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がんになっても地球旅行

病気には無縁と思ってた元バックパッカー、タイの大学で日本語教師をしていた2019年4月バンコクで肺腺癌(1A)手術。2022年6月に日本に帰国後もタイをメインに地球旅行に出かけています。

2022年08月

断捨離もお盆休みと思っったのに・・・

 日本に帰ったら何をしようかと、ずっと考えていたつもりだった。でも一番の目的は、母の様子を確認して、実家の片づけをすること、そして自分の家も片付けることと思っていた。そして自分の家の片づけは、先週に夫が出かけている間にかなり済ませた。実家の方は、メンタルをやられて、当分お休みしようと思っていた。

 この前から書いているように、私の今の態度ややり方では、母にとっても自分にとってもプラスにならない。つい母に対して言葉がきつくなってしまい、それで母を傷つけていることはわかっている。そして自己嫌悪になる。

 娘と出かけた日は、そのまま実家へ行った。というのは、娘の車をそこに置いてあり、彼女は自分の家に戻るからだ。3人で近くの「スシロー」にお昼を食べに行ったが、娘がかなり相手をしてくれたので、気分は楽だった。

 帰ってきて、急に「明日、お寺さんが来るのに、お花を買ってくるのを忘れてた」と母が言う。娘がスーパーまで連れていってくれると言うので、二人は出かけていった。

 母がいないと思ったら、また片付けスイッチが入った。台所の隅にある、何がおいてあるのかわからないワゴンを確認。ほこりにまみれて出てきたのは、つけもの石、5年ほど前に送られてきたカゴメの「株主様へのお礼詰め合わせ」の箱(そうか、カゴメの株を持ってるんだ)、昔使っていたステーキ皿セット、旅館で出てくるような一人用コンロ?(網を置いて焼くヤツ)。全部、いらないでしょ!

 私はまず埃をはらい、袋や段ボールに入れて自分の車に運んだ。それからそのワゴンや床を拭きまくった。

 ワゴンの位置も少しずらして、調理台前のスペースを広くした。でもワゴンの上は、見た目は変わらないので、母は気づかないかもしれない。終わって一息ついた頃、二人が帰ってきた。

 娘が帰ったあと、私は夕食までは残ることにした。母が、突然私に聞く。
「明日は、来られへんの?お寺さん、午前中に代わってんけど。」
実は、以前に聞いたのは、夕方5時ということで、ちょっと用事があり無理だと答えていたのだ。
「誰も来てくれへんねんな」と嫌味のように聞こえたので、「〇〇(弟の名前)は?」と聞くと「聞いてへん」。私だけじゃなくて、ちゃんと弟にも言ってよ。

 実は、その2日後に友人が家に泊まりに来ることになっているので、その前に洗濯、掃除、買い物とやりたいことがたくさんある。
「じゃあ、10時半までに来て、お寺さんが終わったらすぐ帰るわ。」
結局、嫌とは言えなくなった。

 そして弟はというと、母が電話をすると、どこかに遊びに行っていて大阪にはいなかった。そりゃそうでしょ、お盆休みだもん。でも「〇〇は長男やから、私が死んだら全部頼まなあかん」とか言って、弟名義の貯金をかなりしてるのは、知ってんだよ。まあ私ではなく、娘名義の貯金もしてくれてるから、いいけどね。でもきっとお母さんの遺品整理をするのは、私一人だよ!夫も姑の遺品整理を一切しなかったから、弟だってするわけない。

 翌日、お寺さんのお参りが終わると、お昼前だった。
「お昼、何食べる?なんか、あるかな?パン、焼いたら失敗してもうたけど。」
母は長年パン焼き器を使っているが、最近イーストを入れるのをよく忘れて、パンというよりすいとんの大きな塊のようなものが出来上がる。

