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がんになっても地球旅行

病気には無縁と思ってた元バックパッカー、タイの大学で日本語教師をしていた2019年4月バンコクで肺腺癌(1A)手術。2022年6月に日本に帰国後もタイをメインに地球旅行に出かけています。

2023年04月

久しぶりに実家の断捨離

 去年帰国した時、頑張ってダイニングキッチンを片付けた。冷蔵庫と床下収納庫は本当に悪夢だった。もう2度とあそこまでひどい状態にはなってほしくない。

 あまりにも意地になって片付けたので、母を責めるような物言いになり、それを聞いた長女が怒りだして、丸一日まともに口をきいてくれなかった。それ以降、片付けるのが憂鬱になり、そのまま冬になったので断捨離は中断したままだった。

 連休中は予定があるので、今日実家へ行き、母の寝室を片付けることにした。去年最初に少し雑誌を整理したのだが、まだまだ山ほどある。というのは、母は私が小学生の頃から自宅でお茶とお花を教えていて、お茶の方の雑誌がいまだに毎月2冊送られてくるのだ。当然会費も払っているのだろうけど。

 最近来た雑誌でも、ちゃんと読んでいるように見えない。まだ新聞は読んでいるようだが、本や雑誌はあまり読む気になれないようだ。読むこと書くことが好きだった母なので、今のような母を見るのはつらい。

 とにかく寝室にあった雑誌のバックナンバーはすべて紐でくくり、ベッドの横の足の踏み場がないスペースにあった「わけのわからないもの」も、ごみ袋に入れた。昔、弟が使っていた本棚にも、お茶関係の本はあるが、それはそのままにして、その隙間や棚に置かれた箱もすべて確認して捨てた。そしていらない封筒と一緒になっていた御祝義袋の中の1万円札と、なぜかビニール袋の中にあった銀行の袋から4000円ちょっとを救出した。(ちゃんと母に返した)

 今日のごみ袋5つは、すべて車に積んで持ち帰った。でもこっそり車に積んでいたのに、途中で2袋が見つかり、母は「こんなに捨てて、なんか大事なもんが入ってたらどうすんの?」と袋の中をガサガサやりだした。

 実はある箱には、母の知人からの手紙もあったのだが、それはびりびり破いたので、「こんな空箱、おいてても使わないよね」と袋の口をあわてて結んだ。母はそんな手紙やはがきがあったことも覚えていない。

 私が断捨離を始めると、いつも母は「ちょっとめまいがする。血圧下がってるせいやろか」とかいう。3,4か月前に血圧計も買っているので、「お母さん、最近血圧測ってる?測ってみたら?」と勧めると、上が129,下が69と普通だった。まあ自分に都合が悪くなってくると、「めまいがする」と言い訳するのは恒例のこと。

 でも去年娘に言われたことを思い出しながら、ずっと断捨離をするのはよくないと思い、散歩に出かけることにした。出かける前には「めまいがする」と言っていたが、約2.3kmほどの距離を、ゆっくりだが休憩なしに歩いて戻ってきた。

 先日桜を見た川沿いの土手を歩いているとき、「あの紫色の花はなんやろう」と母が言ったので、Googleで検索すると「クサフジ」という花だった。山野の草地や堤防の日当たりのいいところで5月から7月にかけて咲くそうだ。

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 歩いていると今度は服に小さな虫が止まっているのを母が見つけた。テントウムシのようだが、色が違う。またGoogleで検索するとヤナギハムシというようだ。

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ちょっとピンボケですみません

 私もこんな黄色いテントウムシみたいな虫は見た記憶がないが、これはまだ幼虫らしい。成虫になると黄土色になるので、テントウムシと間違えられることもあるそうだ。

 断捨離のストレスを、川沿いの散歩でちょっと癒された。母も「川が近くにあってよかったわ」と楽しそうで、もう「めまいがする」とは言わなかった。季節がいいときは、またこうやって母を連れて散歩しよう。



