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がんになっても地球旅行

病気には無縁と思ってた元バックパッカー、タイの大学で日本語教師をしていた2019年4月バンコクで肺腺癌(1A)手術。2022年6月に日本に帰国後もタイをメインに地球旅行に出かけています。

2022年04月

日本人の遺品が残るクンユアム メーホンソン⑤

 これまでクンユアムという名前を聞いたことがなかった。メーホンソンへ旅行しようと思った時、ネットやYoutubeで検索して、この町のことを知った。ミャンマーとの国境にある田舎町にタイ日友好記念館があるというのだ。

 メーホンソンからクンユアムへは毎日ソンテウが出ているらしい。でも本数が限られているので、日帰りするのは難しい。やはりバイクで向かうことにしたが、約70㎞ほど離れているので、往復150㎞はバイクの一日走行距離としては最高記録になりそうだ。でも108号線の一本道なので、道に迷うことはない。

 朝のメーホンソンは、バーンラックタイほどではないが、やはり寒い。でも景色はきれいで車も少ないので気持ちがいい。ちょうど20㎞弱のところにビューポイントがあり、休憩してコーヒーを飲んだ。

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 バイクで行こうと思った理由はもうひとつある。なぜかわからないが、メーホンソンから40㎞ほどのところに、日本人のための慰霊碑があるというのだ。

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 周りに何もない道路わきに、小さな祠と塔がぽつんと立っていた。私はGoogle Mapで場所を確認しながらゆっくり走ったので見つけることができたが、もし車で走っていたら気づかないのではないかと思った。

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 いつ供えられたかわからないが、お線香、お酒、水が残っていた。私も、ふとお線香を持ってこれればよかったのにと思ったが、新しいペットボトルの水だけを供えて、この地で亡くなった日本人の方に祈りをささげた。

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 そしてようやくクンユアムの町に到着。ちょうど町のまん中あたりだろうか、108号線に面してタイ日記念友好館があった。


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 ここでももう1本の水をお供えして祈った。碑の下にあるのは、ここの設立援助をした方たちの名前。タイ政府や日本政府は関係がなく、いろいろな団体や個人が協力されたそうだ。

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 記念館の中の説明は、タイ語、英語、日本語がある。よく整理されていて見やすかった。ただ、誤訳と思えるものもあったけれど。

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 館内にはビデオ室があり、当時の様子を説明した再現ビデオのようだった。第2次世界大戦時、クンユアムへ道路建設のためにやってきた日本兵、インパール作戦の失敗で戻ってきた日本兵、当時かなりの日本兵がこのクンユアムへ滞在し、現地の人々との温かい交流があったそうだ。.

 タイ人女性と恋に落ち、結婚して子供までできたのに、軍の命令で日本へ帰らされた兵士もいたそうだ。帰国を待つ間に、自分たちの持ち物を食料と交換してもらったり、また村の仕事をすることで食料をもらったりと、言葉が通じなかったはずなのに、村人たちは日本兵にとても好意的で、それに対して日本兵も精一杯の誠意を返したにちがいない。だからその逸話がこうして記念館として残っているのだろう。

 このタイ日友好記念館は、ある一人のタイ人の方によって作られたそうだ。1995年にクンユアム警察に署長として来られたチェーチャイ・チョムタワット氏が、クンユアムの村人たちの家の多くが、日本兵の遺品を持っていることに気づいて、村人に話を聞いて回ったそうだ。クンユアムの村人と日本兵の絆を記録に残したいと、その遺品を提供してもらって作ったのがこの記念館だとのこと。


 ネットで検索すると、この方に関するサイトが見つかった。本も出しておられ、たまたまKindle Unlimitedに入っていたので、それも読んでみた。この方がクンユアムに来られなかったら、クンユアムと日本の関係は、知られずに埋もれてしまったかもしれない。

 記念館の写真はあまり撮っていなかった。読むのに必死だったためだと思う。古いお守りもあって、中に「大阪天満宮」のものがあり、大阪の人もこの地におられたんだと不思議な気持ちになった。

 クンユアムには、この他にも日本人ゆかりのところがある。ちょっと長くなったので、続きは次回に回したい。



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2人に1人ががんにかかる

 肺がんのブログランキングにも参加しているが、この1,2年のブログ内容は、ほとんどタイに関することや自分の日常生活のことになっている。前に書いたが、手術をしたことを忘れるほどがんについて考える事が少なくなったのだと思う。