「お母さん、そんなん捨てて、すぐ焼きなおしたらいいやん。」
「でも食べられるし。」
いやいや、そんな冷めたすいとん塊、私は食べたくないわ。
「お母さん、貯金たくさん持ってるんやから、どんどん使えばいいやん。そんなまずいもん食べんでも。お金だってモノだって、後に残されたらそれだけ手間はかかるし。」

 あー言ってしまった。もう自分が嫌になる。カチンと来たら、すぐ口に出してしまう。
「もう、私帰るわ。買い物も行かなあかんから、何か買って食べるし。」

母の顔を見て、また自己嫌悪に陥り、そこでまたつい言ってしまった。
「じゃあ、なんか食べに行こう。その後、帰るし。」

 前日スシローに行った時、その手前にエスニックカフェのようなお店があったので、そこに行くことにした。タコスプレートとロコモコランチというのを頼んでみる。母はチーズやパンが好きなので、タコスはきっと気にいるだろう。

意外に大きくてボリュームたっぷり
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 娘のように優しい言い方をしなくてはと思いながら、母の言うことに、何か引っかかる。結局とても楽しい気分になったとは言えず、食事をした後しばらくして家に帰った。娘に愚痴ラインを送ると、「おばあちゃんの言うことに、必要以上に反応しているみたい。ちょっと物理的に距離を取った方がいいよ」とアドバイスが返ってきた。

 本当に自分の頭を冷やさなくては。月末に母を温泉に連れていく約束をしているが、それまで実家に行くのはやめよう。そしてその時はもっと優しい言葉をかけられるように、頑張ってみよう。



 
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最高の隠れ家「古民家の宿 勝右衛門」

 どこへ行こうかなと思った時、先月行った奈良の印象が良かったので、また奈良のどこかにしようと思った。今回は車で行くので、ちょっと電車では行きにくい地域がいいかなと思い、適当にBooking.comで探していたら、「古民家」というのが目についた。

 見ると一日一組だけで、古民家の離れを占領できるらしい。朝食、夕食は別料金だが、それを入れても二人で24000円くらいだろうか。

Booking.comではいつでもこの料金
でもbooking.comの割引があり、15006円
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 予約をしてすぐに、この宿から連絡を頂いた。奈良県では「いまなら。キャンペーン2022プラス」というのをやっており、宿に直接予約を入れれば、このキャンペーンが使えて宿代が半額になるという。早速、Booking.comはキャンセルを入れて、直接予約に切り替えていただいた。

 ワクチン接種3回目の証明を見せれば、宿泊代も半額になり、しかも地域クーポンがもらえるので、それを仕出しの夕食代に使えるそうだ。

 オーナーさんからは、駐車場の場所の説明や、直前に食事をどうするのかという丁寧な連絡もいただいた。夕食は仕出しで3500円、朝食は500円とのことだった。

 送っていただいたGoogle mapで、駐車場もすぐに分かった。石舞台を出るときに、今から向かうと連絡すると、車を降りてすぐ、タイミングよく番頭さんが迎えに来てくださった。林の横の道にはいったとたんに、空気が変わって少し涼しくなった。

 この家は、母屋が文政7年(1824年)、私たちが泊まった離れが大正3年(1914年)に建てられたそうだ。母屋はもうすぐ200年で、いろいろと手入れが大変とのことだが、離れはとてもきれいに手入れされていた。


離れはここから入る
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逆から見た入口の方 
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庭の向こうに、ミニキッチンや洗面トイレがある

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 宿に着いたのは3時前だった。縁側の向こうに二部屋あり、居間と寝室のように使えるになっていた。居間のほうには、ピアノもある。昔少しピアノを習っていた娘は、ちょっと弾いてみたが、もう覚えていないらしくすぐやめてしまった。こんな時、もっとピアノが弾けたら楽しいだろうなあ。

 5時頃、番頭さんが「6時前には雨が降るそうですので、早めにお風呂に入っていただいたほうがよろしいかと」と言いに来てくれた。お風呂は母屋の方へ歩いていかねばならない。薪でたくというお風呂はかなり熱く、ちょっとゆっくりつかることはできなかった。寒い時期なら気持ちいいだろうに。

 夕食は7時にとお願いした。持ってきてくださったものを見てびっくり。なんなんだ、この大きなお椀は!
 
