておきたいと思う。ただ次女に了承を得ていないので、後から文句を言われるかもしれないけど。

 今朝起きると珍しく次女から家族ラインがあった。彼女が高校を卒業してもう10年以上経ったが、その高校卒業時にタイムカプセルを作ったらしい。それを開いたとのことで、彼女の「未来の自分へ」という手紙を親しい友人のところに送ってもらい、その写真をラインしてもらったそうだ。それを読んで胸が熱くなった。

「この手紙を見ている私は何歳ですか。今考えている大学はニュージーランドにありますが、ちゃんと卒業して自分の野望(笑)を達成していますか?まだ大学は正式に決まっていないし、母には心配ばかりかけています。自分でも将来に不安を抱いています。でも来年からは大学生でニュージーランドで一人暮らしです。これからは私も変わっていかないとと思っています。これを読んでいるときには、しっかり自分で生きて、夢が叶っていることを望んでいるので!!」

 ずっとお利口さんだった長女に比べると、次女は少し問題ありだった。この後も家族にとって大きな事件を引き起こしたことがある。でも18歳になったばかりの次女が、こんな風に自分の考えを書いていたなんて思わなかった。

 次女には褒め言葉をラインで送ろうと思ったが、少し照れ臭かったので、「I'm proud of you as you can make your own way.」と送った。それにしてももう10年以上も離れて暮らしているのかと思うと感慨深い。長女からは、次女と私はまだ精神的に親離れ子離れができていないと言われているが、次女は10代で家を出たのだからすごいと思う。私は20代後半に結婚するまで親元にいた。
 
 もう娘たちと一緒に暮らすことはないのだろうなあ。そう考えると人生の中で子育ての期間なんてほんのわずかだ。目が回りそうな忙しい日々だったが、とても懐かしく感じる。そしてこんなふうに幸せな気分にしてくれる娘たちに感謝したい。

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 これは彼女が最後にバンコクへ来たときの写真で、二人でバーンガチャオに行ったとき。顔がはっきり見える写真だと怒られるので、雰囲気がわかるものを。
 もう2年4ヶ月前なので、それから会えていないんだなあ。コロナがなければ、この1年後にも遊びに来るはずだった。本当に早くニュージーランドへも行きたい。そして一度、家族4人一緒に顔を合わせたい。


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(世界肺癌学会議 IASLCの指針を参考に作成)

1) どのようにがんの診療をすべきか?

  • 通常の時と同様に、病理診断、病期診断、および点滴治療が必要な患者さんは入院あるいは外来で診療を行う。現在治療している患者さんは、そのまま継続を試みるが、長期経過観察中やがんサバイバーの方の診察は延期を考慮される。
  • 抗がん薬の点滴による治療は継続する。点滴の投与スケジュールを変更(毎週投与から3週毎への投与、3週毎の投与から4~5週毎への投与)し、外来受診の回数を減らすことも考慮する。病勢が安定していれば、1サイクル分の休薬期間を設けることも考慮する。画像評価を少し延期することも可能である。血液検査は、近医にて施行することを考慮する。

2) 肺がん疑いの患者への検査は?

  • 前もって電話で、あるいは診察室に入る前にCOVID-19に関する症状スクリーニングを行う。
  • CTガイド下針生検が困難になる重大な合併症がなければ、CTガイド下針生検で病理診断を行う(日本ではまず気管支鏡を行うことが多いが、COVID-19流行地域では気管支鏡の施行自体が医療者の曝露リスクが高い)。
  • 気管支鏡やEBUSは、マスクと透明なプラスチック・シールドなどの個人防護具(PPE)を用いて行う。症例により異なるが、緊急性のない検査なら2~4週の延期は可能である(特に病院内にCOVID-19患者が急増しているとき)。

3) 肺がんの疑われる、高齢者や基礎疾患のある患者への生検は?

  • 肺がんが疑われた場合には、COVID-19流行前と同様に、病理診断や病期診断の検査を行う。
  • 経胸壁(CTガイド下あるいはエコー下)針生検による確定診断が望ましい。
  • 症例により異なるが、気管支鏡検査は2~4週の延期を考慮できる。

4) 新しく診断されたがん患者に対する手術は?

  • 術前治療がすでに終了している場合、あるいは新しく診断されたsolid-typeの結節影の場合は、遅延無く手術が行われるべきである。
  • 肺がん部位のsolid componentの程度、PETでのSUV値、solid部分の大きさ、あるいは肺野条件でのすりガラス部分の縦隔条件での消失割合など総合的な判断に基づき手術延期が可能か否かを決定するが、極めて難しい判断となる。
  • 低リスクの早期がん病変、CT画像で微少浸潤腺がん、50%未満のsolid component、3 cm以下の原発巣など比較的早期のがんでは、4週間の手術延期は可能と考える。腫瘍量が大きい場合(例えば4 cm以上、N1陽性、明らかなN2陽性)には、腫瘍内科医は術前の化学療法や化学放射線療法を推奨する。

5) 高齢や基礎疾患を有する患者に対する手術は?

  • 体幹部定位放射線治療(SBRT)などの有効な局所療法が可能な施設が近くにあればそこでの治療が適切であると思われるが、遠距離を移動することは避けたほうが良い。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者であっても、外科手術の対象となるか否かはCOVID-19流行前と同じ基準で判断するのが望ましい。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者の手術適応の判断が難しい場合は、SBRTの可能施設か腫瘍内科へ紹介する。

6)術後化学療法は?

  • 術後再発リスクの高い患者(T3/4 or N2)で、65歳未満で全身状態が良ければ、化学療法が行われるべきである。
  • 再発リスクが中等度の患者(T2b-T3N0 or N1)では、個々の症例のリスクとベネフィット (年齢、基礎疾患の有無、全身状態、副作用など)を考慮するが、治療することが望ましい。
  • 再発リスクが低い患者(T1A-T2bN0)では、個々の症例における化学療法のリスクとベネフィットを考え、治療のメリットが低ければ治療の延期を考慮する。
  • 術後6~12週後の化学療法開始も許容される。
  • 高齢者(年齢≥70歳)や基礎疾患のある患者では、中止も考慮する。
  • 発熱性好中球減少症のリスクが10-15%<のレジメンでは、G-CSF投与を考慮する。
  • 術前・術後療法の適応は、COVID-19流行前と同じ基準で行う。
  • 切除可能なcStage III症例では、術前化学療法を行うべきである。

7)化学放射線療法は続ける?どうして?

  • 限局型小細胞癌、切除不能非小細胞肺癌 (stage III)では同時化学放射線療法を行うべきである。
  • 化学放射線療法は、通常がんの根治を目指して行っているので、既に治療が開始されている場合には完遂するべきである。
  • 切除不能非小細胞肺癌 (stage II)の治療オプションとして、化学放射線療法を考慮することができる。
  • 上大静脈症候群、喀血、脊髄圧迫、骨転移による疼痛、他の生命を脅かすようなOncology emergencyに対して放射線照射を行うべきである。

8)新規化学療法の導入は?

