名前は忘れたけど、ベトナムで食べた揚げたおせんべいの上に
パパイヤのサラダがのっているもの
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 クリスマス前に出した挨拶状は、ちゃんと届いたようだ。去年は、転居先不明でタイに戻ってきたものもあり、その切手代は日本とタイのどちらの郵便局が負担してくれたのだろうと思ったが、今年は一通も返ってこなかった。

 メールやラインですぐ返事をくれた人もいたが、わざわざバンコクまで手紙や年賀状を返してくれた人もいた。そして病気のことを知らせた人たちの中には、少し検診で引っかかって様子見の状態だとか、実はもう数年前に手術を受けて寛解状態だという方もいた。

 びっくりさせてしまった友人もいるだろうが、やはり書いてよかったと思う。初期で見つかれば、がんは決して怖い病気ではないのだ。2人に1人はがんになる時代なのだから、全然珍しいことでもない。

 がんになったことで、生まれて初めて「死」について真剣に考えた。実際女性の平均寿命は87歳らしいから、私は30年もない。歳を取れば取るほど、1年は加速度を増して過ぎていくと感じるので、過去30年の実感からすると、あと15年くらいの感覚かもしれない。

 そして健康年齢はというと、もっと短いはずだ。私の両親は幸いどちらも長命で、今のところ2人で普通に暮らしている。でもそんな両親でも75歳を過ぎた頃から、急に弱ってきたなあと感じていた。母はそれまで私と2人でいろいろな外国へ出かけて、2人で一日中歩き回っていたのだ。

 そう考えると、自分の思い通りに身体が動いて好きなことができるのは、実質15年くらいで実感10年弱というところかもしれない。でも万一がんの再発や転移があれば、それさえも望めなくなってしまう。

 だからこそ、今年はまたチャレンジの年にしたいと思う。今年の4月でタイへ来て丸3年になる。日本の家以外で、3年間も同じところに住んだのは初めてだ。でも4月末には転居を考えている。
 
 両親のことを考えると、あとどれくらいタイにいられるかわからない。でも、限られた時間だからこそ、今自分にできること、やりたいことをはっきりさせて、前へ進みたいと思う。




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