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市町村から自衛隊への情報提供

 これは私の住む市だけの話ではないが、多くの市町村が、防衛大臣から自衛隊法施行令第120条に基づく資料提供に応じて、依頼のあった対象年齢の名簿を提供しているそうだ。この名簿に基づいて、自衛隊から該当者に勧誘郵便物が送られているのだ。

 ただし、名簿を勝手に提供されることに不満を持つ人も多く、多くの市で申請すれば提供する名簿から除外する制度を設けているが、私の住む市だと、申請書をダウンロードし、市役所へ本人確認書類を持って申請するか、郵送しなければならない。これがスマホからオンラインでできるのであれば、20代前半の人にとっては苦ではないだろうが、直接出向くとか郵送だと、面倒に感じる人がほとんどだろう。

 私はこの話を全く知らなくて、いつからこれが行われていたのだろうかと調べてみた。驚いたが、私がタイにいた時だが、つい最近のことだったのだ。

 2019年2月13日に、当時の安倍首相が募集についての自治体の非協力は残念という国会答弁を行い、これをうけて2020年12月18日の閣議決定がなされ、2021年2月5日に防衛省および総務省からの通知が出された。この通知で、「住民基本台帳の一部の写し」を防衛省に提供することは、住民基本台帳法上問題ではないとされた。 

 17歳と21歳が該当者の年齢だそうだが、その年齢の子どもを持つ家族のどれだけが、このことを知っているのだろう。子どもたちの個人情報が、親の許可なく自衛隊に送られていることを認めていいのだろうか。

 マイナポイントにつられてマイナンバーカードを作った私だが、何もかも紐づけされていくことには不安を感じる。今のところ保険証としては使っていないが、近い将来、保険証も運転免許証もこれに代わっていくのは不安だ。

 私の市では、自衛隊への情報提供を希望しない場合の申し出は5月10日までだが、これも市町村によって違うようだ。でもそんなお知らせも、市の広報に載っていたわけではないので、かなり意識しておかないとその機会も逃してしまうだろう。


 少し重い話になってしまったので、最後に明るい(?)話題を。
最近東南アジアの果物も、普通のスーパーで売られるようになったのだと気がついた。まず業務スーパーで見かけたのベトナム産のココナッツ。


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マンゴー2個1058.4円(271バーツ)
ドラゴンフルーツ3個734.4円(188バーツ)
パパイヤ2個429.8円(110バーツ)
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 マンゴー、ドラゴンフルーツ、パパイヤは、タイで頻繁に食べていたので、ちょっと食べてみたい気もしたが、タイバーツに換算したら、買い物かごにいれる勇気がなくなった。今度タイに行くまでがまんしよう。

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久しぶりにパン焼きに目覚めた

 私が初めてパン焼き機を買ったのは、もう25年ほど前になる。我が家は朝食にずっと食パンを食べていたし、子どもたちが小さかったので、添加物の入らないものを食べさせたいと思ったのだ。

 その頃、ホームベーカリーを出しているメーカーは、2,3社しかなかった。電気屋さんでカタログをもらってきて考えた末、値段は高かったがパナソニックのホームベーカリーにした。3代目となったホームベーカリーもパナソニックで、タイへ行くまでずっと使っていた。でも中釜のテフロンが剥げていたし、私が不在の間は一切使っていなかったようなので、買い替えることにした。

 もう夫婦二人だけなので、パナソニックの高価なものを買わなくてもいいかと、ちょうど帰国前に読んだヨリミチさんのブログを見て同じものをネットで注文した。
 
 

 それから週2,3回はパンを焼いているが、焼き上がりはやはりパナソニック製の方がよいと思う。パナソニックのは、ドライイーストが後から落ちるようになっているが、シロカのは、すべての材料を最初から入れるので、たぶんドライイーストの発酵具合が、二つのメーカーでは少し違うのだろうと思う。