新しく診断された患者には、通常化学療法が行われるべきである。患者がCOVID-19に罹患している場合は、肺炎の状態を考慮して治療を少し遅らせるべきかどうかを慎重に判断する。

9)化学療法は続けるべき?

  • 一般に、切除不能肺癌に対する化学療法は続けるべきである。
  • 治療プロトコールを2週間に1回から3週間に1回のものに変更する、可能であれば点滴治療から内服薬に変更する、など受診回数を減らすことが考慮される。
  • 適切な用量調整にもかかわらず発熱性好中球減少症のリスクが10%<の場合には、G-CSFの一次的予防投与を考慮する。
  • 採血検査を近医で行うことも考慮する。
  • 化学放射線療法後の限局型小細胞肺癌に対する予防的全脳照射(PCI)は行うべきである。

10) 維持療法は続けるべき?

  • 続けることが望ましい。
  • 3から4週の休薬期間または治療と治療の間隔を延長することは考慮しても良い。

11) 新規治療は導入すべき?

新しく診断された転移のあるがん患者に対して治療の種類に関わらず標準的治療を提供し、疾患を制御し、生活の質を維持し、より良いPSを維持または達成すべきである。

12) 分子標的治療薬・免疫チェックポイント阻害薬の治療は?

  • 分子標的治療は行うべきである。経過観察の期間は個人の状況により6週から12週程度まで延長しても良い。
  • 抗PD- (L) 1抗体薬の投与では、例えば2-3週サイクルから4-6週サイクルの治療に変更または遅らせることを考慮する。
  • 局所進行非小細胞肺癌の放射線化学療法後の地固め療法としてDurvalumabの適応がある場合は、行うべきである。
  • 抗PD-(L)1抗体薬を12あるいは18ヶ月以上投与している症例では、次サイクルを遅らせる、サ イクル数を減らす、あるいは全体に治療間隔を長くすることを考慮しても良い。

※Content 4 was written referring to the guideline of The International Association for the Study of Lung Cancer (IASLC) with permission of IALC.
以上の内容は世界肺癌学会議の了承を得て、IALCの指針を参考に記載しました。

※各がん腫に対する治療方針の詳細はESMOの診療指針を参照 (ESMOの了解取得済み):
https://www.esmo.org/guidelines/cancer-patient-management-during-the-covid-19-pandemi



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WiFiダウンで超ストレス

 昨日は本当にびっくりした。夕食は iPhone で YouTube を見ながら食べ、7時半からオンラインタイ語会話レッスンを受けようと iPad で Skype を開こうとすると、接続中と出るのに開かない。iPhone も iPad もちゃんと電波マークは出ているし、設定を確認しても接続済みになっている。なのに「インターネットに繋がっていません」という表示が出る。

  かなり焦りながらルーターの電源を入れ直すこと数回、でもつながらない。iPhoneは4Gに切り替えることができるが、実はSkypeを入れていない。というのも、最近はLineとZoomで全て事足りるので、Skypeを使うのはこのオンライン会話だけなのだ。
そしてiPadはWiFiでしか使えない。もう間に合わない(泣)。

 あわててTrueの
コールセンターに電話をしてみる。日中だと日本語もあるはずだが、返ってくる返事はタイ語だけ。焦っているのでタイ語もちゃんと聞き取れない。1回切って深呼吸をしてもう1度かけてみた。すると最初はコロナがどうのこうのと言ってて、最後に8を押せと聞こえたので押してみる。次も何問題があるならどうのこうのと聞こえるが、何番を押せと聞こえてこない。でも「言ってください」と聞こえたので、タイ語で「WiFiが使えない」というとまた何か言ってくる。もういい加減に誰かに繋いでと叫びたくなる。でもまた最後に直接話したいなら何番(もう忘れた)と聞こえたので押す。そしてようやく人につながった。

 でも対応してくれた人も英語があまり上手じゃないらしく、とにかくタイ語で説明。ルーターのライトがどうなっているかを説明したら、明日修理の人を向かわせると言ってくれた。その後すぐに確認のSMSも来たのでほっとした(これは英語だった)。

 しかも昨日は8時から友人たちと3人で
Zoomおしゃべり会をする予定だった。しかも私が言い出しっぺ。iPhoneを4Gに切り換えてとにかく参加。最初の10分ほどはこのアクシデントのことは思いっきり愚痴ってちょっと気が晴れたけど、明日ちゃんと直るのか、時間通りに来てくれるのか不安は尽きない。

 就寝時間になり、またちょっと焦った。というのは最近寝つきが悪いので、
YouTubeで安眠ヨガをやったり、安眠ミュージックを検索して音楽を聴きながら寝ることが多いのだ。ちなみに最近のお気に入りは、「G線上のアリア」から始まるバッハ名曲集。これが無くて、眠りにつけるのだろうか。

 結局すぐ眠れず久しぶりに文庫本を1時間ほど読んだら眠くなり、なんとか寝ついた。そして今朝、
やはりWiFiはダメだと確認し、4Gでラインとメールの確認だけをした。そしていつも通り朝ヨガをしようとしたら、その動画もオフライン化にしていなくて見れないことに気づいた。記憶にある通りにやってみたが、本来16分かかるはずがたったの9分で終わってしまった。

 掃除機をかけた後、チュラーの最後の課題に取り組もうとした。テーマは自然環境破壊なので、私の今の知識だけでは手が出ない。でもインターネットが使えないと他に調べようがない。そして文章を書き出してまた困った事態に気がついた。私は紙ベースのタイー日辞書は持っているのだが、日ータイを持っていない。だからいつもオンライン辞書を使っている。これも全く使えないということか。

 夕方4時という約束が、なぜか早くなり午後1時ごろ修理の人が来てくれた。WiFiルーターの問題ではなく、接続のアダプターが悪く交換してくれたそうだ。でもケーブルテレビの方にも問題があったようだった。
「20日にチェックに来るから、その日はいますか?」
「大丈夫です。でもまた調子が悪くなったらどうすればいいですか>?」
「直接、僕に電話してください。」
と、帰っていったのだが、その5分後くらいにまたインターネットが繋がらなくなった。あわてて電話をする。彼はすぐ戻ってきてくれて、また調べていたが、結局テレビチューナーに問題があるようで、それを接続しなければインターネットは大丈夫らしい。そのためまた明後日に来てくれることになった。
 
 ケーブルテレビはどうでもいい。最近は朝のニュースくらいしかテレビは付けない。でもインターネットが使えないのは死活問題だ。その後はサクサク動いてくれているので、今のところは問題はないが、またこんなことが起こったらどうしようかと思う。

 たった1日弱使えなかっただけで、私の生活はかなり制限された。つくづくネット依存の生活をしていることに気づかされた。こうやって海外で一人生活ができるのも、ネットのおかげだ。ラインがなければ家族や友人と連絡が取れなくて不安だろうし、ネットが使えなければ、毎日のオンライン授業も受けられない。いろいろな情報を得ることも、こうして自分で情報を発信することもできない。社会から断絶された気分になることだろう。