 でもネットで見つけた記事で気になるものがあった。私もよく「2人に1人ががんになる時代」と書いたりするが、すべての世代にそれが当てはまるわけではないのだ。日本人が一生のうちにがんと診断される確率が50%なので、世代によって大きく異なる。

 公益財団法人がん研究振興財団の「がんの統計'19」によると
  年齢     男性        女性
~39歳     1.1%         2.0%
~49歳     2.6%         5.8%
~59歳     7.7%       11.7%
~69歳    20.9%       19.9%
~79歳    41.5%       30.9%

 これだと50%を超えていないと思うかもしれないが、80歳以上になると男女とも60%を超えていく。そして超高齢者になると、がんを持ったまま亡くなる人も多く、死因ががんなのか老衰なのかもはっきりしない場合も多い。そういえば私の父方の祖母も、100歳ちかくで亡くなったので、がんだったという話も聞いたが、どう考えても寿命だろうと思ったものだ。

 数字をあらためて見て感じたのは、当時私は59歳だから11.9%、そして女性はたった全体の4.9%の肺がんなので、かなり確率は低かったのだ。だから2人に1人というより、20人に1人くらいの確率だったかもしれない。宝くじに当たったこともない私が、そんな確率を引き当て、しかも見つけにくいレントゲン検査だけで見つけてもらえたのだから、その確率はどれほどになるんだろう。

 昔と違ってがんはすぐ死につながる病気というわけではない。だから2人に1人と言われても、びくびくする必要もないと思う。実際に60%を超える80歳なら、がんの進行も遅いし、がんで死ぬというより、身体の機能が衰えて、他の原因で亡くなることが多いのだろう。

 ずっと書いてきたが、やはり定期的に検診をして、早期発見に努めるしかない。特に若い人は、検診をする機会も少ないが、もしいつもと違う症状があれば、早めに検査を受けるべきだ。

 まとまりのない文章になってしまったが、がんの話はここまでにして、今日のお寺へ。と言っても、訪れたのは2,3日前だけど・・・ほとんどの観光客が訪れる「ワット・チェットヨート」。私も初めてチェンマイを訪れた何十年も前から、好きなお寺だ。

七つの尖塔があるから、チェットヨートというが、この写真では六つしか見えない
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仏像の彫刻は修復されているのか、はっきり残っている
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外側は遺跡のようなのに、内部は豪華絢爛
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本堂の横の仏塔も、歴史を感じる
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エプロンサービスのあるカオソーイと映画 Lost City


 水曜日は映画の日。ということで昨日は映画を見に行った。MAYAショッピングセンターにはSFXシネマが入っているので、バンコクにいたときより気楽に映画に行ける(なんせ、徒歩10分以内)。

 まず腹ごしらえをしてから見ようと思い、MAYAの近くのカオソーイの店に行った。今日はバイクではなく歩いていけるところばかり。Google Mapは高評価で、お昼は混んでいると書いてあったが、私が行ったのは11時半ごろだし、今は観光客も少ないせいか、客は誰もいなかった。でもすぐに持ち帰りの人が来て、その後外国人カップルも来た。

 初めての店ではカオソーイガイと決めているので、注文するとすぐに運ばれてきた。袋に入った布のようなものを渡され、怪訝な顔をしていると、「エプロンよ」とおばさんが教えてくれた。確かにカオソーイの汁が服に飛んだら、落ちにくいだろうなあ。

生まれて初めてエプロンをしてカオソーイを食べた
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 カオソーイは、鶏肉、豚肉、つみれであれば40バーツ、大盛だと60バーツ。大盛が高いが、麺だけでなく肉も倍になるそうだ。それ以外にも、ガパオとかカオパットのようなタイのよくあるメニューも40バーツ。その中にパッポンカリーを見つけた。これは今度ぜひ食べに来なくては!