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フタをひらける、こんな可愛らしい料理がでてきた。これ以外にお吸い物があり、

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最後にデザートも、ついてくる。柚子ジャムがのった杏仁豆腐で、おいしかった。

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 廊下を出て右手には小さな台所がある。このお宿は、持ち込みも自炊もOKとのこと。お茶やコーヒーもおいてくれている。電子レンジ、コーヒーメーカーもある。

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 書院造の座敷が寝室。ここに蚊帳をつるしてお布団を用意してくれた。私は子どもの頃に、田舎で蚊帳の中に入ったことがあるが、娘は蚊帳を見たこともないと言う。
「どうやってはいんの?」
「ちょっとだけめくって、素早く入るの。」

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 そして、早朝ジョギングを続けていて、最近5時過ぎに目を覚ましてしまう私は(というより年のせいだろうか)、もう9時半になると眠くなり、さっさと蚊帳に入り、あっという間に寝てしまった(らしい)。

 翌朝は、やはり4時半ごろに目を覚ましたが、次に気づいたのは7時の娘のアラームだった。久しぶりにゆっくり二度寝もできた。

 朝食は、台所の反対側にもう一部屋あり、そこに用意されていた。実は日本に帰ってきてずっと卵ご飯が食べたかったのに、夫が健康のためと言って7分付き米にしてしまい、卵かけにする気にならなかった。

 しかも卵ご飯にはこの薄口しょうゆでと、番頭さんが用意してくれたお醤油は本当に美味しかった。これは地元の「川上醤油」さんの「淡色天然鋳造醤油」とのことで、帰りに一本買ってかえることにした。(1本850円也)

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 実は、この宿で何をしていたかと言われると、私はずっとNetflixで「ハイキュー」を見ていた。娘はその横で、仕事で使う工作をしていた。こんなことは、家にいてもできる。でも何も気にせず、自分のやりたいことをするのは、本当に気楽だ。

 娘とはいろいろな話ができたし、リラックスもできて、気分良く二日間を過ごせた。直前にお互い気まずい時間があっただけに、今回の「旅」は思い出深いものになったと思う。

 そうそう、書き忘れそうになったが、実際払った金額は何と10120円。本来なら25120円のところ、キャンペーンで宿泊料50%オフ、そして平日クーポンが一人3000円分で6000円、つまり15000円もの割引きをしてもらえたのだ。

 このキャンペーンは来年2月28日までだそうだ。回数に制限もないようなので、ぜひまた利用したい。



 
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石舞台で古代に思いを馳せる

 先月長女と会った時、どこか近くへ一泊で出かけようと相談して、久しぶりに奈良、飛鳥方面でステキな宿を見つけた。その近くに高松塚古墳、キトラ古墳、石舞台があるが、実はどこも行ったことがなかった。

 ネットで調べて、石舞台とその近くにある岡寺に行くことに決め、ドライブを楽しみながらのんびり向かった。昭和27年に特別史跡に指定されたそうだが、その昔は田んぼの真ん中にポツンとあり、石舞台に乗ってもかまわなかったそうだ。今はきれいに整備されて、入場料も300円だが、石室の中に入ることができる。

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 石室の中から石舞台の天井を眺める。この石室は蘇我馬子の墓だと言われている。

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 この石舞台は無料駐車場があるのだが、狭くて使えないことが多いとネットのコメントにあった。実際行ってみると、本当に狭かったが、ちょうど一台だけスペースがあり停めることができた。真夏で見学者が少ないのでラッキーだったが、見学時間はそれほどかからないので、繁忙期でも回転は早いかもしれない。 

