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がんになっても地球旅行

病気には無縁と思ってた元バックパッカー、タイの大学で日本語教師をしていた2019年4月バンコクで肺腺癌(1A)手術。2022年6月に日本に帰国後もタイをメインに地球旅行に出かけています。

2024年05月

昨年あきらめたガンガラ―の谷へ行きたいが、車なしは難しい?

 ガンガラーの谷は、おきなわワールドの向かいにあり、去年次女が行きたいと言った場所だ。次女も私も鍾乳洞が大好きで、機会があれば訪れている。でも去年は、梅雨の真っ只中でツアーの時間が限られており、涙を飲んだ。

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 娘には悪いが、今回の旅のメインイベントはこのガンガラーの谷。ツアーのみで歩くことができるので、天気予報を見ながらいつ行くか悩んでいた。

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 今回の旅行日程は、仕事の日の移動を避け、Jetstarのキャンペーンが使える日の組み合わせ。それでちょうど土日月が観光する日になった。でも後で気づいたのだが、沖縄は例年この時期に梅雨入りしている。2週間前くらいから天気予報を見ていたが、土日が曇りか雨、月曜からはずっと雨の予想だった。

 でも行く前日に、土日の雨が20%以下となり、月曜も30%程度となった。よしこれなら日曜日の午前中にもう一つ行きたい齋場御嶽に行ってから、ガンガラーの谷も行けそうだ。そして13時20分にオンラインで予約を入れた。

 でも前日、バスの時刻を調べているうちに不安になってきた。どちらもバスが限られているので、予約した時間に100%行ける自信がない。やはりガンガラーの谷へ先に行った方がいい。

 それとガンガラーの谷の受付場所は洞窟カフェになっていて、500円でコーヒーやジュースが飲み放題らしい。いやでもツアー中トイレに行けないことを考えると、飲み放題と言ってもせいぜいコーヒーとジュース各一杯が限度かも・・・。ただそのカフェはツアー参加者しか入れないそうなので、せっかくだからコーヒータイムも作ろう。

 近くのバス停から直通のバスは6時台のあと8時42分のみで、それで9時22分に到着。万が一バスが遅れることも考えて、予約は10時40分で取り直した。1時間あるが、ちょうどこの日に買った美味しそうなパンが残っているので、それとコーヒーで朝食にしよう。

 朝バス停に行くが、一瞬どちらのバス停かわからない。両方向の時刻表を見たが、玉泉洞行きが見つけられない。バス停で待っていた若い女性に、Google mapの検索結果を見せて、「この54番のバスに乗りたいのですが、ここでいいですか?」と聞いてみた。彼女は、時刻表も確認してくれて、「ここでいいですよ。ちょっと遅れてくると思います」と言いながら、次に来たバスに乗っていった。

 いやー昨日は人に聞くのを躊躇したけど、もう大丈夫だ。やっぱりわからないときは、人にも聞いてみなくては。

 バスは5分遅れでやってきたが、バスは9時半頃に玉泉洞に着いた。しかもバス運転手さんは、帰る時のバス停の位置を、一瞬車を止めて教えてくれた。親切だなあ。

 この先が受付とカフェ でもトイレはこの手前しかない
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受付 ネットで予約したことを告げ、クレカで支払った
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洞窟カフェはこんな感じ 奥でツアーの説明をしている
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 ポットの中に、Three Five COFEE sango roast というここでしか飲めないホットコーヒーが入っていて、その隣に、右からハイビスカスティー、グァバ&ぶどうジュース、パイナップルジュース、アイスコーヒーというアイスドリンクが置かれていた。

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入場料2500円にドリンク代500円を追加すると、このマグカップが渡される
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時間が来て、ツアーの説明を聞くために座り、カフェ側を見る
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 ツアーは最大24名と聞いていたが、たぶんその人数がいたと思う。最初に名前の点呼を取られ、一人の人も数人いた。そして中国人らしい女性が一人。たまたまその人が横に座り、見ると英語や中国語で書かれた説明書を持っていた。そうか、こうやって外国人に対応しているんだ。

ツアー中飲食禁止なので、さんぴん茶が入ったボトルが渡される
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洞窟カフェをでるところで
「この小さな突起の部分でも、できるのに30年くらいかかるんですよ」と
若いガイドさんがせつめいしてくれる

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さあツアーに出発
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 ツアー中の写真が多くてまだ選びきれていないので、ツアー本番は次回にします。


