仕事もタイ語の学校も無くなった今、私はかなり気楽な「毎日が日曜日」状態なのだが、これまでずっと働くか勉強をしてきたために、今の生活に後ろめたさと焦りも感じている。一応午前中はタイ語の勉強をしているのだが、集中力も続かず、ついスマホを手に取ってしまう。午後も外出しないときはPCかiPadから離れられない。そのせいか寝つきが悪くなり、夜中に目を覚まして眠れないことがよくある。う~ん、悪循環だ、よくないなあ。
ちょっと長い記事だったのだが、要約すると、夫の海外赴任を機に仕事を辞め専業主婦となった女性が、帰国後、「専業主婦=暇」というレッテルに疑問を抱き、幼稚園のPTAで仕事を頼まれるときも「専業主婦は無償の労働力として見られ、専業主婦は暇だから、育児や家事にもワーママより手間暇をかけて当然と思われる」と感じているとのことだった。
今日もブログを書こうとPCに向かったが、ついネットサーフィンで時間をつぶしてしまった。でもYahooで気になる記事を見つけた。
「駐在妻」からパートに復帰 感じた「私は侮られている」 押しつけられた〝専業主婦=裕福〟の偶像
「駐在妻」からパートに復帰 感じた「私は侮られている」 押しつけられた〝専業主婦=裕福〟の偶像
ちょっと長い記事だったのだが、要約すると、夫の海外赴任を機に仕事を辞め専業主婦となった女性が、帰国後、「専業主婦=暇」というレッテルに疑問を抱き、幼稚園のPTAで仕事を頼まれるときも「専業主婦は無償の労働力として見られ、専業主婦は暇だから、育児や家事にもワーママより手間暇をかけて当然と思われる」と感じているとのことだった。
私も専業主婦の人たちに対して、そう思っていたのではないだろうか。
娘たちは1才から保育所に通った。そこでは、専業主婦はおらず、特に低年齢クラスの時は、フルタイムの母親が多かった。だから保育所の行事にも夫婦で参加し、送迎も分担している家庭が多かった。我が家も送りは夫、迎えは私と分担していた。
小学校に入って、長女が2年生になった時、最初の学級懇談会でクラス委員を決める必要があった。担任の先生は1年からの持ち上がりで、お互い同業者ということでいい関係だったためか、名指しでお願いされた。
「行事は土曜日ですし、低学年の役員さんは、大きな仕事も回ってこないんですよ。」
その小学校では、6年間の間に役員をするか、学校行事のボランティアをするかポイント制のようになっていたので、1度やれば回ってこないと思い引き受けた。
もう一人は妊娠中の専業主婦のお母さんが引き受けてくれた。彼女いわく、「一人で何かするのは自信がないから」との事だった。でも専業主婦の彼女のおかげで、平日朝のPTA役員会に出席せずにすみ、私はクラス懇談会の準備や進行を引き受けた。
私がPTAの役員をしたのは、その一度きりだ。次女のときは、やはり専業主婦をしているお母さんがやってくださった。もちろん学校行事のボランティアは土日であれば、参加するようにしていたが、それも年に1,2回だった。
私はあの頃ちゃんと専業主婦のお母さん方に感謝を伝えただろうか。心の中で、「働いていないのだからPTAの仕事くらいできる」と勝手なことを考えていなかっただろうか。
30年前に比べて専業主婦の割合はずっと減っている。日本社会の賃金は上がっていないので、二人で働かないと、生活が成り立たなくなっているのだと思う。そして女性の意識も変わってきた。今、「大きくなったらお嫁さんになる」とかいう女の子はいるのだろうか。
それでもまだまだ日本には専業主婦がするべきと思われていることが残っている。PTAの役員や自治会の役員は、そんな無償の労働に支えられていることも多いのではないか。
私の日本の家がある町には自治会があり、毎年交代で当番役員を出さなければならない。私たちは共働きだったが、周りは専業主婦の方が多くて、ずいぶん助けていただいた。役員が回ってきても、土日にできるような役割をあててもらった。そのことに関しても、私はどれほど感謝を表していたんだろう。
いつか専業主婦という言葉がなくなればいいと思う。結婚しても子供を産んでも、働きたい人が働ける機会がある世の中になればいい。そして男女関わらず、家での仕事に従事したいと思えば、罪悪感など持たずにその生活を選ぶことができればいい。家事も育児も、外での仕事と同じくらい大変なのだから。
友人と中華街のはずれで見つけたウォールアート
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コメント
コメント一覧 (4)
拝読し、苦労することなく生きていけるという幸運に恵まれた方だとの思いを強くしました。
ここにも根深い問題の数々が重層的にに積み重なり、多面的に表出していると思います。Nakko先生には論を重ね、どんどん書いて頂くことを期待しています。
nakko
がしました
あまり考えた事のない問題で、コメントが難しいんですが(*^^*)。
うちの両親はずーっと共働きで、私が覚えている限り母が家にいたことがなかったので、専業主婦のお母さんというのをあまり知らないんですよね、
お友達のお母さんで家にいる方は、同じ団地住まいとは思えないぐらいきれいに家を片付けていたり、趣味の刺繍をたくさんしてできた作品をくれたり、クラシック音楽を聞いていたり、ということもありましたが、なんかそれはそれ、みたいな感じだったなあ。
母は仕事と言ってもパートみたいなのをずっとやっていたので、必要な学校行事には来てくれたはずですがPTA 等はとても無理で
だったでしょうね。
いろんな方がいてうまくバランス取れてればそれで良いと思うんですが、どっちかがどっちかを見下げたり、うらやんだりする事があるのが厄介なんでしょうねぇ(;´д`)。
nakko
がしました