 そして以前と同じレシピをそのまま使っているのも、ふくらみにも影響しているのかもしれない。でも長年この分量でセットしてきたので、他の分量にするのが面倒なのだ。強力粉はイオンのトップバリュで1kg入り214円(税込み)。だから1斤半で100円弱しかかからない。

 基本1斤半用  強力粉400g  砂糖大さじ2 塩小さじ1 水280cc
         スキムミルク大さじ1 マーガリン20g
                      
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 もちもちしているが、割とどっしりしているので、この大きさでもまあまあお腹にくる。

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一番のお気に入りの黒ゴマパン
強力粉の10%の黒ゴマを入れる
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ゆでたほうれん草を強力粉の10%入れたほうれん草パン
粗みじんぎりにして途中で投入
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レーズン入り丸パン
パン生地はベーカリーを使い、成形と発酵、焼くのは手作業
レーズンは強力粉の20%の重量を入れている
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小さめに作ったのはおやつに食べるため
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 子どもが小学生低学年の頃、娘の友達を呼んでパン作りを楽しんだ。パン生地を用意して、成形だけ子どもたちにやらせたのだが、いろいろな形を作って大喜びだったのを思い出す。すっかり大人になった娘たちは、もうパン作りなんて覚えていないかもしれないが。
 

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ウクライナ人の講演とピアノ演奏会

 先日ウクライナの現状を話してくださる講演会と、それに先立ってのウクライナ人ピアニストの演奏会を聴きに行った。

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 ピアニストのガラ・プストヴィットさんは、
2019年に演奏のために来日され、2022年に帰国予定だったのにロシア侵攻で帰国できず、現在も日本国内で演奏活動を続けておられる。彼女の演奏は心に染み入るようで、最後のウクライナの民謡は明るく楽しく、早くウクライナの人々がこの曲を楽しめるようになればいいのにと思った。

 講演をされたヴァルタン・ムラディアンさんは、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)職員としてウクライナ東部のハルキウで働いておられた。2022年2月24日のロシアの侵攻を受けて両親をベルギーに避難させ、ご自身はオランダに移られた。現在UNHCRを休職して、現地の期間でウクライナ人の支援に当たられている。

 講演で聞いたお話は、知らないことが多くて驚いた。一応ニュースでウクライナの現状は少しは知っている気になっていたが、現実にロシアの侵攻を経験された方の声は、衝撃だった。

 そして一番気になったのは、難民の状況だった。ロシアの侵攻が始まって1年、難民の数は807万人を超えているそうだ。

2月15日段階の状況 NHKニュースより
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 講演を聞いたときにも不思議に思ったのだが、ロシアには285万人もの人が避難している。ロシアに家族や親類がいるウクライナ人も多いそうなので、その人たちを頼ってロシアに避難しているのだろうか。

 156万人を受け入れているポーランドには、今での一日5,000人近い人が避難してくるそうだ。シェルターを提供している団体も、長期化している現状に資金繰りもマンパワーもかなり不足してきているという問題に直面している。

 ヴァルタンさんが住むオランダの小さな町ノールトウェイクでは、地域に500人の受け入れ、住居を提供しているだけでなく、雇用も健康保険も与えているそうだ。その移民たちに関する仕事を、町の公務員として雇われたヴァルタンさんが担当している。

 ウクライナから日本に避難した人は、出入国在留管理庁によると2月17日時点で2302人だそうだ。それ以降も少しは増えているかもしれないが、日本全国にたったそれだけしか来ていない。その中で、自分の住居を持ち、仕事をしている人がどれくらいいるのだろうか。
 
 政府はこれまで問題が多かった技能実習制度をいったん廃止し、新たな制度を作ると決めた。2019年に始まった特定技能制度も5年間滞在できる1号は13万1000人いるのに、在留期間に制限なく家族も帯同できる2号は2022年末にたったの8人。

 でも制度が変わっても、政府は移民受け入れに基本的に反対している。そして多くの日本人が、外国人が多くなったらマイナス面が増えると思っている。

 ありえない話と思うが、2021年に放送された「日本沈没ー希望のひと」は、最後に日本人が全世界に移住していくという話だった。本当に大災害が起こって、どこかの国から多くの移住者を受け入れる必要ができるとしたら、日本はどう対応するのだろう。