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やっぱりアニメって人気あるんですね

 昨日のたん料理屋の情けない事態になる前に、レストラン開店まで1時間弱あったので、大丸デパートの中で時間をつぶそうと、1階からエスカレーターで上がっていったが、興味をひくものもなく、結局13階に来た。するとこんなカラフルなお店が並んでいた。

ワンピース 麦わらストア
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 それほどアニメに詳しいわけではないが、「ワンピース」くらいは当然知っている。フィリピンを拠点にしていた「ルフィ強盗団」のルフィという名前が、ワンピースの「麦わらのルフィ」というキャラクターネームから取られていると、ワンピースのファンからは、かなり怒りの声があがったようだ。日本国内で4億1650万部以上、海外の累計も5億1000部以上を売り上げているモンスターアニメ。
 でも私は読んだことがない・・・。

ニンテンドーオーサカ
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 この写真を撮ったころ、ちょっと発熱の気配があり、写真の撮り方も雑になってきた。こんなに人が映っている写真しか残っていなかった。

 もちろんスーパーマリオは知っている。でもテレビゲームにハマらなかったので、ニンテンドーのゲームもほとんど知らない。

ポケモンセンターズオーサカ
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 この中で一番よく知っているのはポケモン。娘たちが小学生時代に流行ったおかげで、最初の頃のポケモンはよく知っている。娘たちが小学校高学年を過ごしたオーストラリアでもテレビ放映されていたので、よく一緒に見ていた。今も私の部屋に、フェア(お祭りみたいなもの)で買った「ゼニガメ」のぬいぐるみがある。(なんで私の部屋なんだ・・・)

カプコンストア
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 「カプコン」、それ何?聞いたことがない・・・と全くゲームに縁のない私は思ったが、「株式会社カプコン(英: CAPCOM CO., LTD.[3])は、大阪府大阪市中央区内平野町に本社を置く主にアーケードゲームやコンシューマーゲームの開発・販売を行う日本のゲームソフトウェアメーカー」とのことだ。

これを見て、わかる人はわかるのだろうなあ
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 ぐるりと回ると、こんなゲームコーナーがあった。みんな必死でやっている。でもこの日は月末の月曜日午前10時半ごろ。皆さん、お仕事は?それになんで子どももいるの?

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 アニメが好きな方、興味があれば行ってみてください。JR大阪駅前にある大丸百貨店13階。これがフロアマップだが、片隅にかつらのフォンテーヌや美容室がひっそりとあるのが不思議。

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がん卒業祝いに祝杯ならぬ祝飯と思ったのに・・・

 月曜日は朝から雨が降っていた。もしお天気が良ければ、診察の後、大阪城公園へ行き、新緑の大阪城を見ながら喜びにひたろうと思った。でも雨は止まず、診察も予想したより早く終わったので、梅田まで出ていくことにした。

 何を食べよう。病院の近くならちょっと気になるインド料理店があったのだが、お祝いなんだからやはり肉が食べたいかな。そうだ、牛タンにしよう。確か大阪駅ビルの中に、以前行ったことのある牛たん屋さんがあったと思いながらググってみた。すると大丸百貨店のグルメフロアにも一軒見つけた。

 今は大阪にはいろいろショッピングビルができて、知らないところだらけになってしまったが、大丸ができた当時(一体いつの話だ!?)友人とよく14階のレストランフロアに行った。おしゃれな店が多かったし、14階にあがる専用エレベーターも、ガラス張りでおしゃれだった。でも行ってみると、レストランの開く11時からしか、直通エレベーターは動いていなかった。

 まあでもデパートなら暇つぶしをするところはいくらでもあるだろう。ただ
梅田に着いた頃から、何だが身体の節々が痛くなってきた。うーん、今日は朝走っていないのに、どうしたんだろう。そして暇つぶしにブラブラしているうちに悪寒も感じてきた。やばい!これは熱が出てる・・・。

 そう、そう気づいた時点でさっさと家に帰れば良かったのだ。なのに、食い意地の張っている私は、ちょっと熱が出たくらいなら食欲も落ちないだろうと、そのままレストラン街へ向かった。

 でも目指すレストランへ行き、外の椅子に座って開店を待っているうちに、悪寒がひどくなり、まるで貧乏ゆすりのように足が震えだした。これはもう38度近く熱が出ているのではないか。

 なのに開店時間となり、席に案内されてしまった。まあなんとか食べられるはず!