 石舞台から車で5分のところにある岡寺は、厄除けのお寺として有名らしい。長女は厄年になるので、お参りしようと誘ったが、実は女性の62歳も厄年ということで、私も厄年だった。 

  天智天皇の時代に創建されたという歴史あるお寺で、西国観音霊場33ヶ所の第7番札所でもあるそうだ。この日もまあまあ多くの人がお参りに訪れていた。


 重要文化財である仁王門
 
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 手水のところに、柄杓は置いていなかったが、水が落ちるところにビー玉が敷き詰められて、とてもきれいだった。

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本尊の如意輪観音像は土で作られた塑像
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 本堂から奥のこの鳥居を上がっていくと、弥勒菩薩があるというので、息を切らしながら階段を登った。

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石洞の中に仏像がみえる。中はとてもひんやりしていた。

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小さな弥勒菩薩が暗い中で微笑んでいるように見えた

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 久しぶりにお寺のお参りをしたように思う。チェンマイではほぼ毎日お寺に行ったのに、日本へ帰ってから、機会もなかった。
 7世紀建立でも、とてもきれいに保存されていて、それほど古さは感じない。でも参拝客はいても、なぜか静けさを感じるお寺だった。長女と次女は年子なので、これから数年は二人とも厄年になるので。お祈りをしてお守りを買って、お寺を後にした。

 お寺を降りたところに、Google mapで高評価のお店があったのに、8月はお休みだった。またGoogle mapで調べて行ったのは、石舞台のすぐ近くにあった「農村レストラン 夢市茶屋」。もう1時半ごろで、いくつかのメニューは売り切れていた。
 
 私たちがいただいたのは「古代米御膳」ミニトマトジュースをつけて1300円。ツルムラサキの胡麻和え(上の左から2番目)、呉豆腐(とうにゅうと吉野葛の豆腐)、苦瓜の胡桃和えが美味しかった。

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 あまり食事をする場所がないためか、私たちの後もお客さんは来ていたが、この御膳も私たちで終了だったようだ。他の方には申し訳ないけど、これも小さな幸運。

 観光はここまでで、この後すぐに宿に向かい、ダラーっと時間を過ごした。素晴らしい宿で、それについては明日にします。


 
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娘と私の気分転換

 朝、娘も私もまだ昨日のやりとりを引きずっていた。お互いにちょっと気まずいまま、娘が朝食を食べているとき、私は録画していたドラマを見ていた。私は、7月に始めたジョギングを続けているので、最近朝が早く、夫も娘も起きてこない時間にシャワーも浴びて、朝食を先に食べてしまう。

 今日は夫が用事で出かけ、しばらくして娘が「車借りていい?」と出かけていった。行先は先週ラインで話したときは、一緒に買い物に行こうと言っていたイオンショッピングセンターだろう。私も気まずいまま、「行ってらっしゃい」と返事をした。

 生協の宅配をしているので、それが来るまで外出できない。そのために、太陽が燦燦と輝く正午過ぎに買い物に出る羽目になった。そのついでに自分では作らない海老カツというのを買い、家でサンドイッチにして食べた。

 本当は娘とお昼を食べにいきたかったのになあと思う。でも彼女は今極力外食を避けている。特に今日は休日で、人の多いお店は問題外だろう。

 この落ち込んだ気分をどうすべきか。昨日、娘に言われたことを思い出す。
「髪の毛も、染めないとまだらになってるやん。自分にも時間とお金をかけたら?」
そう、片付けに夢中になりすぎて、ゆっくり美容院にも行かなかった。

 3年ぶりに行きつけの美容院に行ってみた。チェーン店なので、店員さんもずいぶん変わっているように思う。
「カラーと縮毛矯正って一度にできますか?」
「髪の状態を確認させてください。」

 髪がかなり傷んでいるらしく、縮毛矯正は当分しないほうがいいと言われた。でもカラーはOKだったので、やってもらうことにした。私は以前から美容院に行くと、なぜか眠くなる。今日も処理をしてもらう間、うつらうつらしていたと思う。