 さてタイのキンチェー(菜食週間)も明日までだ。朝からストレスがたまり、もう夕食を作るのが面倒になったので、市場でキンチェーを買ってきた。先日、かりびーさんも書いておられたが、キンチェーで目につくのは揚げ物。結局今日も揚げ物と豆腐と野菜の炒め物を買ってきた。タイ人は揚げ物をチョキチョキはさみで切ってくれるのだが、一度には食べられないので、半分だけ切ってもらった。

これだけでたったの30バーツ
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こちらのおかずも2人分くらいあって40バーツ
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 これが健康的な食事かと言われると悩んでしまう。ちょっとさっぱりしたきゅうりの酢の物でも作ろうかな。

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2年半検診 [2021.10.10]

 今回の検診はちゃんと覚えていて、来週のはずだった。 でも先週病院から電話があり、先生の都合で1週間早めてほしいと言われた。 検診は日曜日なので、1週間早まっても何の問題もない。

 いつも通り診察の前にレントゲンを撮りに行く。 予定が早まったとタイ語で言うと、あとはすべてタイ語の会話になった。 でももう慣れて、何を言われるかも予想できるので困ることはない。 それにやはり以前よりかなりリスニング力はついた。

 検査室は空いていたので、レントゲンはすぐに終わり外科へ。 予約は4時15分だったが、先生が遅れるとのことで、4時半ごろに診察室へ入った。 そしていつも通り先生は「No problem! 手術から何年だった?」 「2年半です。」 「じゃあ次は半年後でいいよ。」
やったー! 定期検診の間隔が長くなった。 何だかこれだけで「大丈夫」と保証してもらったみたいでうれしくなる。

 支払額は、いつも通りの、医師診察料600バーツ(今回も3分! )、診察パッケージ代350バーツ、X線650バーツ 合計1600バーツ(5,520円)。
病院に着いた時は、以前より患者が多いかなと思ったが、会計の時はほとんど誰もいなくて、すぐ支払いを終えた。その直後に病院からのLineに気がついた。

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 そうか。 Lineで支払うことができるので、会計の前に人が少なかったんだ。 タイはどこでも携帯1つで支払いを済ませることができる。 日本はどうなっているのだろう。

 帰りに家の近くのセブンに寄って、ケーキを買った。たったの35バーツなのでせこい話だが、まあ2年半何もなく過ごせたことのお祝いだ。以前からちょっと気になっていた「ライチチーズパイ」を買ったのだが、値段の割には美味しかった。かなり酸味がきいていて、ライチの風味もある。そして下の部分がパイ生地なのだが、その真ん中あたりにチョコレートが入っていて、これが酸味とマッチしている。日本のケーキに比べると甘いと思うが、酸味のおかげで最後までおいしく食べることができた。

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ケーキ皿がないので、懐紙で代用 お気に入りのアールグレイと
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 次の検診はもう4月だ。そして5月頃には帰国を考えているので、BNH病院の最後の検診になるかもしれない。その時は術後3年。あっという間だなあ。


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タイ人のผู้สูงอายุ(高齢者)は何歳から?

 昨日の授業は社会問題とか関心のある事というテーマでのプレゼンテーションだった。そこで一つ気になったことがあった。クラスメートの一人が、ผู้สูงอายุ(高齢者)は、よくラインで毎日の挨拶写真を送ってくるが、それは何のためで、誰に送るのかというテーマで話した。
全部「こんにちは 日曜日」と書いてあります
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 そのテーマ自身も興味深かったが、私はผู้สูงอายุ(高齢者)というのが、何歳の人を指しているのかが気になった。そこでまだ20代から30代前半だろうと思う発表者に「ผู้สูงอายุ(高齢者)って何歳から?」と聞いてみた。彼女は日本人で「60歳くらい」と答えたので、「じゃあ日本なら?」と聞くと「65歳」と答えがあった。

 確かに、ワクチン接種を例にあげれば、日本は65歳からが高齢者先行接種で、タイは60歳からだった。そのおかげで私は早い時期にファイザーを打てたわけだ。そしてMRT(地下鉄)のシニアパスも60歳以上、美術館や博物館のシニア無料も60歳以上と、私はここタイでずいぶん高齢者としての恩恵を受けている。

 しかし、やはり高齢者のくくりに入れられるのは、ものすごく抵抗がある。日本にいる私の友人もほとんどが60代の仲間入りをしたが、まだほとんどが働いているし、とても元気だ。私たちは自分を高齢者だと思っていない。

 日本人は70歳を過ぎても若々しくて元気な方もたくさんおられるし、私の母も80歳を過ぎているが、往復1時間かかる所へ歩いて買い物に行く。そして日本人の平均寿命は、タイ人の平均寿命よりはるかに長い。2019年の日本の平均寿命は世界1位(男女平均84.3才)でタイは47位(77.7才)。ここに6才の開きがあるので、タイの60才に対して日本の65才も、妥当と言えるかもしれない。

 でも私の見たところ、タイ人の60代後半はもう完全に高齢者と言えるように見える人が多いような気がする。気持ちよりも足腰が弱ってきている人が多いと思うのだ。これはやはりタイ人のあまり歩かないという習慣が関係しているのではないか。タイ人は本当に少しの距離でもバイタクやソンテウを使う。私が最近MRTの駅まで20分弱歩いているというとびっくりされる。確かに汗はかくが、一番暑い季節でなければ、日傘をさして歩くのはそれほど苦にならない。

 10年前に亡くなった姑は、外で転んだためほとんど外出しなくなり、一気に認知症が進んだ。その時人間は歩くことで頭も活性化するのだなと思った。日本にいる母には、コロナ禍とはいえ、なるべく散歩や買い物にいくことを勧めている。とはいえ、今日の私の歩数はたったの424歩!コロナのせいで本当の高齢者への仲間入りが早くなったらどうしよう!?明日は買い物へ行きエクササイズもしようと決意。


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(世界肺癌学会議 IASLCの指針を参考に作成)

1) どのようにがんの診療をすべきか?

  • 通常の時と同様に、病理診断、病期診断、および点滴治療が必要な患者さんは入院あるいは外来で診療を行う。現在治療している患者さんは、そのまま継続を試みるが、長期経過観察中やがんサバイバーの方の診察は延期を考慮される。
  • 抗がん薬の点滴による治療は継続する。点滴の投与スケジュールを変更(毎週投与から3週毎への投与、3週毎の投与から4~5週毎への投与)し、外来受診の回数を減らすことも考慮する。病勢が安定していれば、1サイクル分の休薬期間を設けることも考慮する。画像評価を少し延期することも可能である。血液検査は、近医にて施行することを考慮する。

2) 肺がん疑いの患者への検査は?