牛たん焼き 仙台辺見 大丸百貨店14階
ランチはかなりコスパがよく、ねぎ塩レモン牛たん焼き定食 1,380円
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そう、書いている今なら一気に食べてしまいそうだ
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 オックステールスープも美味しかったし、麦飯に添えた牛たんしぐれも美味しかった、一口目は・・・。

 牛たんを2切れ食べたとき、何だか胸がムカムカしてきた。これはやばい。レストランの中で吐き気をもよおすなんて・・・(/TДT)/

 「すみません、ちょっと気分が悪いので、トイレに行ってきます」と店員さんに声をかけ、あわててトイレに向かった。そのときは、もう本当に吐いてしまいそうな気分だった。でも少しするとおさまったので、レストランに戻って、「これ、持ち帰りはだめですよね?」と聞くと、店員さんも申し訳無さそうに、「はい、だめです。」
タイなら何でも持って帰れるのに・・・。

 「ゆっくり休んでくださいね。なんだったら医務室もあります。」
親切に言ってもらったが、とにかくもう少しだけ食べてみよう(どれだけ食い意地が張ってるんだ)。結局、牛たんを一切れ、スープを一口、お漬物と一緒にご飯を二口食べて、残りはあきらめた。

 家に帰ったころには、かなりフラフラ。熱を測ると、38.8度だった。久しぶりの高熱。まさかコロナじゃないよね。

 という理由で月曜日のブログは書くどころではなく、去年、ニュージーランドで買ったパラセタモール(アセトアミノフェン)を飲んで、昼からずっと寝ていた。夜には37度台に下がり、昨日も朝から37度のまま、一日仕事をしていた。(火曜日は、朝昼晩とオンラインレッスンがある)

 今日はすっかり回復。つまりコロナやインフルエンザではなかったということだ。しかし、タイにいた5年間、確か1回しか熱を出さなかったのに、去年からもう3回目だ。コロナにはかかっていないが、なんという体たらく。

 でも一番の原因は睡眠不足だとわかっている。前に娘にもらったメラトニングミが切れて、今は何も飲んでいない。何より悪いのは、寝る前についYoutubeを見てしまうことだ。ほぼ毎日夜中に目が覚めて、そのまま寝付けないことも多い。なのに、朝は6時前後に目が覚める。それが重なると平均睡眠時間が6時間を切ってしまう。

 昨日、次女がおしえてくれたiHarbというサイトで、メラトニンを注文した。何とか睡眠リズムを整えないと、また発熱とかになったら困るし。でも寝る前のYoutubeをやめるほうが先だろ!と言われそう。


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MRI後の診察 手術 or Not

 連休明けにMRTを受け、昨日がその診察の日だった。昨日すぐにそのことをブログに書けずに休んでしまったのは、ちょっと理由がある。まあそれは後にして9時20分の予約だったので、病院に着いたのは8時45分ごろだった。ちょうど受付も始まっていて、9時に表示された順番も3番目だった。前に9時半の予約で30分ほど待たされたことがあったが、今回は9時15分に名前が呼ばれた。

 手術と言われるんだろうなあ。前に希望した通り、9月で大丈夫だろうか。もしもっと早くしなければいけないと言われたらどうしよう。6月下旬と7月下旬の旅行はもう手配済みなんだけど・・・と、体のことより旅行に行けるかどうかを心配してしまう私。確かがんの手術の時も、「3月にネパールにトレッキングを計画しているんです。行けますか?」と先生に言ってしまった。

 そんな不安そうな私に先生がまずおっしゃった。
「まず結論から言いますね」とMRIの画像をPC画面に映し出される。「私たちも考えましたが、手術はしなくてもいいです。」
えっ?手術はしない・・・前回、たぶん手術になると言われていたのに。

 そしてこんな絵を描いて説明してくださった。
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 前回の説明でも言われた通り、病名は「神経原性腫瘍」。神経の上下部にある神経鞘にできた腫瘍で、「神経鞘腫」というらしい。98%が良性だが大きくなる。でも実際5年前のCTでも見られて、その時の大きさが2.4㎝。そして今回が2.6cm、つまり5年間で2㎜しか大きくなっていない。
「まあ、おばあちゃんになる頃には、4㎝くらいになるかもしれないですけどね」と先生は笑いながらおっしゃった。

「それにこれはのう胞性と言って、中身は水分です。だから少し大きくなっても問題ありません。それより切除する方が、脊椎に近いので、危険がないと言えません。」

 手術をしなくてもいい・・・なんかちょっと気がぬけてしまった。もちろんそれはいいことなのだが。何事も計画を立てるのが好きな私は、前回来た時に、「入院時必需品レンタルシステム」のパンフレットをもらったり、手術費用をネットで調べたり、自分のかけている保険で、請求時にいる書類などを調べていた。
 