 自分の考えもまとまっていないので、だらだら書いてしまったが、久しぶりにいろいろ考えさせられる講演を聞けて良かったと思う。



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CTとおいしいカレー屋さん

 月曜日はMRIが終わると12時半ごろだったので、森ノ宮駅近くをGoogle Mapで検索してみた。気になったのが、カレー屋さんとオムライスがおいしそうな洋食屋さん。

 歩いていくと手前にカレー屋さんがあったために、においにつられてフラフラ入ってしまった。かりびーさんのブログでカツカレーを食べたというのを読んで以来、頭にカツカレーが残っている。どうしよう、やはり当店一番人気とあるロースかつとんかつ940円にすべきか。それともクチコミにあった銀筋(アキレス)940円にすべきか。

カレーライスの印度屋
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 その時、そのメニューのほかにもう一枚メニューがあるのに気付いた。ランチタイムサービス、日替わりランチ850円とある。さて今日は月曜日だから・・・ビーフとポテトオニオンソテーきぬさや添え。なんかこっちの方が、野菜があって健康的かも。

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ということで月曜日の日替わりランチ850円
コンソメスープとレモン味のゼリーがついてきた
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 クチコミには日本のカレーと書いてあったが、かなり香辛料も効いていて辛い。でも本当においしいのだ。ルーもたっぷりで、もし大盛りのご飯でも足りるのではないかと思うほどだった。スープはシンプルなコンソメだが、あまり塩辛くない。デザートのゼリーも、少し辛くなった口の中に、甘酸っぱさがぴったり。大満足だったので、水曜日ももう一度食べようかなという気になった。

 そして今日は
CTの撮影。午後1時の予約で昼食を食べていきたいところだが、この前もらったパンフレットには、造影検査の場合は、その前の食事をしてはいけないと書いてあった。じゃあ検査の前に、近くのレストランを物色しよう。

 午後1時の予約だったが、12時ごろには森ノ宮駅に着き、少しぶらぶらした。12時半ごろ病院の受付をして、検査室の方へ向かった。今日は少し寒いので、下着類は脱がなくてもいいように、金属のついたものやヒートテックは着ていない。

 前回同様、造影剤を使うための問診と説明があり、同意書のサインもした。MRIの造影剤は、ガドリニウム(Gd)系造影剤という薬剤で、私にはガドビストという造影剤が使われた。今回はヨード系造影剤のイオパミロンという造影剤らしい。前回0.5%の副作用と言われたが、今回は3%。症状は同じようなものらしい。

 今日は検査着に着がえると、その場所で右手に生理用食塩水の点滴をいれた。自分で点滴のホルダーを押して検査室に移動し、仰向けになり、一度CTを撮ってから、造影剤を点滴から入れ、もう一度CTを撮った。どちらも一回息を吸って、息を止めてという指示に合わせただけで、ほんの数分で終わった。

 たぶん前回より造影剤の量は多いように思った。(これは私が思っただけで本当はわからない)気分が悪いわけではないが、なんだか体が重く感じる。早く出してしまいたいので、その場で水を2杯飲んだ。

 さてランチだが、やはりカレー屋さんに行くことにした。検査の前に近くのお店を探し、もりのみやキューズモールというショッピングセンターも覗いたが、やはりカレーの魅力が勝った。実は理由があって、今日は水曜日なので、ランチはハンバーグのチーズ焼きカレーだが、2時を過ぎると940円のロースかつカレーが890円になるのだ。しかも前回50円引券ももらっている。

ロースかつの下に千切りキャベツが入っていた
ゼリーはないけど、コンソメスープはついている
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 これを2時過ぎにがっつり食べたので、実は夕食時もまだそれほどお腹が空いていなかった。でも夫がいるので、夕食を作らないといけないし、実は造影剤の副反応かわからないが、右眉のあたりがずっとかゆいし、なんか咳も出るしと、帰宅後はいい調子ではなかった。