  • 前もって電話で、あるいは診察室に入る前にCOVID-19に関する症状スクリーニングを行う。
  • CTガイド下針生検が困難になる重大な合併症がなければ、CTガイド下針生検で病理診断を行う(日本ではまず気管支鏡を行うことが多いが、COVID-19流行地域では気管支鏡の施行自体が医療者の曝露リスクが高い)。
  • 気管支鏡やEBUSは、マスクと透明なプラスチック・シールドなどの個人防護具(PPE)を用いて行う。症例により異なるが、緊急性のない検査なら2~4週の延期は可能である(特に病院内にCOVID-19患者が急増しているとき)。

3) 肺がんの疑われる、高齢者や基礎疾患のある患者への生検は?

  • 肺がんが疑われた場合には、COVID-19流行前と同様に、病理診断や病期診断の検査を行う。
  • 経胸壁(CTガイド下あるいはエコー下)針生検による確定診断が望ましい。
  • 症例により異なるが、気管支鏡検査は2~4週の延期を考慮できる。

4) 新しく診断されたがん患者に対する手術は?

  • 術前治療がすでに終了している場合、あるいは新しく診断されたsolid-typeの結節影の場合は、遅延無く手術が行われるべきである。
  • 肺がん部位のsolid componentの程度、PETでのSUV値、solid部分の大きさ、あるいは肺野条件でのすりガラス部分の縦隔条件での消失割合など総合的な判断に基づき手術延期が可能か否かを決定するが、極めて難しい判断となる。
  • 低リスクの早期がん病変、CT画像で微少浸潤腺がん、50%未満のsolid component、3 cm以下の原発巣など比較的早期のがんでは、4週間の手術延期は可能と考える。腫瘍量が大きい場合(例えば4 cm以上、N1陽性、明らかなN2陽性)には、腫瘍内科医は術前の化学療法や化学放射線療法を推奨する。

5) 高齢や基礎疾患を有する患者に対する手術は?

  • 体幹部定位放射線治療(SBRT)などの有効な局所療法が可能な施設が近くにあればそこでの治療が適切であると思われるが、遠距離を移動することは避けたほうが良い。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者であっても、外科手術の対象となるか否かはCOVID-19流行前と同じ基準で判断するのが望ましい。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者の手術適応の判断が難しい場合は、SBRTの可能施設か腫瘍内科へ紹介する。

6)術後化学療法は?

  • 術後再発リスクの高い患者(T3/4 or N2)で、65歳未満で全身状態が良ければ、化学療法が行われるべきである。
  • 再発リスクが中等度の患者(T2b-T3N0 or N1)では、個々の症例のリスクとベネフィット (年齢、基礎疾患の有無、全身状態、副作用など)を考慮するが、治療することが望ましい。
  • 再発リスクが低い患者(T1A-T2bN0)では、個々の症例における化学療法のリスクとベネフィットを考え、治療のメリットが低ければ治療の延期を考慮する。
  • 術後6~12週後の化学療法開始も許容される。
  • 高齢者(年齢≥70歳)や基礎疾患のある患者では、中止も考慮する。
  • 発熱性好中球減少症のリスクが10-15%<のレジメンでは、G-CSF投与を考慮する。
  • 術前・術後療法の適応は、COVID-19流行前と同じ基準で行う。
  • 切除可能なcStage III症例では、術前化学療法を行うべきである。

7)化学放射線療法は続ける?どうして?

  • 限局型小細胞癌、切除不能非小細胞肺癌 (stage III)では同時化学放射線療法を行うべきである。
  • 化学放射線療法は、通常がんの根治を目指して行っているので、既に治療が開始されている場合には完遂するべきである。
  • 切除不能非小細胞肺癌 (stage II)の治療オプションとして、化学放射線療法を考慮することができる。
  • 上大静脈症候群、喀血、脊髄圧迫、骨転移による疼痛、他の生命を脅かすようなOncology emergencyに対して放射線照射を行うべきである。

8)新規化学療法の導入は?

新しく診断された患者には、通常化学療法が行われるべきである。患者がCOVID-19に罹患している場合は、肺炎の状態を考慮して治療を少し遅らせるべきかどうかを慎重に判断する。

9)化学療法は続けるべき?

  • 一般に、切除不能肺癌に対する化学療法は続けるべきである。
  • 治療プロトコールを2週間に1回から3週間に1回のものに変更する、可能であれば点滴治療から内服薬に変更する、など受診回数を減らすことが考慮される。
  • 適切な用量調整にもかかわらず発熱性好中球減少症のリスクが10%<の場合には、G-CSFの一次的予防投与を考慮する。
  • 採血検査を近医で行うことも考慮する。
  • 化学放射線療法後の限局型小細胞肺癌に対する予防的全脳照射(PCI)は行うべきである。

10) 維持療法は続けるべき?

  • 続けることが望ましい。
  • 3から4週の休薬期間または治療と治療の間隔を延長することは考慮しても良い。

11) 新規治療は導入すべき?

新しく診断された転移のあるがん患者に対して治療の種類に関わらず標準的治療を提供し、疾患を制御し、生活の質を維持し、より良いPSを維持または達成すべきである。

12) 分子標的治療薬・免疫チェックポイント阻害薬の治療は?

  • 分子標的治療は行うべきである。経過観察の期間は個人の状況により6週から12週程度まで延長しても良い。
  • 抗PD- (L) 1抗体薬の投与では、例えば2-3週サイクルから4-6週サイクルの治療に変更または遅らせることを考慮する。
  • 局所進行非小細胞肺癌の放射線化学療法後の地固め療法としてDurvalumabの適応がある場合は、行うべきである。
  • 抗PD-(L)1抗体薬を12あるいは18ヶ月以上投与している症例では、次サイクルを遅らせる、サ イクル数を減らす、あるいは全体に治療間隔を長くすることを考慮しても良い。

※Content 4 was written referring to the guideline of The International Association for the Study of Lung Cancer (IASLC) with permission of IALC.
以上の内容は世界肺癌学会議の了承を得て、IALCの指針を参考に記載しました。

※各がん腫に対する治療方針の詳細はESMOの診療指針を参照 (ESMOの了解取得済み):
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大阪弁を忘れかけてる!?