 ヘアカラーだけだと時間もそれほどかからず、まだ午後4時前だった。喉も乾いたので、ちょっとカフェに行ってみようという気になった。

 近くにHolly's Cafeという手ごろな料金のチェーン店があり、そこへ入った。髪を染めて少し気分は上向いたけど、すぐに家に戻る気になれないのは、まだ引きずっている証拠だ。

 アイスオーレを注文し、小さなお盆に置いてくれたのでそれを持とうとした瞬間、コップに手が当たって、コップが倒れた。床と私のショルダーバッグに、半分以上のオーレをぶちまけてしまった。

 店員さんはすぐにキッチンペーパーをたくさん渡してくれた。私が床をふいていると、「大丈夫ですよ、後でやりますから」と言ってくれた。そして、新しいアイスオーレを入れ、私に出してくれた。こぼしたのは、私の責任なのに・・・

コーヒーをぶちまけたカウンター
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 店員さんの優しさと、そのカフェの居心地の良さで、私はどんどん気分がよくなった。スマホでネットサーフィンをしながら、ゆったりとした気分に浸っていた。

 そうか、こんな時間が必要だったんだ。家にいても実家にいても、絶えず何かをしなければならない、片付けなければならないという強迫観念のようなものに、押しつぶされそうになっていたんだ。チェンマイでは、カフェで過ごす時間が大切だったのだから、それを日本でも少しは続けるべきだったんだ。

 女性にとっても美容院は、気分転換の場所と言われる。でもそれ以上に、カフェでボーっとする時間も、私にとって気分転換に必要なことだとわかった。

 家に戻って娘に話した。彼女は、イオンで映画を見て気分転換をしたそうだ。お互いに昨日は少し良くなかったこと謝った。そして一緒に夕食の準備をして、ようやく気まずさから抜け出すことができた。


 
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娘に怒られてへこんでます

 久しぶりに長女が帰ってくるので、車をどうしようかという話になった。以前、私は軽自動車に乗っていたので、それなら2台縦列駐車で車庫に置けた。でも普通車だとギリギリで、ドアが開かない。

 実家は駐車スペースがあるので、娘は先に実家へ行き、そこへ私が迎えに行くことにした。車はそのまま置いて、また帰るときにそこまで送っていく。

 母は久しぶりに長女とお昼を食べに行ってご機嫌だった。でも昨日「〇〇銀行の通帳がない」と電話をかけてきたので、「お母さん、この前ファイルに通帳を全部入れたよね。それをベッドの横に置いてたよね。」と答えると、やはりそのファイルにいれたことを覚えていないようだった。

 その後も母と私のやり取りを聞いていた長女が、だんだん憂鬱そうな顔になってきた。ちょっと二人で出かける用事があるので、車に乗ったとたん彼女が「もう私家に帰る」と怒り出した。

 理由は自分でもよくわかっている。母への言い方が、どうしてもきつくなり、責めているように聞こえるのだ。だから母もすぐ言い訳のように、「しんどい」とか「めまいがする」「もう86歳やねんから」を連発する。そんな二人の様子を見て、長女は嫌になってしまったのだ。

「片付けるのやめたら?もういいやん。」
「でも寝室も床や隅にほこりがたまってたら健康に悪いし、台所もいつのかわからん調味料なんか使わせたくないやん。」
「でも場所替えたら、おばあちゃんは覚えられへんで。それを責めたらあかんやん。」

「その片付けが、逆におばあちゃんへストレスを与えてるよ。お母さんの有り余ってるエネルギーを他のことに使ったら!?」

 結局、今日家に帰ってきても、長女は不機嫌なまま。いつも優しい彼女なので、かなり嫌な思いをさせてしまったということだ。

 先日コメントでも「ムキになっている、一度打ち止めにしたほうがいい」とアドバイスを頂いて、本当にその通りだと思ったのに、また長女に同じようなことを言われた。本当に私は意地っ張りでおろかだなあと思う。