 今咳はおさまっているが、やはり右眉のあたりがかゆい。そこだけがかゆいというのも不思議な話だ。

 これで事前検査は終えたので、来週月曜日の診察で、結果を教えてもらえる。バンコクのBNH病院の診察は、その日にX線を撮りすぐに診察だったので、やきもきする時間は短かったが、今回はまだ5日後だ。大丈夫と思っているが、終わるまでちょっと気が休まらないかなあ。


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人生初めての頭部MRI

 昨日はまず9時過ぎに大阪国際がんセンターへ行き、採血をした。ここでの採血は3回目だが、ブースがたくさんあるので、待ち時間は長くても10分ほどだ。

こんなブースが10以上ある
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 採血を嫌いな方もいるだろうが、私は全然平気だ。というのは、若いころから献血が趣味(?)だったので、どんな注射も怖くない。看護師さんが「3本とりますね」と細い試験管を見せてくれたが、ふとどれくらいの量だろうかと気になった。
「全部で何㏄ですか?」「22㏄くらいですね。」
えったったそれだけ?それだけでいろいろな検査ができるんだと、少し驚いた。

 大阪城公園を散策した後、10時半過ぎに森之宮病院へ行った。さあ今度は生まれて初めての頭部MRIなので、ちょっと緊張する。検査受付のところに、検査を受ける人向けのパンフレットが置いてあった。そこにあった注意事項を読んでちょっと不安になった。

 次項に該当する方は、検査ができない場合があります。
*手術により金属などが体内にある(ペースメーカー、人工内耳、血管ステント、ステントグラフト、動脈クリップ、人工関節、磁石式歯科インプラント等)
*高度の閉所恐怖症
*刺青、鉄粉入りの整髪剤やアイメイクなどをしている
*妊娠または妊娠の可能性がある(妊娠3か月以内)

 刺青をしている人はMRIができないと聞いたことがあった。私は5年前にバンコクで眉のアートメイクをしているので、施術後そのお店に確認しに行ったのだが、そのお店は色素だけしか使わないので大丈夫とのことだった。それより磁石式インプラントというのが、気になったので、ちょうど受付のところに来られた技師さんに尋ねると、取り外しのできるインプラントでなければ大丈夫とのことだった。

 そのあと、検査についての詳しい説明もあり、造影剤を使うことの同意書にサインをした。始まる前に水を一杯飲み、終わった後も造影剤を出すために、多めに水分を取るように言われた。造影剤による副作用は0.5%ほどだが、頭痛、吐き気、蕁麻疹など軽度なものがおこることもあるそうだ。

 その後10分ほど待って検査室へ。金具のついている下着はだめなことはわかっていたが、「ヒートテック」もダメとのこと。私はまだ下着類はヒートテックなので、検査着だけを着た。

こんな検査着
タイのと似ているが、内側にも紐がついていて、前がはだけにくい
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 まだ前の人が終わっていなかったので、そこでも5分ほど待った。その時にふと目に着いたのがこれ。技師さんが、「湿布を貼っていませんか?」と聞いていたが、やけどの恐れがある湿布もあるんだ。

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 いよいよMRIを受ける。まず渡された耳栓をして、ベッドに上向けに寝る。そして大きなヘッドホンを頭につけられた。そこからオルゴール音楽が聞こえてくる。左手には何かあったときのためのブザーを持たされ、身体を固定されて機械の中に入っていく。

 すぐに何か「ガーガー」と機械音が聞こえてきた。もうヘッドホンのオルゴールは全く聞こえない。音はリズムのあるものだったり、単調なものだったりするが、確かにかなり大きな音で、耳栓をしていてもうるさい。

 時間はどれくらい経ったのかわからないが、音が止まり、機械の外に出た。今度は造影剤を入れての撮影だ。左腕に採血の後があるので、今度は右腕。体が固定されているので、どんなものか見えないが、チクッとしてすぐに「入りましたよ。でもこのまま固定してMRIを続けますね」と言われた。

 また機械に入って、「ガーガーうるさいなあ」と思ったのに、「終わりましたよ」の声がした。えっ!?私、寝てた?