 最近ほとんど人と日本語で話す機会がない。家族や友人ともラインは頻繁にするものの、実際に通話は少ない。定期的に話すのは、週一回母に20分ほど電話をかけるときだけだ。一日中家にいることが多いので、声を出すのも限られている。チュラ―大のタイ語コースも、上級に入って、先生方の講義形式が主になってしまい、発話の量が格段に減ってしまった。

 今日、ふとあることに気がついた。時々独り言を言うのだが、それが大阪弁じゃない!言ってから気がついたのだが、標準語のイントネーションを使っている。自分でもこれには驚いた。私の中の大阪弁は、隅に追いやられているのだろうか。

 言語はインプットとアウトプットの組み合わせだ。今、私の周りには大阪出身の日本人がいないので、ほとんどインプットがない。日本のドラマは見ているが、大阪弁で話されていることが少ない。日本にいる家族は当然大阪弁で話すのだが、ニュージーランドの次女は、私と同様大阪弁のインプットが少なすぎて、かなり前から標準語に近いアクセントが増えた。

 アウトプットに関しては、大学で教えていた時は、極力、標準語を使うようにしていた。もちろん親しい同僚と話すときは、大阪弁のアクセントが混じっていたと思う。でも学生に対してはかなり意識をして使っていたので、その3年半の修正が実を結んだというか、私の大阪弁アクセントはかなり少なくなっていたのだと思う。

 自己隔離状態の今の生活では、大阪弁でのアウトプットのチャンスは全くない。書くこともアウトプットだが、以前から書き言葉に大阪弁を使うことはしないので、心の中で読んでいるときも、それは標準語のアクセントだ。だから独り言も大阪弁で話せなくなってしまったのか。

 でももし私が話すのを聞いて、「標準語のアクセントとしてはおかしい」と思われることもあるだろう。意識しても、固有名詞のアクセントは間違ってしまうこともあるからだ。それと大阪弁特有の形容詞は使うことが多い。「あー疲れた」というときもあるが、「あーしんど」もよく言う。それにマクドナルドは「マック」と言えず、「マクド」と呼んでしまう。

 おそらく大阪弁のインプットがあまりにも少なくて、アウトプットに結び付かなくなっているのだろう。コロナ以前は日本からの親戚や友人をよく迎えていたので、その時は普通に大阪弁を話していた。
私の身体の中には大阪弁が染みついているので、きっと大阪に帰ればすぐ大阪弁で話すようになるはずだ。母語を忘れることは決してないと言うし、私の母語は日本語の中でも大阪弁なのだから。

2年前の最後の帰国の時に撮った大阪城
コロナもなく外国人観光客も多かった
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(世界肺癌学会議 IASLCの指針を参考に作成)

1) どのようにがんの診療をすべきか?

  • 通常の時と同様に、病理診断、病期診断、および点滴治療が必要な患者さんは入院あるいは外来で診療を行う。現在治療している患者さんは、そのまま継続を試みるが、長期経過観察中やがんサバイバーの方の診察は延期を考慮される。
  • 抗がん薬の点滴による治療は継続する。点滴の投与スケジュールを変更(毎週投与から3週毎への投与、3週毎の投与から4~5週毎への投与)し、外来受診の回数を減らすことも考慮する。病勢が安定していれば、1サイクル分の休薬期間を設けることも考慮する。画像評価を少し延期することも可能である。血液検査は、近医にて施行することを考慮する。

2) 肺がん疑いの患者への検査は?

  • 前もって電話で、あるいは診察室に入る前にCOVID-19に関する症状スクリーニングを行う。
  • CTガイド下針生検が困難になる重大な合併症がなければ、CTガイド下針生検で病理診断を行う(日本ではまず気管支鏡を行うことが多いが、COVID-19流行地域では気管支鏡の施行自体が医療者の曝露リスクが高い)。
  • 気管支鏡やEBUSは、マスクと透明なプラスチック・シールドなどの個人防護具(PPE)を用いて行う。症例により異なるが、緊急性のない検査なら2~4週の延期は可能である(特に病院内にCOVID-19患者が急増しているとき)。

3) 肺がんの疑われる、高齢者や基礎疾患のある患者への生検は?

  • 肺がんが疑われた場合には、COVID-19流行前と同様に、病理診断や病期診断の検査を行う。
  • 経胸壁(CTガイド下あるいはエコー下)針生検による確定診断が望ましい。
  • 症例により異なるが、気管支鏡検査は2~4週の延期を考慮できる。

4) 新しく診断されたがん患者に対する手術は?

  • 術前治療がすでに終了している場合、あるいは新しく診断されたsolid-typeの結節影の場合は、遅延無く手術が行われるべきである。
  • 肺がん部位のsolid componentの程度、PETでのSUV値、solid部分の大きさ、あるいは肺野条件でのすりガラス部分の縦隔条件での消失割合など総合的な判断に基づき手術延期が可能か否かを決定するが、極めて難しい判断となる。
  • 低リスクの早期がん病変、CT画像で微少浸潤腺がん、50%未満のsolid component、3 cm以下の原発巣など比較的早期のがんでは、4週間の手術延期は可能と考える。腫瘍量が大きい場合(例えば4 cm以上、N1陽性、明らかなN2陽性)には、腫瘍内科医は術前の化学療法や化学放射線療法を推奨する。

5) 高齢や基礎疾患を有する患者に対する手術は?

  • 体幹部定位放射線治療(SBRT)などの有効な局所療法が可能な施設が近くにあればそこでの治療が適切であると思われるが、遠距離を移動することは避けたほうが良い。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者であっても、外科手術の対象となるか否かはCOVID-19流行前と同じ基準で判断するのが望ましい。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者の手術適応の判断が難しい場合は、SBRTの可能施設か腫瘍内科へ紹介する。

6)術後化学療法は?

  • 術後再発リスクの高い患者(T3/4 or N2)で、65歳未満で全身状態が良ければ、化学療法が行われるべきである。
  • 再発リスクが中等度の患者(T2b-T3N0 or N1)では、個々の症例のリスクとベネフィット (年齢、基礎疾患の有無、全身状態、副作用など)を考慮するが、治療することが望ましい。
  • 再発リスクが低い患者(T1A-T2bN0)では、個々の症例における化学療法のリスクとベネフィットを考え、治療のメリットが低ければ治療の延期を考慮する。
  • 術後6~12週後の化学療法開始も許容される。
  • 高齢者(年齢≥70歳)や基礎疾患のある患者では、中止も考慮する。
  • 発熱性好中球減少症のリスクが10-15%<のレジメンでは、G-CSF投与を考慮する。
  • 術前・術後療法の適応は、COVID-19流行前と同じ基準で行う。
  • 切除可能なcStage III症例では、術前化学療法を行うべきである。

7)化学放射線療法は続ける?どうして?

  • 限局型小細胞癌、切除不能非小細胞肺癌 (stage III)では同時化学放射線療法を行うべきである。
  • 化学放射線療法は、通常がんの根治を目指して行っているので、既に治療が開始されている場合には完遂するべきである。
  • 切除不能非小細胞肺癌 (stage II)の治療オプションとして、化学放射線療法を考慮することができる。
  • 上大静脈症候群、喀血、脊髄圧迫、骨転移による疼痛、他の生命を脅かすようなOncology emergencyに対して放射線照射を行うべきである。

8)新規化学療法の導入は?

新しく診断された患者には、通常化学療法が行われるべきである。患者がCOVID-19に罹患している場合は、肺炎の状態を考慮して治療を少し遅らせるべきかどうかを慎重に判断する。

9)化学療法は続けるべき?

