これには驚いた。最初に200年3月頃から世界中の国で入国禁止が決まっていく中、日本はずるずると海外からの渡航者を受け入れていた。しかもタイのように14日間の強制隔離とかはなく、甘い自主隔離のために、一気にコロナ感染者が増えたと思う。それが今回のオミクロン株の発生で、世界に先駆けて入国禁止措置をとるという。
ニュースに対するコメントはほとんどが肯定的で、岸田総理の英断だとほめている人が多かった。私も同感だ。現政権の支持をする気持ちはないが、今回の決定については、岸田総理がよく決定したと感心する。私が読んだニュースの中には、アフリカ南部からの渡航禁止措置を出した国は、アメリカ、カナダ、オーストラリア、EUなどがあったが、まだ全面的に入国禁止をした国はないと思う。
でも時間の問題かもしれない。タイは今のところ入国のPCR検査をATKに変えると発表したのを撤回しただけだが、また急に14日間の隔離とか、一定の地域からの入国禁止を決める可能性もある。とにかくタイは政府の決断が早く、いきなり実施されることもよくあるので、ちゃんとニュースを追っておかねばならない。
タイは11月から開国し、隔離なしの入国(といってもPCR検査結果が出るまではホテルにいる必要がある)が始まったばかりだ。観光地もようやく外国人観光客の増加を期待し、閉めていたお店を再開しようと思う人もいるに違いない。それがこのオミクロン株で海外から入国禁止となったら目も当てられない。コロナ以降、生活困窮者が増えて、タイ経済もかなり厳しい状況になってきている。
もうひとつタイ在住者にとっての大きな問題は、これから一時帰国をして、戻ってくる前に急に入国禁止になったらどうするかということだ。2000年3月に一時帰国をした知人は、半年以上戻ってくることができなかった。そのまま戻ってこなかった人もいる。ちょうど年末年始を迎えるので、一時帰国を考えている在住者は多いと聞く。せめて長期滞在ビザを持っている人の入国を制限することはやめてほしい。
話は変わるが、昨日久しぶりにエムクオーティエへ行った。かなりの人出で驚いたし、日曜日でもスクムウィット通りはかなりの交通量だったので、以前に戻ってきたなあと実感した。まだまだ外国人は少ないが、タイ人は観光客のいない町を楽しんでいるように見える。燦燦と輝く太陽の下に飾られたタイらしいクリスマスツリーが、色鮮やかで美しかった。
にほんブログ村