 最近、昼間でも眠いことが多いのだ。週3,4回、朝のジョギングを再開したので、起きるのが6時になったのに、就寝時間は同じということで、以前より少し睡眠不足もある。でもあの轟音ともいえる機械の中で寝てしまうなんて。

 おかげで大した苦痛もなくMRIは終わった。明日また胸部CTを撮りに行くのだが、これは何度も経験済みなので、何の心配もない。そしてその結果を聞きに、来週ドクターに会いに行く。それで4年目検診も終わりだ。


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平日午前10時、大阪城に日本人はいない!?

 今日は来週の検診のための検査を受けに、ふたつの病院へ行かねばならなかった。その病院が、大阪国際がんセンターと森之宮病院なのだが、ちょうどこの病院は大阪城公園の東西にある。

 最初の採血が9時半、次のMRTが11時なので、大阪城公園をぶらぶら歩いて散歩していればちょうどいい時間になるだろう。そう思い大手門の方から入っていった。大阪城が見えるのは桜門で、その反対側に豊臣秀吉を御祭神とする豊国神社がある。

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 いつもは素通りだが、今日は時間もあるので、ちょっと神社でお参りをした。すると後ろからタイ語が聞こえてきてびっくり。見ると10人くらいのグループが秀吉像のところで写真を撮ったり、ちゃんと手をたたいてお参りをしていた。

桜門のあたりも、外国人が多い
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 そして大阪城の前まで来てもっと驚いた。とにかく外国人しかいないように見える。旗を持ったガイドに連れられたグループも多い。ゆっくり歩きながら聞き耳をたてると、英語、フランス語、スペイン語、タイ語、中国語、韓国語と、何語か知らない言葉がいろいろ聞こえてきた。

 スーツケースをひっぱりながら歩いている人もいる。朝、飛行機や列車で着いて、そのまま大阪城観光に来られたのだろう。

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大手門に向かう道、ずっと人が歩いてくる様子が見える
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 来た道と反対の森之宮駅に向かう間も、聞こえてきたのはほとんど外国語だった。歩きながら不思議な気分になってくる。私は一体どこを歩いているんだろう。ちょうど中国人観光客グループに挟まれてしまったので、ずっと中国語だけしか聞こえない。

 地元だけにいると、外国人観光客が来ているとことに気付かない。でもさすがに大阪のメインの観光地ともなるとこれだけの外国人観光客が来ているのかと感心した。

 そしてなぜ外国人観光客とわかるのかということだが、まず欧米人やアラブ系の人は見ただけで判断できるし、マスクをしていない。そしてアジア系の人たちも、かなりの人がマスクをしていない。言葉が聞こえてきてくれば、何人か想像できるが、今日の私の印象では、韓国人のマスク率は20~30%、中国人(でも香港、台湾、中国の区別はつかない)でも半分くらい。たまに日本語が聞こえてくると、マスクをしていた。

 公園内だし、人が多いと言っても密集しているわけでもないので、マスクをとっても構わないだろうと思いながら、結局私はマスクを外さなかった。

森之宮の入り口には、こんな列車があり、桜門まで乗っていける(有料)
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 日本にはかなりの外国人観光客が入ってきているのを実感したが、ニュースで読んだところによると、日本人の国内旅行はかなり多くなっていても、海外旅行の数はまだまだコロナの前の状態には戻っていないとのこと。ひとつは航空券が高いためだろうが、それよりまだ日本人が海外旅行に出たいという気持ちを取り戻していないだめだろう。

 それに長女のように、まわりの反応を気にして海外旅行を躊躇している人もいるだろう。早く以前のように、多くの人が気楽に海外旅行に出られるようになってくれるといいのに。


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