 でも無駄になったとはいえ、これはラッキーな結果だ。手術をしないですむのならそれに越したことはない。

「でもこれで終わりというわけにいかず、経過観察という形で来てもらうんですよ。ホントは2年後でもいいかもしれないけど、そんな先の予約が入らないので、まあ来年、1年後ですね。」

 ということで、来年の5月にMRIを森ノ宮病院で取り、その1週間後に大阪国際がんセンターで血液検査とX線、そして診察となる。

「何か質問はありますか?」
「肺がんは完治ということでいいんですね?」
「はい、CTも血液検査も問題なかったので、そちらは大丈夫です。」

 手術から5年が経ち、私は完全にがんに打ち勝った。

 本来なら前回4月末の5年目検診で、「卒業です」と言ってもらえるはずが、「がん患者」は卒業したが、わけのわからない(私にはすべて初耳の名前)腫瘍のため、まだこの病院から卒業するわけにいかない。まあでも1年に1度なら、人間ドッグみたいなものだと思うしかない。

  支払いサイトから来たメールには、この日の診察の費用はたったの220円。ホントにそれでいいの?と聞きたくなる。

せっかく明るい話題なので、きれいなお花の写真を
3月にかりびーさんと行ったチェンマイのモンチェムで撮った
Googleで検索すると「イエローエルダー」と名前がでた
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再建を待つ首里城へ

 2019年10月31日、バンコクの部屋でネットニュースを見ていると、「首里城炎上」という言葉が飛び込んできた。いくつかのサイトで炎上している首里城の映像が映し出され、唖然となった。なぜ?まさか放火じゃないよね。そう思ったのは、2009年にソウルの東大門が放火により消失した事件を思い出したからだ。

 結論から言うと、原因は正殿1階の電気系統のトラブルが有力視されると言われている。でも結局は不明のままだ。少なくとも悪意のある人の手でなくてよかったと思う。首里城を訪れたのは1回だけだが、美しい正殿ははっきりと覚えている。それがiPad画面に映る炎の中にあることが信じられなかった。

 再建工事が進んでいることは知っていた。でもそれがいつ終わるかは知らなかったので、その再建中の首里城を見ておきたいと思った。

 玉陵から歩いて数分、総合案内所でパンフレットをもらい、守礼門へ。

守礼門
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「首里城の歴史」ーパンフレットより抜粋
首里城は14世紀頃に創建された琉球王国最大の木造建築物。国王とその家族が居住する「王宮」であると同時に、王国当地の行政機関「首里王府」の本部でもあり、さらに各地に配置されて神女たちが通じて、王国祭祀を運営する宗教上のネットワークの拠点でもあった。

ここも当然世界遺産
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歓会門を通り・・・
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広福門にある発見所で入場券(400円)を買い、この奉神門を通って有料地域へ
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この日は曇りだったのではっきりしないが、晴れているときは海も見える
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修復工事が行われている展示室には、再建後の正殿の絵が描かれていた
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焼け残ったものが展示されている
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原木からの加工方法の説明 大変だなと実感する
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再建中の屋根
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 ネットで調べる中で、Youtubeで当時のニュースを見た。深夜の発火だったため、翌朝、崩れ落ちた首里城を見て、涙ぐむ人がたくさんおられた。 その日、学校は1時間遅れで始業したそうだが、近くの小学校では、泣きながら登校する子どももいたようだ。

 首里城は今回以前にも4回消失していて、1945年の沖縄戦で壊滅的な被害を受けた。戦後、それが再建され、今の沖縄の人の記憶にあるのはその姿だ。だから首里城は戦後復興の象徴でもあったのだと思う。そして沖縄の人にとって、いろいろな意味で、首里城は沖縄人の心の拠り所であるのかもしれない。
 
 2026年秋に再建工事が終了する予定とのことだ。また来年も再建中の首里城を見に来て、再来年に、再建した首里城を見にきたいと思う。


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お酒を飲んで顔が赤くなる人はコロナにかかりにくい?