  • 一般に、切除不能肺癌に対する化学療法は続けるべきである。
  • 治療プロトコールを2週間に1回から3週間に1回のものに変更する、可能であれば点滴治療から内服薬に変更する、など受診回数を減らすことが考慮される。
  • 適切な用量調整にもかかわらず発熱性好中球減少症のリスクが10%<の場合には、G-CSFの一次的予防投与を考慮する。
  • 採血検査を近医で行うことも考慮する。
  • 化学放射線療法後の限局型小細胞肺癌に対する予防的全脳照射(PCI)は行うべきである。

10) 維持療法は続けるべき?

  • 続けることが望ましい。
  • 3から4週の休薬期間または治療と治療の間隔を延長することは考慮しても良い。

11) 新規治療は導入すべき?

新しく診断された転移のあるがん患者に対して治療の種類に関わらず標準的治療を提供し、疾患を制御し、生活の質を維持し、より良いPSを維持または達成すべきである。

12) 分子標的治療薬・免疫チェックポイント阻害薬の治療は?

  • 分子標的治療は行うべきである。経過観察の期間は個人の状況により6週から12週程度まで延長しても良い。
  • 抗PD- (L) 1抗体薬の投与では、例えば2-3週サイクルから4-6週サイクルの治療に変更または遅らせることを考慮する。
  • 局所進行非小細胞肺癌の放射線化学療法後の地固め療法としてDurvalumabの適応がある場合は、行うべきである。
  • 抗PD-(L)1抗体薬を12あるいは18ヶ月以上投与している症例では、次サイクルを遅らせる、サ イクル数を減らす、あるいは全体に治療間隔を長くすることを考慮しても良い。

※Content 4 was written referring to the guideline of The International Association for the Study of Lung Cancer (IASLC) with permission of IALC.
以上の内容は世界肺癌学会議の了承を得て、IALCの指針を参考に記載しました。

※各がん腫に対する治療方針の詳細はESMOの診療指針を参照 (ESMOの了解取得済み):
https://www.esmo.org/guidelines/cancer-patient-management-during-the-covid-19-pandemi



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最後のドリアン(?)と齊食週間(キンチェー)

 今買ってきたドリアンを食べたところだ。もうドリアンの季節も終わりで、近所でもあまり見かけなくなった。でも郵便局へ行く途中で、食堂の前でドリアンを売っているのを見つけた。行きは買わずにまず郵便局へ向かう。ドリアンは、電車などには持ち込み不可なので、郵便局でも入るときに止められたら困るからだ。

 郵便局へ行ったのは90日レポートをEMSで郵送するため。前回はオンライン申請をぎりぎりまでねばってみたが、結局ダメだったので郵送にした。今回は、返ってきた90日レポート受領書に、TM47の新しい書類と以前出した必要書類がホッチキスでとめられていたので、最初から郵送にしようと思っていた。

 この前かりびーさんも書いてくれたが、郵便局員さんはとても親切だ。返信用の切手を別の窓口で買って持っていくと、返信用封筒に貼って、またそれを封筒に入れて糊付けまでしてくれた。私はお金を払っただけだ。

 さて帰り道、少し考えたがドリアンを買うことに決めた。というのは、タイのドリアンの季節はだいたい5月から9月で、実は来年のその時期には日本に帰っている可能性が高い。日本でドリアンなんて手が出るはずがないので、本当にもうドリアンをいつ食べられるかわからない。

 今日買ったのは、もうむいてある状態の物だった。丸ごと一個買おうとしたら、まだ熟れていないとのこと。まあしかたがない。この量で180バーツだった。
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 もうひとつ買ったのは、厚揚げと春巻き。実はタイは明日からキンチェーという齊
食週間。中華系のタイ人が、この期間は菜食を食べて行いも慎み、身を清めるために始めた行事らしい。中華系以外のタイ人も、この時期は齊と書かれた黄色い旗の店で食べていることが多い。

 でもふと思うのだが、タイ人で野菜が大好きという人にあまり会ったことがない。まあこれまで学生相手だったので、20代前後の若者で肉より野菜が好きというのも不自然なことだろうが。でも学生たちが食べているお皿を見ると、まったく野菜が入っていないことも多かったのだ。だからキンチェーは野菜嫌いのタイ人に野菜を食べさせるために広まったのではないかとさえ思う。

 今年のキンチェーは10月6日から14日らしいが、一部5日から始める店もあるそうだ。うちの近所はすでに昨日4日から店先に黄色い旗を出しているところがあった。まあ売れれば何でもいいということだろう。


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(世界肺癌学会議 IASLCの指針を参考に作成)

1) どのようにがんの診療をすべきか?

  • 通常の時と同様に、病理診断、病期診断、および点滴治療が必要な患者さんは入院あるいは外来で診療を行う。現在治療している患者さんは、そのまま継続を試みるが、長期経過観察中やがんサバイバーの方の診察は延期を考慮される。
  • 抗がん薬の点滴による治療は継続する。点滴の投与スケジュールを変更(毎週投与から3週毎への投与、3週毎の投与から4~5週毎への投与)し、外来受診の回数を減らすことも考慮する。病勢が安定していれば、1サイクル分の休薬期間を設けることも考慮する。画像評価を少し延期することも可能である。血液検査は、近医にて施行することを考慮する。

2) 肺がん疑いの患者への検査は?

  • 前もって電話で、あるいは診察室に入る前にCOVID-19に関する症状スクリーニングを行う。
  • CTガイド下針生検が困難になる重大な合併症がなければ、CTガイド下針生検で病理診断を行う(日本ではまず気管支鏡を行うことが多いが、COVID-19流行地域では気管支鏡の施行自体が医療者の曝露リスクが高い)。
  • 気管支鏡やEBUSは、マスクと透明なプラスチック・シールドなどの個人防護具(PPE)を用いて行う。症例により異なるが、緊急性のない検査なら2~4週の延期は可能である(特に病院内にCOVID-19患者が急増しているとき)。

3) 肺がんの疑われる、高齢者や基礎疾患のある患者への生検は?

  • 肺がんが疑われた場合には、COVID-19流行前と同様に、病理診断や病期診断の検査を行う。
  • 経胸壁(CTガイド下あるいはエコー下)針生検による確定診断が望ましい。
  • 症例により異なるが、気管支鏡検査は2~4週の延期を考慮できる。

4) 新しく診断されたがん患者に対する手術は?

  • 術前治療がすでに終了している場合、あるいは新しく診断されたsolid-typeの結節影の場合は、遅延無く手術が行われるべきである。
  • 肺がん部位のsolid componentの程度、PETでのSUV値、solid部分の大きさ、あるいは肺野条件でのすりガラス部分の縦隔条件での消失割合など総合的な判断に基づき手術延期が可能か否かを決定するが、極めて難しい判断となる。
  • 低リスクの早期がん病変、CT画像で微少浸潤腺がん、50%未満のsolid component、3 cm以下の原発巣など比較的早期のがんでは、4週間の手術延期は可能と考える。腫瘍量が大きい場合(例えば4 cm以上、N1陽性、明らかなN2陽性)には、腫瘍内科医は術前の化学療法や化学放射線療法を推奨する。

5) 高齢や基礎疾患を有する患者に対する手術は?