 結局、帰国の目的が「実家の片付け」だけで、それ以外にあまり考えていなかったことも問題だった。これから自分が何をしたいのか、自分のためにどうやって時間を使うのかを、ちゃんと考えなくてはいけない。

 話はまた食べ物のことになるが、一昨日かりびーさんのブログを読んで、冷麺が食べたくなった。私の家の近くには、量も質もいいと評判の中華料理店があり、そこの冷麺はものすごいボリュームだった。洗面器みたいなボールに、麺も1.5玉分入っていた。

 でも今回行ってみると、麺は1.5玉だと料金割増で、値段も少しあがっていた。のっている具も、以前より質が落ちたように感じた。だから食べてみて、昔と同じような感動はなかった。
冷麺1200円
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 でも定食の方は、味もボリュームも記憶通りで、大満足だった。酢豚定食なのに、小エビの天ぷらもたくさんついてくる。スープもついて、1000円。

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 そして驚いたのは、注文はまずQRコードを読み取って、スマホでする。料理だけでなく、「おしぼり」「取り皿」追加の「お箸」や「水」までもスマホから。そして会計もスマホで金額を表示させてから店員さんを呼ぶシステム。

 それほど大きい店ではないが、フロアに店員さんは一人で、お昼時は本当に忙しそうだった。コロナで店員さんの数も減ったのかなあ。


 
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エコリングとBUYSELLに買取してもらう

 今日の内容も、興味のない人には全く面白くない内容だ。でも、家にある不用品が売れるかなと考えている方には、少しは参考になるかもしれない。
 
 自分の家の不用品は、1ヶ月かけていろいろな方法で処分した。まず捨てるしかない電化製品は、地域のゴミの日に出した。私の住む市は30㎝〜1mの大きさの大ゴミと1m以上の大ゴミと別れていて、どちらも月1回しかチャンスがない。

 その時に出したものは、掃除機、パン焼き機、CDプレーヤー2台。でもパソコンは出せないと書いてある。自宅に業者のチラシが入っていたので、そこでPC関連のものはすべて出した。デスクトップパソコン(たぶん10年以上前のもの)、ノートパソコン(あることさえ忘れていた私の2代前のノート)、プリンター(これも約10年前で、3年以上使わなかったために、印刷できなくなっていた)、スピーカーなど。

 これだけを処分すると、PCコーナーが無くなったリビングが広くなりさっぱりした。

 キッチンからは食器が段ボール箱で2箱分。どれも欠けたり割れたりしていないもので、それ以外にも箱に入っていたままの食器や、いろいろな小物や一応ブランドのジャケットや未使用のパンツなども一緒に買取ショップへ持っていった。

 ショップは、最近バンコクにも進出しているエコリング。店員さんに「これはアジアに行くんですか?」と聞くと、「ほとんどタイへ行きます」との返事。そうなんだ、私の使っていたものが、タイへ行って誰かが使ってくれるのか。

 これらは買い取ってもらえただけでありがたいと思わなきゃいけない。食器は段ボール1箱で100円、ブランドのジャケットが一番高くて300円、未使用でもたいしたブランドでなければ200円、箱に入った食器も100円と、段ボール4箱分くらい持ち込んだが、2500円弱だった。

 そしてちょっとはお金になるかなと思った姑の着物。これはBUYSELLに電話をして、買取に来てもらった。着物だけでなく姑の指輪や夫が子ども時代に集めたという切手もあった。これらの結果は下の写真。

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 実は着物や帯はこの2倍以上の数があったのだが、留袖や喪服のような黒い着物は買ってもらえないそうだ。羽織や着物コートは一切だめ。長襦袢も身長が150㎝程度の人のものはだめ。160㎝の人のものなら、可能性はあるらしい。

