実は私は大昔のケガで前歯を失っており、長い間ブリッジ(サイドの歯を削ってかぶせるタイプ)をしていたのだが、10年ほど前にインプラントをした。年一度の帰国は、そのチェックやクリーニングのためにも、絶対必要だった。
タイに来た最初の年になんとなく奥歯が痛くなり、日系の歯医者を探した。ちょうど3月に誕生日があるので、誕生月プロモーションがあったPacific Dental Careというクリニックへ行った。フジスーパー2号店の向かいにあるし、日本語通訳も常駐とのことで、わかりやすく説明もしてもらえた。レントゲンを撮りチェック、歯垢クリーニングで2405バーツ払っている。明細書を日本に持って帰ってしまったらしく、PCに残っていた金額だけだが、当時は日系だとどこも同じくらいの金額だったと思う。
痛かった奥歯は、根幹治療をした方がいいと言われたのだが、家からそこまで継続的に通うのはちょっと遠いし、仕事をしている身だったので、特定の曜日に行かなくてはならないのも難しかった。(根幹治療は外部の医師が来るため、曜日と時間が決まっていた)
その後日本へ帰るたびに、かかりつけの歯科医院でクリーニングをして、チェックも受けていた。ただ根幹治療はたった1ヶ月ほどの帰国では無理と言われたので、そのままになっていた。その上、コロナ禍で日本への帰国も無理になり、以前と反対側の奥歯もしみるような気がして、ますます不安になった。
さて、どうするか。またネットでいろいろ情報を探る。根幹治療は10000バーツほどかかるようだ。でもかなり放置しているので、はたして治療できるかも疑わしい。抜いてインプラントの可能性も高いだろうと思い、それもネットで調べてみると、日系の歯科クリニックでは一本75,000~110,000バーツだとわかった。ちなみに日本は30万~50万円ほどのようだ。つまりタイのほうが安い。
日本へ当分帰れないのであれば、こっちでじっくり歯の治療をしてしまった方がいいと結論をだし、またいろいろ調べてみた。タイは、国立病院<英語の通じる私立病院やクリニック<日本語の通じるクリニックと金額が上がっていくようで、経済的な面とタイ語を勉強しているという変なプライドから、国立マヒドン歯科病院へチャレンジしてみることにした。
マヒドン歯科病院のHP
私は使っていないが、messengerの問い合わせもできるようだ
マヒドン歯科病院は、ビクトリーモニュメントから徒歩圏内にあり、私の家からはバスで行くことができる。そしてマヒドン大学といえば、医療では有名で、個人でクリニックをされている医師も、マヒドン出身者が多いとか。
実は初めて行ったのは、もう半年前の11月末。まだ大学に勤めていたころなので、授業のなかった午後に行ってみた。最初に患者登録をする必要があると聞いていたので、入ってすぐのInformationで聞くて、そのすぐ横の部屋で受付をするように言われた。
ここを入ってすぐのカウンターに、患者登録の用紙が置いてある。私は気づかずにタイ語の用紙を記入したが、英語の用紙もあるそうだ。そしてその左手のカウンターにパスポートと一緒に出す。チェックを受けると、次にずらりと並んだカウンターにそれを持っていくように言われた。
しばらく待っていると、呼ばれて写真を撮られた。そして診察券やカルテを作ってもらうと、またその後ろにあるカウンターにそれを出すように言われた。ここまでは、基本はタイ語。でも簡単な指示とか確認だけなので、それほど難しい言葉を使われたわけではない。
最後のカウンターは、タイ語だけでは無理だった。というのは、既往歴とかアレルギーとかの説明をしなくてはならなかったのだ。でも職員の方も、あまり流暢ではないが英語を使ってくれたので、無事診察に必要なセットをもらえた。そして2階のSpecial Clinicで受付をするように言われた。
2階に上がってみたものの、時間が遅くて、もう当日の診察は無理だった。でも翌日の朝一番に来るように言われて、その日は帰宅した。看護師や事務員は、全員が英語を話せるわけではないが、必ず少し話せる人がいるようで、行ってみると何とかなる。ということで、続きは次回に。
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コメント
コメント一覧 (2)
新型コロナの蔓延で、歯医者はなんかリスク高い感じでなかなかいけません。
数か月前、ちょっと感染が落ち着いていた時期に、歯垢とってもらえてラッキーだったな、と。
国立病院の歯医者さんは、敷居が高い感じありますが、いかがでしたか?私はクリニックでインプラントするのに、タマサートの歯科で3Dレントゲンを撮ってもらってこい、という指示で一度タマサートの歯科に行ったんですが、レントゲン撮る前にお金を払わされて「さすが!」と思いました(笑)。
nakko
がしました