2月にBNH病院で検診を受けたときは、もうこの病院で検診を受けることはないだろうと、主治医の先生と写真を撮ってもらった。そして5月には大阪での検診を予約していたし、今後も半年に一度であれば帰国して日本で検診を続ければよいと思っていた。

 3月26日の非常事態宣言から、外出したのは近くの市場かスーパーのみ。ちゃんと顔を合わせて話をした人は、大学の事務の人、主任の先生、そして友人一人だけ。おしゃべりで、出かけることが大好きな私が、これほど長い時間家に閉じこもることができるなんて、自分でも驚いている。もう一生こんなことはないように思える。 

 前回はバイクで行ったが、最近全く歩いていないので、往復とも歩くことにした(と言っても往復40分程度)。ただバンコクは連日30度を軽く超え、スマホを見ると34度、体感温度40度となっている。ちょっとつらいかも・・・。

 病院の入り口で熱を測らなかったので、あれっと思ったら、入ってすぐのところに新しい機械が待っていた。

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 カメラもモニターも2台ある。ダブルチェックってこと? 私の体温は36度7分で、赤いシールを自分で取って貼るように言われた。検温済みのシールを貼るのはよくあることだが、自分でと言われたのは初めてだ。これもなるべく人に触らないようにという配慮なのか。

 前回予約を取らなかったので、今回はメールで予約を取った。でもいつものX線が入っていないので、もう一度メールすると、「X線は医師のオーダーがないと予約できないので」という返事だった。でもいつもの外科の受付にスマホの予約カードを見せると、いつも通り検温、血圧測定、体重測定の後、レントゲン室に案内された。
 
 いつもなら、一人か二人はその待合室で待つ患者がいる。でも今日は誰もいない。検査着に着替えるとすぐレントゲン室へ。そしてすぐ外科に戻った。そしてここでも、患者がいないことに驚いた。完全予約制なので、確かに待つ患者は少ない。それでも2人の先生がおられるので、少なくても3,4人、多い時は5,6人待っていることがあった。

 私の待っている間、もう一人の先生のところに一人の患者さんが入られただけだった。そして私の主治医は相変わらず遅れてこられたけど、私の後には、もう誰も待っていなかった。

 BMH病院は富裕層向けとはいえ、外国人ばかりではない。アラブ人富裕層ばかりのバムルングラート病院や、日本人ご用達のサミティベート病院は、もうがらがらだと聞いたが、やはりここもか・・・。コロナが怖くて病院を避けたり、外国人が帰国してしまったり。病院でさえ、経営難になっているのじゃないだろうか。

 部屋に入ると、まず先生に言われた。
「日本に帰らなかったの?」
「コロナのために、仕事が辞められなくて、日本にも帰れません。だから、まだこちらでお世話になります。」
「そうか、でも今回も全く問題なし。次は4か月後でいいからね。ほかに何か問題はある?」
「いえ、特にありません。」
 
 定期検診はたった3分で終わってしまった。でもレントゲンで肺の状態を見てもらったので、コロナとも無関係だということがわかりほっとした。

 支払いも前回と同じ。医師診察料600バーツ、診察パッケージ代350バーツ、レントゲン650バーツで合計1600バーツ(5,4623円)。

 現在の体調 たぶんこの数か月ほとんど変化はない
  • 時々、咳が出る。
  • 普通の呼吸は全く問題がないが、深呼吸をする時は、鼻からでも口からでも、思いっきり吸おうとすると引っかかるような感じがする。
  • ランニングマシンが使えないので、部屋でエアロビクスを30分ほどしているが、全く息は切れない。
  • 手術をした左側を下にして、寝ることができなかったのが、少しましになったような気がする。でもあいわらず右横を向いて寝ている。


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