もう50年以上前のことになる。小学校何年だったかはっきり覚えていないのだが、担任の先生が「死んだ女の子」の歌を教えてくださった。とても悲しい歌詞に、もの悲しいメロディ。楽譜もなく、先生が歌ってくださったのを聞いて覚えた。
でも大人になって、歌手の「元ちとせ」さん「高石ともや」さんが歌われている歌詞も曲も少し違っていることに驚いた。でもこちらは、毎年元ちとせさんが、ネットに限定公開されてているそうなので、かなり知られているのだと思う。
歌:元ちとせ 作詞:HIKMET NAZIM 作曲: 外山雄三
1 あけてちょうだい たたくのはあたし
あっちの戸 こっちの戸 あたしはたたくの
こわがらないで 見えないあたしを
だれにも見えない死んだ女の子を
2 あたしは死んだの あのヒロシマで
あのヒロシマで 夏の朝に
あのときも七つ いまでも七つ
死んだ子はけっして大きくならないの
3 炎がのんだの あたしの髪の毛を
あたしの両手を あたしのひとみを
あたしのからだはひとつかみの灰
冷たい風にさらわれていった灰
私が教えてもらったのは、以下の歌詞でメロディも違う。でもたった1度教えてもらっただけなのに、一生忘れられない歌となった。今も覚えているだろうかと、これを書く前に歌ってみたが、やはり覚えていた。小さいころに覚えたものは、忘れないのだろうか。
日本語詞:飯塚 広 作曲:木下航二
1 とびらをたたくのはあたし
あなたの胸にひびくでしょう
小さな声が聞こえるでしょう
あたしの姿は見えないの
2 10年前の夏の朝
あたしはヒロシマで死んだ
そのまま6つの女の子
いつまでたっても6つなの
3 あたしの髪に火がついて
目と手が焼けてしまったの
あたしは冷たい灰になり
風で遠くへ飛び散った
ナジム・ヒクメットは世界的に有名なトルコの詩人だそうだ。広島、長崎の被爆、ビキニの惨劇を知り、三部作のひとつとしてこの詩を書いたそうだ。「原爆許すまじ」の作曲者木下航二が、第1回原水爆禁止大会に参加した直後にその詩を読み、曲をつけたそうだ。
私が歌えるのは、木下航二作曲のほうで、1970年頃、うたごえ喫茶でよく歌われていたとか。そうまさにその時私は小学生で、先生から教えていただいた。
海外にいると、原爆の日ということも気づかないこともある。広島の原爆の日は、忘れてしまっていた。でも今日は日曜で、朝からゆっくり日本のニュースも見たので、考える時間を持つことができた。
日本にいれば、8月は原爆、終戦記念日と、平和について考える機会が多い。でも今は、日本のニュースと言えばコロナがまず入ってくる。ある意味、戦後一番の非常事態に、私たちは、何を考えるべきなのだろうか。
でも大人になって、歌手の「元ちとせ」さん「高石ともや」さんが歌われている歌詞も曲も少し違っていることに驚いた。でもこちらは、毎年元ちとせさんが、ネットに限定公開されてているそうなので、かなり知られているのだと思う。
歌:元ちとせ 作詞:HIKMET NAZIM 作曲: 外山雄三
1 あけてちょうだい たたくのはあたし
あっちの戸 こっちの戸 あたしはたたくの
こわがらないで 見えないあたしを
だれにも見えない死んだ女の子を
2 あたしは死んだの あのヒロシマで
あのヒロシマで 夏の朝に
あのときも七つ いまでも七つ
死んだ子はけっして大きくならないの
3 炎がのんだの あたしの髪の毛を
あたしの両手を あたしのひとみを
あたしのからだはひとつかみの灰
冷たい風にさらわれていった灰
私が教えてもらったのは、以下の歌詞でメロディも違う。でもたった1度教えてもらっただけなのに、一生忘れられない歌となった。今も覚えているだろうかと、これを書く前に歌ってみたが、やはり覚えていた。小さいころに覚えたものは、忘れないのだろうか。
日本語詞:飯塚 広 作曲:木下航二
1 とびらをたたくのはあたし
あなたの胸にひびくでしょう
小さな声が聞こえるでしょう
あたしの姿は見えないの
2 10年前の夏の朝
あたしはヒロシマで死んだ
そのまま6つの女の子
いつまでたっても6つなの
3 あたしの髪に火がついて
目と手が焼けてしまったの
あたしは冷たい灰になり
風で遠くへ飛び散った
ナジム・ヒクメットは世界的に有名なトルコの詩人だそうだ。広島、長崎の被爆、ビキニの惨劇を知り、三部作のひとつとしてこの詩を書いたそうだ。「原爆許すまじ」の作曲者木下航二が、第1回原水爆禁止大会に参加した直後にその詩を読み、曲をつけたそうだ。
私が歌えるのは、木下航二作曲のほうで、1970年頃、うたごえ喫茶でよく歌われていたとか。そうまさにその時私は小学生で、先生から教えていただいた。
海外にいると、原爆の日ということも気づかないこともある。広島の原爆の日は、忘れてしまっていた。でも今日は日曜で、朝からゆっくり日本のニュースも見たので、考える時間を持つことができた。
日本にいれば、8月は原爆、終戦記念日と、平和について考える機会が多い。でも今は、日本のニュースと言えばコロナがまず入ってくる。ある意味、戦後一番の非常事態に、私たちは、何を考えるべきなのだろうか。
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