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 メニューはタイ語だけだが、おばさんは外国人カップルにカタコトの英語で対応していた。いつも思うのだが、英語ネイティブらしい人は、平気でノーマルスピードの英語で話す。それで全部通じると思うなと言いたい。おばさんと外国人女性の会話はかみ合っていなかったが、でも何となく注文が通った。

 お腹も一杯になったので、さあMAYAへ行こう。最近映画のチケットは自動販売機ばかりだが、まあどこのSFXも一緒だからこれはOK。バンコクより安く何と100バーツ。まだ30分ほどあるので、すぐ前にあるコワーキングスペース「C.A.M.P」を覗いてみた。

 ここはAISが運営しているので、AISと契約している人ならWiFi使い放題。私はTrueなのでそのWiFiは使えないが、何かを注文すると2時間のアクセス権がもらえるそうだ。スマホは無制限の契約だしiPadもネット共有にすればいいので、気が向いたらここに来てブログを書けばいいか・・・。

 以前は大学生や外国人で朝から満員だったらしいが、今はかなり空いていた。ちょうど大学が休みの時期だし、ノマドワーカーも減っているからだろうか。

こんなおしゃれな空間
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 さて映画だが、この前かりびーさんと「ファンタスティックビースト」を見たときに、このポスターをかりびーさんが見ていた。
「彼女ってもうかなりいい年ですよね?」
「昔、スピードに出てた人だ。名前が出てこない。」
 そう、私はかなりこの人の映画を見ているはずなのに思い出せない。家に帰って「サンドラ・ブロックだ!」と思い出した。

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 他に誰がでているか気にせず見たのだが、相手役はチャニング・テイタム(見たことがあると思ったら「ホワイトハウスダウン」の主人公)、そして敵役はハリーポッター、じゃなくてダニエル・ラドクリフ、それに友情出演でブラッド・ピット。出番は少ないけれど、ブラピはブラピだと思えるカッコよさ。

 日本人はエンドロールで立たないけれど、タイ人はさっさと立って出ていってしまう。実はエンドロールの途中で、もう一度ブラピが出てくるので逃すともったいない。

 冒険+アクション+ロマンス+コメディと盛りだくさんな映画で、飽きずに楽しめた。サンドラ・ブロックのコメディエンヌぶりもよかった。それで家に帰ってから調べてみて驚いた。サンドラはもう57歳なのだ。相手役のチャニングは41歳。でもラブシーンもある。

 以前有名なハリウッドの女優は、「40歳を過ぎると一気にヒロイン役がこなくなる」という記事を読んだことがある。でも男性は、40歳でも50歳でもロマンス映画にお呼びがかかるとのこと。

 それなのにサンドラは57歳にしてヒロイン。しかも作中で男性から思いを寄せられるほうなのだ。これはサンドラが偉大なのか、それとも時代が変わってきたためなのか。

 まあ自分自身も還暦を超えたとはいえ、平気でバイクのツーリング旅行をしているし、平均寿命が延びた分、高齢者の範囲も変わってきているとは思う。まあロマンスは関係ないが、57歳でハードなシーンにチャレンジするサンドラに元気をもらったかな。


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お気に入りの市場をみつけた

 今日のお寺 ワット・サンティタム ว้ดส้นติธรรม

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 このお寺は旧市街のお堀から少し北西にある。旧市街の中心からだと2㎞弱だろうか。1947年に建てられたということで、まだ新しいお寺だ。ルアンプー・シム師という高名な僧侶のために、ある裕福な女性がこのお寺を建てたそうだ。

 上の写真の本堂は、中に入れなかった。でも下の写真の仏塔は入ることができて、仏像もあった。この仏塔は1970年代に建てられたそうで、新しいためか白と金色のコントラストがはっきりして美しい。

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 さて仏像だが、四方向に四体配置されていた。全部同じかと思って見ると、手の形が違う。上の二体は同じように見えるが、右手の平が下向きと上向きになっている。調べてみたのだが、左上の形がタイで一番よく見られ、「降魔印(ごうまいん)」という。左下は恐れを取り除いてあげる手の形で「施無畏印(せむいいん)」。右下は瞑想中の姿で「禅定印(ぜんじょういん)」。それでも右上がわからない。
 
スクリーンショット (5)

 本堂の前に「博物館」があった。何が展示されているのだろう、仏像かなと思い、期待して入ってみた。
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 最初は何かわからなかったが、小さな金色のケースが並んでいて、たぶん僧侶の名前が書いてある。石や砂や布切れのようなもの?と見ているうちに、「骨」や「髪」があることに気づいた。つまりこれは高僧たちの遺物? 詳しい説明はなかったが、「存命中」という掲示もあったので、亡くなった方は遺骨や毛髪なんだろうか・・・とちょっと複雑な気持ちで眺めた。
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 まあ不思議なお寺だったけど、仏塔はきれいだったし、仏像も興味深かった。さあ次は食事。今日は市場の中にある食堂で、さっと食べる予定。お寺から1㎞ほどのところにある「ターニン市場」が目的地。ここは市場の横に、大きな食堂(フードコート)がある。