 姑の着物がどの程度の価格で購入したものかはわからない。でも最高でも300円でしか買い取ってもらえない。古銭もほとんど価値もなく、切手は大きなシートでなければ、額面の40%だそうだ。

 まあまあ値段がついたのは、プラチナや金のリングだった。それと片方だけ残っていた私の金のピアスがいくつか。金やプラチナは多少お金になるようだ。

 大昔に買ったグッチのバッグは500円、20年ほど前に買ってあまり使っていないBALLYのバッグは1500円だった。

 メルカリとかを上手に利用すれば、もう少し高く売れたのかもしれない。でもそれをするのも面倒に思ってしまう。

 ずいぶんモノを減らしたつもりだが、まだまだ使っていないものはたくさんある。箱に入ったままの「プーさん」のマグカップやお皿もある。これも自分で買ったのか、誰かにもらったのかも思い出せない。娘たちに「いる?」とラインしたら、二人とも「いらない」と速攻で返事が来た。

 まだダンボール1箱の、ほとんど未使用の小物と食器が残っている。これはメルカリやPayPayフリマに出せば、売れそうな気がする。そう思ったので、エコリングに持っていかずに部屋の隅に置いてある。でもネットのフリマはめんどくさそうだ。いつかやる気がおきるのだろうか。

 不用品の写真は撮っておかなかったので、先日、母と一緒に久しぶりに食べたピザを。お腹がすいていたので、トマトソースのピザ(チキンとアスパラ)に二人ともかぶりついてから、写真を思い出した。

 右側は4種類のチーズがのっているピザだが、甘いシロップがついてきた。そのまま食べるとちょっとチーズのくせが強いが、シロップをかけると意外に美味しかった。
 
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チェンマイ国立博物館

  チェンマイの生活は、午前中勉強をして、午後はバイクで出かけ、Google Mapで評価が高そうなお店を探して昼食を食べ、最低1カ所の観光をするというパターンだった。今から思うと、夢のような時間だった・・・。

 まだブログに書いていないところが数カ所あり、早く書かないと行ったことも忘れてしまいそうだ。チェンマイでお寺を中心に回ったが、ガイドブックに載っているような場所はほどんど行くことができたと思う。

 チェンマイ国立博物館は、タイ北部では最大の博物館とのことだ。旧市街の北西、スーパーハイウェイ沿いにあり、メーヤーショッピングセンターから2㎞弱だろうか。私は当然バイクで行ったので、10分もかからない距離だった。

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 国立博物館なので、外国人の入場料は100バーツ。でも今の時期外国人が少ないので、タイ人と思われることが多い。でもちゃんと「外国人です」と100バーツ支払った。人が少ないだけに、維持費とかを考えると、ごまかすのは心苦しい。

入ってすぐ迎えてくれる仏頭
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 実は写真はまあまあ撮っていたのだが、はっきり覚えていない。見たときは、きれいだなあとか古いのにちゃんと残っているんだとか思ったけれど、2ヶ月経った今、記憶から消えつつある。

 でもチェンマイで見たものを全部忘れているわけではないし、これより前に行ったランプーンの博物館の方はまだ覚えている。それはなぜなんだろう。

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 説明は英語とタイ語の両方があり、展示もきれいに並べられていた。それでも印象が薄いのはなぜだろうかと、今になって思う。

 仏像やそれ以外のものも、出典について書かれていた。ランナータイのいろいろな所から持ってこられたものだが、実際私が訪れた場所も多い。お寺の中にある仏像と、こんな風に博物館に並べられた仏像では、印象の度合いが違うように思うのだ。

 実際には博物館にあるものの方が、価値があるのだろう。でももうそれらは美術品であり、お寺の一部ではなくなっている。ちょうど東大寺ミュージアムに有名な仏像を見に行ったときと同じだなと思った。

 まあでもチェンマイ国立博物館は、広さは手ごろなのに見ごたえはある。いろいろな美術品が一度に見られるので、観光スポットとしてはおススメの場所だ。
 

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