日本の北海道を訪れたタイ人夫婦とその孫がコロナウイルス に感染したことがわかり、その孫が行っている学校は、14日間の休校となった。その夫婦は、最初日本へ旅行したことを申告せず病院へ行き、孫も感染した後、1日は学校に行ったことがわかっているそうだ。それほど大きくない学校のようで、教員児童41人が、自宅待機することになった。  
 学校は26日から休校で、その日に校内は消毒が行われ、また感染した男性が行った病院でも、男性と接触した病院スタッフ30人も、2週間の自宅待機になったそうだ。

 また最近PM2.5をはじめとした大気汚染がかなりひどくなり、そのためにバンコク都庁管轄の学校は、26日と27日は臨時休校になった。大学は、いつも通りの授業を行っているが、朝から黄色がかった空を見上げるとうんざりする。
 
 そして日本の3月2日から小中高校が春休みいっぱいまで臨時休校となるというニュースに、驚きと憤りを感じている。子どもたちに自宅待機をしろと言って、どれだけ言うことを聞くのだろう。タイのように2週間だけと言われれば、子どもたちも親も教員も、何とか努力しようと思うかもしれない。でも働いている親たちが休めなければ、その子どもたちはどうなるのだろう。まして障がいを持った子どもたちや家族は、どうすればいいのだろう。

 今もネットニュースを見ていると、北海道の病院で、学校が休校になったため、看護師750人中170人が出勤できなくなり、予約外の外来診療はできず、入院日の変更も余儀なくされている患者がいるとのことだ。

 新型コロナウイルス は、確かに怖いかもしれない。でも本当に病院が必要な人たちが、簡単に病院で診てもらえなくなる方が、もっと恐ろしいことだと思う。そして人手不足の中で働くことになる医師や看護師の方たちが、オーバーワークで倒れてしまわないかと心配になる。
 
 今は世界中の医者や政治家や有識者が、新型コロナウイルス にどう対応していくべきなのかを模索している。普通の人間は、テレビやネットで情報を得て、あたふたせざるを得ない。でもその情報は、本当にすべて真実なのだろうか。

 タイ人の同僚は、「政府は全てを発表しないから、情報は信用できない」と言い放った。日本も同じだろう。私たちはいろいろな情報の中から、科学的根拠に基づいた情報を集め、自分で判断していかねばならない。これはがんにも言えることで、どんな病気であっても、冷静に自分で判断しなければならない。
 

 

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