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豚肉ガパオ・目玉焼きのせ 50バーツ
見た目はそれほどでもないが、味はよかった!
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市場の方の建物
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タイ北部で有名な、とぐろ巻きのソーセージは焼きたてを売っている
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お菓子や果物、おかずも豊富
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乾物類もたくさん
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奥に行くと肉や魚のコーナー
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 ここは楽しい。バンコクのコンドは歩いてすぐのところに市場があって、何でも売っていたが、これほど規模が大きくなかった。欲しかった調味料もすぐ見つかり、マンゴーも買った。そしてタイ北部の郷土料理である「ゲーンハンレーแกงฮ้งเล」を買った。
 
市場の2階に上がる階段 ちょっと笑える
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 バイクだとここまで10分ほどなので、いつでも来れる。野菜も果物も新鮮だし、お肉や魚売り場のところも、かなり清潔そうに見えた。タイのローカル市場だと、はえがブンブンということもよくあるが、そんな気配はなかった。

 ここはおかずが豊富にあるのがうれしい。
これまでは日本風の味付けで作ることも多かったが、もうわずかなタイ生活なので、なるべくタイ料理を食べようと思う。


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バーンラックタイ メーホンソン④

 2月のメーホンソンの旅がまだ終わっていない。まだまだ先は長いので、チェンマイの日記の合間に、どんどん書いていかなければ。今回はまだ2日目で、50Km弱の道のりをバイクで走り向かった、バーンラックタイのことだ。

 バーンラックタイは、メーホンソンの北、ミャンマーとの国境にある村だ。昔、中国の内戦で雲南省から逃れてきた中国国民党の残留部隊の人たちが作った村だそうだ。そのため、村の至るところで漢字表記が見られる。村の入り口を示す門の表示もタイ語の下に漢字があった。

 メーホンソンからは45㎞ほどで、かなりカーブと傾斜もある山道なので、バイクでは厳しいと書いている人もいたが、実際行ってみたらそれほど大変ではなかった。というのは、とにかく交通量が少なく、カーブが続いても対向車が来る心配がない。でも観光客が多い時期だと、中央線を越えてくる車が多いらしく、やはり少し危険だということだ。

 今回は確認していないが、メーホンソンの生鮮市場から1日2本のソンテウが出ているらしい。でも途中に前回書いたスートンペー橋やプークロンもあるので、バイクやレンタカーで行く方が便利だと思う。道は基本的に一本道なので、迷うことはない。
 
漢字が読めない・・・
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 お正月や休みの日は、バーンラックタイのホテルはかなり埋まってしまうと聞いたので、Google Mapで連絡が取れるところを探した。それで見つけたのが、このホテル。タイ語で問い合わせたのだが、タイ語と英語の両方で併記した説明文を送ってくれた。

 銀行振り込みの前払いで一泊1000バーツ。ちょっと高いかなと思ったが、バーンラックタイは、観光が収入源の町なので、全体的に値段が高そうだ。しかもBooking.comやアゴダでもリストが出てこないので、自力で取るしかない。

 部屋は良かったが、2月のこの時期は、夜から朝にかけての冷え込みが半端じゃない!使い捨てカイロを持ってきたので、それをお腹につけて、寝る時もTシャツの上に長袖シャツを着て寝ても、夜中に寒くて目が覚めた。朝も寒すぎて、着替える気にもならない。タイでこれほど寒い経験をしたのは初めてだ。

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 でも昼間は半袖でも大丈夫で、暑すぎず気持ちがいい。私のホテルはメインのところから少し離れていたが、湖の周りをぐるりと歩いても爽やかだった。

休みの日は、ここでイベントが行われることもあるそうだ
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 湖の向こうにみえているのが、「リーワインルックタイリゾート」という高級ホテルで、簡単には予約が取れないらしい。