  • 体幹部定位放射線治療(SBRT)などの有効な局所療法が可能な施設が近くにあればそこでの治療が適切であると思われるが、遠距離を移動することは避けたほうが良い。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者であっても、外科手術の対象となるか否かはCOVID-19流行前と同じ基準で判断するのが望ましい。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者の手術適応の判断が難しい場合は、SBRTの可能施設か腫瘍内科へ紹介する。

6)術後化学療法は?

  • 術後再発リスクの高い患者(T3/4 or N2)で、65歳未満で全身状態が良ければ、化学療法が行われるべきである。
  • 再発リスクが中等度の患者(T2b-T3N0 or N1)では、個々の症例のリスクとベネフィット (年齢、基礎疾患の有無、全身状態、副作用など)を考慮するが、治療することが望ましい。
  • 再発リスクが低い患者(T1A-T2bN0)では、個々の症例における化学療法のリスクとベネフィットを考え、治療のメリットが低ければ治療の延期を考慮する。
  • 術後6~12週後の化学療法開始も許容される。
  • 高齢者(年齢≥70歳)や基礎疾患のある患者では、中止も考慮する。
  • 発熱性好中球減少症のリスクが10-15%<のレジメンでは、G-CSF投与を考慮する。
  • 術前・術後療法の適応は、COVID-19流行前と同じ基準で行う。
  • 切除可能なcStage III症例では、術前化学療法を行うべきである。

7)化学放射線療法は続ける?どうして?

  • 限局型小細胞癌、切除不能非小細胞肺癌 (stage III)では同時化学放射線療法を行うべきである。
  • 化学放射線療法は、通常がんの根治を目指して行っているので、既に治療が開始されている場合には完遂するべきである。
  • 切除不能非小細胞肺癌 (stage II)の治療オプションとして、化学放射線療法を考慮することができる。
  • 上大静脈症候群、喀血、脊髄圧迫、骨転移による疼痛、他の生命を脅かすようなOncology emergencyに対して放射線照射を行うべきである。

8)新規化学療法の導入は?

新しく診断された患者には、通常化学療法が行われるべきである。患者がCOVID-19に罹患している場合は、肺炎の状態を考慮して治療を少し遅らせるべきかどうかを慎重に判断する。

9)化学療法は続けるべき?

  • 一般に、切除不能肺癌に対する化学療法は続けるべきである。
  • 治療プロトコールを2週間に1回から3週間に1回のものに変更する、可能であれば点滴治療から内服薬に変更する、など受診回数を減らすことが考慮される。
  • 適切な用量調整にもかかわらず発熱性好中球減少症のリスクが10%<の場合には、G-CSFの一次的予防投与を考慮する。
  • 採血検査を近医で行うことも考慮する。
  • 化学放射線療法後の限局型小細胞肺癌に対する予防的全脳照射(PCI)は行うべきである。

10) 維持療法は続けるべき?

  • 続けることが望ましい。
  • 3から4週の休薬期間または治療と治療の間隔を延長することは考慮しても良い。

11) 新規治療は導入すべき?

新しく診断された転移のあるがん患者に対して治療の種類に関わらず標準的治療を提供し、疾患を制御し、生活の質を維持し、より良いPSを維持または達成すべきである。

12) 分子標的治療薬・免疫チェックポイント阻害薬の治療は?

  • 分子標的治療は行うべきである。経過観察の期間は個人の状況により6週から12週程度まで延長しても良い。
  • 抗PD- (L) 1抗体薬の投与では、例えば2-3週サイクルから4-6週サイクルの治療に変更または遅らせることを考慮する。
  • 局所進行非小細胞肺癌の放射線化学療法後の地固め療法としてDurvalumabの適応がある場合は、行うべきである。
  • 抗PD-(L)1抗体薬を12あるいは18ヶ月以上投与している症例では、次サイクルを遅らせる、サ イクル数を減らす、あるいは全体に治療間隔を長くすることを考慮しても良い。

※Content 4 was written referring to the guideline of The International Association for the Study of Lung Cancer (IASLC) with permission of IALC.
以上の内容は世界肺癌学会議の了承を得て、IALCの指針を参考に記載しました。

※各がん腫に対する治療方針の詳細はESMOの診療指針を参照 (ESMOの了解取得済み):
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お気に入りの家電を二つも壊した(泣)

 この土日は苦しかった。今受けているコースも残り2週間となったのだが、そのため課題がかなり難しく、ひとつの課題を仕上げるのに、最低でも5,6時間はかかる。そのため昨日は買い物、今日は掃除と洗濯という家事以外は、ほとんど課題にかかりっきりだった。

 その上、朝からお気に入りの道具を二つも壊してしまった。1つは以前に書いた豆乳メーカー。5月初めに購入し、3日おきに豆乳を作り続けてきた。最近、時々吹きこぼれるようになり、やはり安物はだめかなと思ったが、毎回吹きこぼれるわけでもないので我慢していた。でも今日電源を入れるときに、火花が散った。たぶんコンセントの本体差込口に、水滴が残っていたのだと思う。もう一度入れなおしたが、もう電源は入らなかった。

もう焼け焦げている!
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 でももう大豆と水は投入済み。そのまま置いておけないので、仕方がないから炊飯器(と言っても人から頂いた古い型、ご飯を炊くのではなく煮込み料理に使っている)に入れて、豆を煮ることにした。たぶん延べ2時間くらい煮たので、柔らかくなっているだろうと思い、それをフードブレンダーでつぶそうと思った。これは、もう4年前、ニュージーランドで買ってきたものだ。すると硬すぎて無理だった。仕方なく洗ってふと見ると、差込口にかなりの力がかかったのか壊れていた。

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 どちらもはっきり言って安物だ。豆乳メーカーは送料を入れても550バーツほどだったし、ブレンダーも日本円で1200円くらいだったと思う。でも私にとっては、よく使う便利な道具だったので、二つとも壊してしまったことに泣きそうになった。

 夕方課題の合間にLazadaを検索。同じ商品がほぼ同じ値段で出ていた。前のは5か月使ったので月100バーツ、そう考えれば後6,7か月はタイにいるのだから、買ってもいいかと即ポチっと押した。なんせ豆乳生活に慣れてしまったので、ないとやはり物足りないと思うのだ。

  ブレンダーはもう少し機能の多いものが、やはり600バーツ弱であった。でもこちらは豆乳メーカーほど頻繁に使うものではないので、どうしようかと思案中。でもバナナシェイクを作るときには必要なんだなあ。

 つらい土日だったけど、ひとつだけいいことが(大したことじゃないけれど)。昨日久しぶりにマクロへ行ったら、外にカオソーイを売っているスタンドを発見。このマクロは月2,3回来てるのに、今まで気づかなかったのか新しくできたのか記憶にない。でもカオソーイを食べるのは久しぶりなので、持ち帰ってすぐに食べた。たった50バーツなのに、満足の味だった。
こんな風に持ち帰って
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自分で盛り付けました
カオソーイは大好物です
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(世界肺癌学会議 IASLCの指針を参考に作成)

1) どのようにがんの診療をすべきか?

