コロナのせいで、家族と会えない人は世界中に数えきれないほどいるだろう。日本に住んでいても、お盆休みの実家帰省をやめた人もたくさんいるだろう。でも政治家が「オンライン帰省をしましょう」と言っても、高齢者で Lineや Zoomを問題なく使える割合は、どれくらいなんだろう。
実際、私の母はガラケーを使うのが精いっぱいだ。20前は私の古いパソコンを使って、メールをすることができた。でも10年ほど前に私と同じiPadを与えて何度も教えたが、その場では使えるものの、後で一人ではろくに使えないままだった。実家はWiFiもあるのだが、無駄な出費となっている。
だからコロナ禍になり、母には週1回電話をしている。ロックダウン中は2回電話をしていた。タイは日本の固定電話への料金は安いので、20分ほど話しても120円くらいしかかからない。これはありがたいことだと思う。
私の家族は4人だが、全員違う場所にいる。夫は大阪の家に、長女は車で1時間ちょっとの他県に、次女はニュージーランドに、そして私がバンコクだ。これまでも娘たちとは、月に1,2度はライン電話で話していたが、夫とはラインはするものの、用事がなければ電話はしなかった。
3月末からのロックダウンで、人と話す機会が極端に減ってしまい、5月に予定していた帰国も無理になったので、4月に入ってから家族のライン通話を始めた。3国間には時差があるので、なるべく時間を合わせやすい日曜の午後(NZは夜になるが)に決めた。
以来4か月間、ずっとその習慣を続けている。4人がそろうことは少ないが、たぶん夫は一度も欠かしたことがない。私がマハチャイに行った日も、夫と長女が話していて、途中少しだけ参加したが、ちょっとびっくりしてしまった。
結婚した時、姑と同居していた。その姑が亡くなり、次女がニュージーランドへ行き、長女が就職して家を離れた。それから数年で私もバンコクへ来た。実はこの時が、夫と私にとって、生まれて初めての一人暮らしとなったのだ。
我が家では次女が一番早く一人暮らしを経験した。そして今は、4人それぞれに、一人暮らしを楽しんでいる。そして私は、手術後のつらい時期を一人で乗り切り、また夫も昨年は一人で入院生活を乗り切った。
コロナがなければ、こんな家族ラインは始めなかったかもしれない。これは数少ないコロナ禍のメリットとなった。
タイは、10月から限定つきで観光客を入れるかもしれないというニュースがあるが、実際、自由に行き来できるようになるのは、来年以降になるのだろうと思う。それでも、ネットがある世界で、本当によかった。離れていても会話ができる幸せをかみしめている。
実際、私の母はガラケーを使うのが精いっぱいだ。20前は私の古いパソコンを使って、メールをすることができた。でも10年ほど前に私と同じiPadを与えて何度も教えたが、その場では使えるものの、後で一人ではろくに使えないままだった。実家はWiFiもあるのだが、無駄な出費となっている。
だからコロナ禍になり、母には週1回電話をしている。ロックダウン中は2回電話をしていた。タイは日本の固定電話への料金は安いので、20分ほど話しても120円くらいしかかからない。これはありがたいことだと思う。
私の家族は4人だが、全員違う場所にいる。夫は大阪の家に、長女は車で1時間ちょっとの他県に、次女はニュージーランドに、そして私がバンコクだ。これまでも娘たちとは、月に1,2度はライン電話で話していたが、夫とはラインはするものの、用事がなければ電話はしなかった。
3月末からのロックダウンで、人と話す機会が極端に減ってしまい、5月に予定していた帰国も無理になったので、4月に入ってから家族のライン通話を始めた。3国間には時差があるので、なるべく時間を合わせやすい日曜の午後(NZは夜になるが)に決めた。
以来4か月間、ずっとその習慣を続けている。4人がそろうことは少ないが、たぶん夫は一度も欠かしたことがない。私がマハチャイに行った日も、夫と長女が話していて、途中少しだけ参加したが、ちょっとびっくりしてしまった。
結婚した時、姑と同居していた。その姑が亡くなり、次女がニュージーランドへ行き、長女が就職して家を離れた。それから数年で私もバンコクへ来た。実はこの時が、夫と私にとって、生まれて初めての一人暮らしとなったのだ。
我が家では次女が一番早く一人暮らしを経験した。そして今は、4人それぞれに、一人暮らしを楽しんでいる。そして私は、手術後のつらい時期を一人で乗り切り、また夫も昨年は一人で入院生活を乗り切った。
コロナがなければ、こんな家族ラインは始めなかったかもしれない。これは数少ないコロナ禍のメリットとなった。
タイは、10月から限定つきで観光客を入れるかもしれないというニュースがあるが、実際、自由に行き来できるようになるのは、来年以降になるのだろうと思う。それでも、ネットがある世界で、本当によかった。離れていても会話ができる幸せをかみしめている。

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