 2、3日前にネットニュースで、私にとって嬉しい?ニュースが目についた。タイトルに書いたように、お酒を飲んで顔が赤くなる人は、コロナにかかりにくいという研究成果が発表された。研究は佐賀大医学部の研究グループによるもので、お酒を飲むと顔が赤くなる人は、ならない人に比べて約5倍新型コロナウイルス感染症にかかりにくいというのだ。

 コップ一杯のビールで顔が真っ赤になるのは「アジアンフラッシュ」と呼ばれる東アジアに多い体質で、日本人の約半数がこの体質だそうだ。この原因遺伝子を持つ人は、お酒に含まれるエタノールの代謝物のアセトアルデヒドを解毒する酸素の働きが弱い。そのためお酒を飲むと血管が拡張して皮膚が赤くなるが、顔の赤くなる人が、この遺伝子を持つ確率は9割とされている。

 そして私は完全にこの「アジアンフラッシュ」で、コップ一杯どころか、多分半分くらいでも顔が赤くなる。まだ物心がつくかつかない頃に、お隣で奈良漬を数切れ食べて、真っ赤な顔をして帰ってきたことがあると母によく言われた。学生時代のコンパでも「乾杯だけ」と言われ、ビールを一杯飲んだだけで、気持ちが悪くなったこともあった。

 そして無理強いされなくなったころには、もうお酒はほとんど飲まず、いつも烏龍茶やジュースを飲むようになった。でも友人にはお酒が強い人が多いので、このお酒の弱い体質はなんとかならないものかと、ちょっと悔しい思いをしてきた。

 「お酒を飲めないのは損!」とずっと思ってきたが、今回の研究成果が本当なら、これはこの体質はラッキーかもしれない。しかも他のウイルスや細菌、原虫による感染症などにも影響する可能性もあるという。アジアンフラッシュ体質の人は、アルデヒド類を解毒しにくいため、普段から殺菌作用のあるホルムアルデヒドの濃度が高めで、ウイルスからの防御になっている可能性があるそうだ。

 とりあえずアジアンフラッシュ体質の私はまだコロナにかかっていない。もちろん感染しやすい場所に行かないし、知らない人と会う機会も少ないので、感染の可能性はかなり低い。でもこの仮説が正しいことが、早く証明されてほしいと思っている。

 さて、今日は子ども食堂のボランティア。野菜やパンの寄付があったそうで、今日は野菜消費を考えたメニュー。焼き肉バーガー、牛肉、ソーセージ、卵入りチャーハン、きんぴら(ごぼう、人参、こんにゃく)、大根と人参の煮物、サラダ(大根、きゅうり、コーン、ツナ、トマト)、スープ(大根、もやし、長ネギ、玉ねぎ、小松菜)

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まず世界遺産の玉陵(たまうどぅん)へ

 一人旅の良さは、自分の関心があるところだけ見て回れることだ。今回は、沖縄の歴史や戦争について考えてみたいと思っていた。これまで沖縄本島には3回、石垣島には3回(といっても修学旅行の下見と本番)に来たことがあるのだが、自然観光的なものが多く、あまり歴史に関連のある場所は回ってこなかった。もちろん平和公園やひめゆりの塔は訪れているのだが、娘たちがまだ中学に入ったころで、彼女たちの根気が続かなかったのだ。

 観光初日、まず向かったのは玉陵(たまうどぅん)。ここは1501年、第二尚氏第三代の尚真王(しょうしんおう)が父、尚円王(尚円王)の遺骨を改装するために作られ、第二尚氏王統の陵墓となったそうだ。この玉陵も含め、2000年12月、オーストラリアのケアンズで開かれたユネスコの第24回世界遺産委員会で「琉球王国のグスク及 び関連遺産群」の9ヶ所が世界遺産として決定・登録されている。

入場料 300円(ゆいレール1日券で240円)
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入場券を買った建物には資料館があり、まずそれを見た
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王族の蔵骨器
装飾が多いものは、位の高い王様のものだろうなあ
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これを見てアユタヤとの交易があったのだ知った
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幸せの樹と言われるガシュマルを見ながらすすむと・・・
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玉陵の外側の塀が見えてきた
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その塀をくぐると玉陵の全体が見える
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この入口は150cmの高さしかないそうで、小さい私でも頭をぶつける
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 この歴史ある場所も、沖縄戦で大きな被害を受けた。1972年の沖縄返還後の1975年、ようやく修復工事が始まり、3年かけてかつての姿を取り戻し、今日に至っている。

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なんだか日本ではなく、アジアのどこかの国の遺跡のように感じた
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パンフレットより
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 東室には国王と王妃が眠り、中室は洗骨前の遺体を安置する部屋、西室は王子や王女が眠る部屋だとのこと。

 琉球王国は1429年に
第一尚氏王統の尚巴志王によって統一され始まったとされている。第二氏王統は1469年から16世紀後半の薩摩藩の支配を受け、1879年の琉球処分で沖縄県となり琉球の名前も消えた。

 かつては、琉球は日本とは別の国だった。独自の文化を持ち、言葉も違っていた。台湾やアジアの国に近いのだから、共通点があるのも当然だろう。だから親近感を感じるのだと思う。


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