プーチーファー 標高1628m
昨日のおじさんは、ちゃんと9時にホテルに迎えに来てくれた。私たちは、ソンテウ(後ろが2列の荷台になっている軽トラック)と思っていて、山道を荷台のイスだと大変だねと話していたら、なんと後ろにも2列の荷台があるものの、運転席の後ろにも普通の座席があった。
昨夜友人と相談して行きたい場所を紙に書いてきたので、おじさんにそれを見せる。
「OK、OK。じゃあこの順番で行くよ。」(この程度のことは理解できた)
ブルーテンプル、黒い家、工房、ホワイトテンプル、そして昼食は、これも有名な「チーウィットタンマダーカフェ」に行き、ずっと車で待っていてくれた。途中でコーヒーを買うからと言っても「いらない」と遠慮して、でもニコニコしている。会話はあまりできないけれど、最低のコミュニケーションも取れるし、本当にいい人だ。
そしてプーチーファーへ向かってチェンライを出発したのは、もう3時を過ぎていた。道路は舗装されているから、車に乗って景色を眺めるのは快適だった。それにしても、荷台じゃなくて良かった。以前、バスと言われたらソンテウしかなくて、町から町への移動で3時間くらい乗ったことがあるけど、それはやっぱりしんどかった。
2時間半ほどでそれらしいところに着いたけど、予約したホテルが見つからない。でも電話を運転手のおじさんに代わってもらって解決。ちょっと車が入りにくい細い山道だったので、自分たちだけだとわからなかったかも。
おじさんは、なんと車の中で寝るらしい。でも宿の人が毛布を貸してあげていたし、トイレは共通のところも使えるそうだ。きっと慣れているのだろうなあ。
私たちは、写真の小道を歩いて下り、一応メインロードへ食事へ出掛けた。でもメインロードとはいえ、人はほとんどいないし、食べられるところもあまりない。

山道を登り宿へ戻って、少し外で話していると、ホテルのご主人が出てこられた。例年だとほぼ満室になるのに、今年はやっぱり厳しいそうだ。

実は最近ほとんど運動をしていない。ロックダウン中は、家の中で、ヨガ、ダンベル体操、エアロビクスと毎日1時間半ほど運動していたのに、今続けているのは、朝のヨガのみ。やはり仕事が始まると、それどころじゃなかった。
そのために、体力の低下が激しい。この前、階段の多いお寺に行ったときも息切れしたが、このプーチーファーはきつかった。たぶん20分くらいだと思うのだが、段の高さがばらばらで、しかもガタガタ。2年前、ネパールのアンナプルナに登ったのが、もう自分でも信じられない。でもこれは運動不足だけでなく、やっぱり左肺が2/3しかないためもあるなあ。でも何とか、頂上近くに到着。すでにたくさんの人が待っていた。でもたぶんタイ人だけ。カメラを用意している人が多かった場所で私たちも待機。
夜明けを眺め、山の景色を楽しむ
景色を堪能して下山するときに、可愛いパーフォーマーたちに出会えた。

おじさんが朝ごはんにと寄ってくれたカオマンガイのお店は、本当においしかった。ご飯が見えないほど鶏肉がのっているのに、これでたった35バーツ。スープにもちゃんと大根が入っている。感激だわ。
おじさんは、またホテルまで送ってくれた。昨日、ガソリンを入れるときに1000バーツ渡したのだが、ガソリン代込みかどうかはっきり確認していなかったが、「昨日1000バーツ渡したから、あと1500バーツ?」と聞くと「そうだ」という。
昨夜もご飯代にと100バーツ渡した時も、最後にまた100バーツ渡した時も、なんだか申し訳なさそうに受け取ってくれた。バンコクだと、これくらいのチップじゃ嫌な顔をするドライバーもいるのに。
ドライバーのおじさん、通訳(?)してくれたお兄さん、こまめに情報をくれた宿のご主人と親切な人たちと巡り合えて、私たちの旅の第1目標が達成された。感謝。

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