日本で仕事をしていた時は、毎年人間ドックを受けていた。まだ30代の頃に、同僚から誘われて受けてみたところ、胃X線の後、再検査と言われ、初めて胃カメラで検査をした。その時にポリープがあると言われ、病理検査結果が出るまでは本当に怖かった。当時は娘たちがまだ幼くて、万が一胃がんだったどうしようと泣きそうになった。

 それから毎年人間ドックを受けて来たが、ポリープは大抵できているものの、特に心配はないと言われている。一度ピロリ菌の検査もしたが、大丈夫だった。でもバリウムは身体に合わないようで、10年ほど前に吐いたことがあり、それ以降は胃カメラで受診できるところを選んでいる。

 
5月に帰国した時に、胃カメラと腹部エコーは受けたが、子宮がん検診は1年以上受けていないので、やはり人間ドックも受けておこうと申し込んでいた。 これまではずっと病院で受けてきたが、今回は主に人間ドックだけをやっている検診センターへ行った。しかも午後からなので、朝食も食べていくことができる。

 受付は12時45分からとあったので、12時半ごろに着くと、もうかなりの人たちが待っていた。男女の割合も半々くらいで、年齢も様々だ。リタイヤした人もいれば、会社から指定されて来ている人もいるのだろうと思う。

 1ヶ月ほど前に問診票などが届いた時、夫に電話で胃X線は胃カメラに変更し、胸部X線は不要だということを電話で頼んでもらった。でもその時は、胃カメラは1月まで予約が詰まっていると言われたそうだ。

 「電話では予約で一杯だと言われたのですが、私はバリウムだと吐いたことがあるので、できれば胃カメラで受けたいのですが」と受け付け時にお願いすると、空き状況を確認してくださり、なんとか受けられることになった。

 病院と違って、待合場所は真ん中のホールのようなところ一か所で、その周りに部屋があって、番号を呼ばれたらそこへ入っていく。たくさん受診者はいるものの、どんどん空いているところから呼ばれるようで、ほとんど待ち時間がない。

 胃カメラが最後だったが、その頃にはもう人も少なくなっていた。そこまでは特に何も言われなかったから、大きな問題はなかったのだと思う。でも前回の胃カメラはひどい状況だったし、その後薬でマシになったのに、また最近食べると胃が痛くなっていたので心配だった。

 今回も鼻からの胃カメラ。でも5月にどちらの鼻からだったか覚えていない。
「どちらが通りやすいですか?」「右の方がマシかと思うのですが。」
「じゃあ薬は両方に入れますので、入る方を試してみましょう。」
そして結局、右側だった。(自分でブログを読み直してみると、前回も右でした。ブログって、やはり記録として役に立つんだと実感)

 口からよりも鼻から入れる方が、かなり楽だ。少し苦しいものの、自分で画面を見ることもできる。先生も、「食道です。胃の入り口です。奥まで入りました」と詳しく説明をしてくださった。でも自分で見ていても、前回のような充血した様子はない。ただいつも通り入り口のあたりにポツポツとたくさんポリープがあった。

 「このポリープは心配ないですよ。内部もきれいですね。」

 えっ?この前まで胃が痛かったのに・・。でも実は日本に帰ってきてから、あまり痛くなかったのだ。

 「あのう、5月に胃が痛くて胃カメラ検査をしたのですが、その時はかなり充血して、ほっておいたら胃潰瘍になると言われたんですが。」
 「今回はきれいですよ。それに胃はたった1日でも良くなったり悪くなったりするんです。」
 「そうなんですか?じゃあ、また食後に胃が痛くなったらどうすればいいですか?前回は、胃酸を減らす薬を飲んだのですが。」
 「市販薬でも手に入りますから、同様の薬を飲めばいいですよ。」

 なんかちょっとびっくりだ。胃っていきなり充血することがあるんだ。仕事が休みだとストレスもなくて、一気に胃の調子も良くなるということか。

 私が全部の検査を終えて会計をする頃には、もうほとんど人はいなかった。その時に3時半。つまりたった2時間半で全てが終わったということだ。病院だと3時間以上はかかることが多かったので、なんだかあっけなく終わった感じがした。

 結果は郵送で2週間後と言われたので、また夫に写真に撮って送ってもらうしかない。でも、本当に何か問題があれば、今日少しは言ってくれるだろうし、すぐに電話がかかってくるだろう。

 ひとつ嬉しい結果があった。私は4月の手術前まで、肺活量は人一倍多かった。でも今回は、どれだけ減っているだろうと心配だった。終わった時に、「肺の一部切除をしたから心配なんです」と聞いてみると、「平均よりも多いですよ」とのこと。

 よかった。確かに日常生活では全く問題はないし、最近も週1回は軽く走っている。手術前は1時間弱走り続けていたが、手術後は5分歩いて5分か10分走るやり方で、1時間の運動をしている。以前ほどのスピードはないが、息が切れて辛いということもない。

 たった1週間の滞在で、3日間の検査や検診。でもやはり日本で受ける価値はあると思える。次はいよいよ日本での6ヶ月検診だ。




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