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 湖を半分くらい回ったところ
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キャンプもできるようで、朝通るとテントがたくさんあった
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メインの通りには、たくさんお茶屋さんがある
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 湖に面していくつかカフェがあり、私はここで2時間くらいネットをしたり、ボーっとしたりして過ごした。
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船にも乗れるが、一人だとあまりそんな気になれず、眺めていただけ
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 ところどころに、中国国民党のなごりを見ることができる
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これも中国っぽい
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ここは高級リゾートの敷地内だが、歩くことができる
湖が見渡せて、景色がすばらしい
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お茶畑がたくさんある
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 せっかくなので、バイクで町をぐるりと回ってみたら、町はずれにお寺があった。ワット・パーラックタイというらしい。ちょっと変わった形の仏塔があった。

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 バイクで走りながら、ミャンマーとの国境がどうなっているのだろうと、Google Mapで国境となっているところに向けて走った。(地図の赤丸のあたり)右のほうは、ホテルからバイクで数分の距離だ。ちょっとドキドキしながら行ったが、国境らしきところはない。でもMapで確認すると、ほぼその辺りまで来ていた。

 「もし知らないうちに国境を越えてしまったら、ヤバいかも」と慌てて引き返した。そして左側のほうの2か所も行ってみたが、やはり国境らしいところはない。つまりこのあたりは、地域住民であれば普通に行き来しているということだろうか。

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 島国の私たちにとって、国境は海の向こうだけれど、ミャンマー人とタイ人にとっては、単に隣村へ行く道というだけなんだろうなあ。でもこのコロナ禍で国境封鎖しているはずなので、一体どうなっているのだろう。もう少し行けば本当に国境の見張りの兵士がいたんだろうか。

 二日目の朝に食べたこのYunnan Noodleも美味しかった。いくつか種類があったので、誰かと一緒なら他のものも味見できたのにと思うと少し残念。

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でもこの揚げパンもひとつ頼んでみた
外はパリッとして、中はフアフア
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湖の周りには、夜になるとチムチュムのお店が並んでいた
でもやはり一人で鍋は食べられない
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 バーンラックタイは、見所がたくさんあるわけではない。でもゆったりとコーヒーやお茶を飲みながら、湖を見て過ごすのはいいものだった。ただリゾートと名のつく場所は、やはり誰かと一緒のほうが楽しいのだろうなあ。

 「あの素敵なリゾートホテルに、家族や友人と泊まればきっと素敵な気分を味わえるに違いない」と珍しく、一人旅を残念に思った一日だった。


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チェンマイ2日目にレンタルバイク

 チェンマイでの最初の朝は、まずジョーク(おかゆ)を食べにいくことにした。ワットスアンドークの近くに、有名なお店があるのを調べていた。コンドからだと約2㎞、そこからワットスアンドークまでも歩いて10分ほどだ。

 朝8時前に出発したら、涼しくて驚いた。やはりバンコクよりかなり涼しい。30分ほど歩くのも全く苦にならなかった。目指す店はステープ通りにあるのだが、Google Mapを見ながら探したけど見つからない。でもその辺りにたくさんお客さんが入っているジョークの店を見つけて、そこに入った。

ジョークシーピン
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 席はほぼ満席。ジョーク以外にも、クイッティオやご飯ものもある。席の回転は早そうで、私もちょうど空いた席に座ることができた。

豚肉と卵入りのジョーク 40バーツ
お腹に優しい味 おいしい!
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 チェンマイに来て何をするのかと言われたら、やはりお寺を見たいと答えると思う。これまでにも4,5回来ているので、有名なお寺はほとんど回っている。でもいつも何カ所か回るので、本当に気に入ったお寺しか覚えていない。

 毎日、ひとつのお寺に行きたい。それが今回の希望だ。チェンマイ滞在の最初のお寺は、一番好きなワット・スアンドーク。ここは白い仏塔がたくさん並んでいる。

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 ここは1371年にクーナ王によって、スコタイ王から派遣された僧侶のための住居として、ランナータイ王の宮殿の庭に建てられた。上の写真の白いチェディーはチェンマイ朝王族代々の遺骨が納められているそうだ。

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 この礼拝堂の壁に、タイ語、英語、中国語の掲示板があり、そこには「2016年6月15日より、寺院のメンテナンスのために外国人観光客から20バーツの費用を取ることになった」と書いてあった。でも入るところにも、そのお金を払う場所が見つからなかった。でもお布施箱はあったので、とりあえず20バーツを入れた。

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ちょっと可愛らしいガネーシャ象
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 さあここからが、タイトルに書いたバイクレンタルの話。お寺の後、また同じ道を戻り、近くの「トンパヨム市場」で野菜とお米を買った。そのつもりでリュックで行ったのだが、それを担いで2㎞以上を歩くのはつらかった。バンコクの家は徒歩5分以内に市場もあったので、買い物には困らなかった。でもMapで調べた限り、ここが一番近い生鮮市場だ。