  • 通常の時と同様に、病理診断、病期診断、および点滴治療が必要な患者さんは入院あるいは外来で診療を行う。現在治療している患者さんは、そのまま継続を試みるが、長期経過観察中やがんサバイバーの方の診察は延期を考慮される。
  • 抗がん薬の点滴による治療は継続する。点滴の投与スケジュールを変更(毎週投与から3週毎への投与、3週毎の投与から4~5週毎への投与)し、外来受診の回数を減らすことも考慮する。病勢が安定していれば、1サイクル分の休薬期間を設けることも考慮する。画像評価を少し延期することも可能である。血液検査は、近医にて施行することを考慮する。

2) 肺がん疑いの患者への検査は?

  • 前もって電話で、あるいは診察室に入る前にCOVID-19に関する症状スクリーニングを行う。
  • CTガイド下針生検が困難になる重大な合併症がなければ、CTガイド下針生検で病理診断を行う(日本ではまず気管支鏡を行うことが多いが、COVID-19流行地域では気管支鏡の施行自体が医療者の曝露リスクが高い)。
  • 気管支鏡やEBUSは、マスクと透明なプラスチック・シールドなどの個人防護具(PPE)を用いて行う。症例により異なるが、緊急性のない検査なら2~4週の延期は可能である(特に病院内にCOVID-19患者が急増しているとき)。

3) 肺がんの疑われる、高齢者や基礎疾患のある患者への生検は?

  • 肺がんが疑われた場合には、COVID-19流行前と同様に、病理診断や病期診断の検査を行う。
  • 経胸壁(CTガイド下あるいはエコー下)針生検による確定診断が望ましい。
  • 症例により異なるが、気管支鏡検査は2~4週の延期を考慮できる。

4) 新しく診断されたがん患者に対する手術は?

  • 術前治療がすでに終了している場合、あるいは新しく診断されたsolid-typeの結節影の場合は、遅延無く手術が行われるべきである。
  • 肺がん部位のsolid componentの程度、PETでのSUV値、solid部分の大きさ、あるいは肺野条件でのすりガラス部分の縦隔条件での消失割合など総合的な判断に基づき手術延期が可能か否かを決定するが、極めて難しい判断となる。
  • 低リスクの早期がん病変、CT画像で微少浸潤腺がん、50%未満のsolid component、3 cm以下の原発巣など比較的早期のがんでは、4週間の手術延期は可能と考える。腫瘍量が大きい場合(例えば4 cm以上、N1陽性、明らかなN2陽性)には、腫瘍内科医は術前の化学療法や化学放射線療法を推奨する。

5) 高齢や基礎疾患を有する患者に対する手術は?

  • 体幹部定位放射線治療(SBRT)などの有効な局所療法が可能な施設が近くにあればそこでの治療が適切であると思われるが、遠距離を移動することは避けたほうが良い。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者であっても、外科手術の対象となるか否かはCOVID-19流行前と同じ基準で判断するのが望ましい。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者の手術適応の判断が難しい場合は、SBRTの可能施設か腫瘍内科へ紹介する。

6)術後化学療法は?

  • 術後再発リスクの高い患者(T3/4 or N2)で、65歳未満で全身状態が良ければ、化学療法が行われるべきである。
  • 再発リスクが中等度の患者(T2b-T3N0 or N1)では、個々の症例のリスクとベネフィット (年齢、基礎疾患の有無、全身状態、副作用など)を考慮するが、治療することが望ましい。
  • 再発リスクが低い患者(T1A-T2bN0)では、個々の症例における化学療法のリスクとベネフィットを考え、治療のメリットが低ければ治療の延期を考慮する。
  • 術後6~12週後の化学療法開始も許容される。
  • 高齢者(年齢≥70歳)や基礎疾患のある患者では、中止も考慮する。
  • 発熱性好中球減少症のリスクが10-15%<のレジメンでは、G-CSF投与を考慮する。
  • 術前・術後療法の適応は、COVID-19流行前と同じ基準で行う。
  • 切除可能なcStage III症例では、術前化学療法を行うべきである。

7)化学放射線療法は続ける?どうして?

  • 限局型小細胞癌、切除不能非小細胞肺癌 (stage III)では同時化学放射線療法を行うべきである。
  • 化学放射線療法は、通常がんの根治を目指して行っているので、既に治療が開始されている場合には完遂するべきである。
  • 切除不能非小細胞肺癌 (stage II)の治療オプションとして、化学放射線療法を考慮することができる。
  • 上大静脈症候群、喀血、脊髄圧迫、骨転移による疼痛、他の生命を脅かすようなOncology emergencyに対して放射線照射を行うべきである。

8)新規化学療法の導入は?

新しく診断された患者には、通常化学療法が行われるべきである。患者がCOVID-19に罹患している場合は、肺炎の状態を考慮して治療を少し遅らせるべきかどうかを慎重に判断する。

9)化学療法は続けるべき?

  • 一般に、切除不能肺癌に対する化学療法は続けるべきである。
  • 治療プロトコールを2週間に1回から3週間に1回のものに変更する、可能であれば点滴治療から内服薬に変更する、など受診回数を減らすことが考慮される。
  • 適切な用量調整にもかかわらず発熱性好中球減少症のリスクが10%<の場合には、G-CSFの一次的予防投与を考慮する。
  • 採血検査を近医で行うことも考慮する。
  • 化学放射線療法後の限局型小細胞肺癌に対する予防的全脳照射(PCI)は行うべきである。

10) 維持療法は続けるべき?

  • 続けることが望ましい。
  • 3から4週の休薬期間または治療と治療の間隔を延長することは考慮しても良い。

11) 新規治療は導入すべき?

新しく診断された転移のあるがん患者に対して治療の種類に関わらず標準的治療を提供し、疾患を制御し、生活の質を維持し、より良いPSを維持または達成すべきである。

12) 分子標的治療薬・免疫チェックポイント阻害薬の治療は?

  • 分子標的治療は行うべきである。経過観察の期間は個人の状況により6週から12週程度まで延長しても良い。
  • 抗PD- (L) 1抗体薬の投与では、例えば2-3週サイクルから4-6週サイクルの治療に変更または遅らせることを考慮する。
  • 局所進行非小細胞肺癌の放射線化学療法後の地固め療法としてDurvalumabの適応がある場合は、行うべきである。
  • 抗PD-(L)1抗体薬を12あるいは18ヶ月以上投与している症例では、次サイクルを遅らせる、サ イクル数を減らす、あるいは全体に治療間隔を長くすることを考慮しても良い。

※Content 4 was written referring to the guideline of The International Association for the Study of Lung Cancer (IASLC) with permission of IALC.
以上の内容は世界肺癌学会議の了承を得て、IALCの指針を参考に記載しました。

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