 汗だくになって歩きながら、「今すぐバイクをレンタルしに行こう」と決意。とりあえず荷物をコンドに置きに行って、Google Mapで目星をつけていたバイクレンタルのお店に向かった。

写真を撮り忘れたので、Google Mapから拝借
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 店名の通り、オーナーはバネッサさんという女性。ネットで検索した時、このお店がコンドから近かっただけでなく、クチコミもよかったし、長期レンタルの割引もあると書いてあった。

 お店は少しわかりにくい場所にあったが、バイクが何台か前に停まっていたので、それで気がついた。バネッサさんは英語も上手で、私は英語を使ったり、タイ語を使ったり。(最近、本当に英語が出てこなくなってきた)

 ネットで調べた他のお店は、大体1ヶ月3000バーツからというのが多かった。でもここは2500バーツからとなっていたのだ。車種によって違うのだが、私が考えていたScoobyは2500バーツだった。しかも私が2ヶ月借りたいというと、「前払いにしてくれたら、2300バーツにしてあげる」と言われ即決。2ヶ月分の4600バーツとデポジット2000バーツを、銀行振り込みで支払った。

 バスポートも持っていなかったが、後でラインで送るからというとそれでOK。そして、ここを選んだ一番の決め手は、「2週間ごとの点検」があることだった。それにこのScoobyのタイヤも替えたばかりとのこと。

これから2か月間の私の愛車 ヘルメットは自前
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 いくつか傷があったが、それもバネッサさんに言われて写真を撮った。お店側からそんな風に言われたのは初めてだ。レンタカーの時は必ず写真を撮るが、バイクは撮ったことはない。でも今回は2ヶ月なので、ちゃんと記録しておいたほうがいい。そしてきちんとした契約書のコピーももらった。

 さあ「足」も手に入れたし、明日から毎日ひとつのお寺を見て回ろう。
 
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「おばあちゃんの家」でゆったりした時間を過ごす

 これはバンコクの話だ。確か1月末だが、下書きのままになっていた。旅行の合間に友人と行きたかった一軒家カフェへ行った。このGoogle Mapの地図だとチャロンナコン通りに面しているように見えるが、本当はソイ26を入った突き当りなので、少しわかりにくい。私たちも一つ手前のソイに入ってキョロキョロしていたら、おじさんが「カフェならあっちだよ」と教えてくれた。

 土日だけしかオープンしていないカフェなので、タイ人にすごく人気の場所らしい。私たちだけでなく、迷う人が多くて、おじさんもすぐそうだと思ったのだろうなあ。

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ソイの行き止まりの左手が入口
バーンクンヤー (บา้นคุณย่า)
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一階の奥には素敵な庭が見える
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入口で靴を脱いで、階段を登っていくと・・・
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2階にはいくつかのテーブルやいす
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私たちが最初に座ったところ
でも扇風機だけだと、ちょっと暑かった
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広めの室内の方はエアコンがある
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壁に掛けられたモノクロの写真は、ここのご家族のもの
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至るところにセンスの良さが感じられて、こんなところに住んでみたい!と思った
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私たちが注文した2品
白いほうはカオトークタンというらしい
ข้าวตอกต้ัง 100バーツ
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 これは見たこともないお菓子だったが、ラーティアンというらしい。昔のタイ菓子で、王室の食べ物だとか。中身はたぶん豚肉のミンチじゃないかと思ったが、ネットで調べたら、本来はエビをミンチ状にしたものを入れるそうだ。味付けは少し甘辛く、お菓子というよりおつまみ的な感じだった。

ลาเตียง 150バーツ
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長居をしたので、カプチーノとタイティーを追加
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トイレさえも写真を撮りたくなる美しさ
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2階から庭を眺める
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 私たちは3時間近くここにいたと思う。あまりにも居心地がよかったからだ。他に試したいメニューもあり、友人とはもう一度行こうと約束していたのだが・・・。土日しか開いていないために、機会を作ることができなかったのが残念だ。
 
 旅行で来るときはスクムウィットあたりに泊まることが多いので、次に来る機会があっても、ここまで足を延ばすのは難しいかもしれない。でもいつかまた訪れてみたい。


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