この日訪れたのは、ワット・クータオ (วัดกู่เต้า) 。ここには、珍しい形の仏塔があり、ずっと見に行きたいと思っていた。この仏塔は、1556年と1578年にランナータイ王国に侵入したビルマ王の息子、タラーワーディ王子の遺灰を収めたと言い伝えられている。この16世紀半ばに、ランナータイはビルマの属国となっていたからだ。

 今でも寺院は、ミャンマー仏教の影響を受けており、本堂の大仏もミャンマー様式だ。ミャンマー出身の僧も修行している。ただこの日、本堂には入れなかった。でも、この塔が目的だったから、よしとしよう。

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 タイ語のเต้าは「おっぱい」という意味だと知っていたが(เต้านมで乳房)、「ひょうたん」の意味もあった。つまりこんな形のものを指すのだろう。

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 たぶん講堂、これもビルマ風
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 さてこのワットクータオは、城壁北側のチャーンプアック門からだと1㎞ほどのところにある。そして私のお気に入りのターニン市場の近くでもあるのだ。ということで、お寺からすぐにターニン市場へ。

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 ちょっと不思議なものを見つけた。ข้าวเม่าทอดと書いてあるけれど、ข้าวเม่าって何? 売っていたおじさんに聞くと、たぶんもち米粉をまぶしたバナナの揚げ物のようだ。

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 切ってみるとこんな感じ。普通の揚げバナナ(クルアイトート)よりも、周りがもっちりして美味しい!つい勢いでふたつ食べてしまったが、ちょっと胃にもたれてしまった。左上は、味がなく単なる添え物。

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 さあようやくタイトルの話になる。子どもの頃から、寝つきは悪かった。母親に「眠れない」と言って、こめかみのところを軽くたたいてもらったりした記憶がある。大人になっても寝つきはいい方ではなかったが、子育てをしながら教師をしていたころは、ずっと過労、睡眠不足気味だったせいか、それほど睡眠で悩むことはなかった。

 でもタイに来て、夜中に起きることが増えた。エアコンをつけたまま寝るのが嫌いなので、どうしても夜中に暑くて目が覚めることが多くなったのだ。起きるとついトイレに行きたくなり、また眠れなくなることも多い。

 そしてがん手術の後、仰向けで眠れなくなった。仰向けだと少し呼吸がしにくかったのだ。そして横向きでも、手術をした左側をしたにすると、やはり息を吸う時に、「かっかっかっ」という感じで引っかかったのだ。これは3年経ってほとんど気にならなくなった。
  
 でも相変わらず寝るときは右を向いて寝る。そして妊婦時にしていた「シムスの体位」で抱き枕を抱えて寝ることにした。

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 それでLazadaでこんな感じの抱き枕を買い、ずっと愛用していた。でもチェンマイに持ってくるにはジャマな形だし、3年使いこんだので処分した。

スクリーンショット (8)

 でもやっぱり寝にくいのだ。今のコンドはAirbnbで寝具もついているが、普通の枕が2個と小さい枕が2個。どちらも抱き枕にしても、あまりぴったり来ない。それでターニン市場で抱き枕を探そうと思った。

 市場の中には寝具売り場はなかったが、市場の周りにいろいろなお店がある。一軒目に写真と同じような抱き枕はあったが、今回私はもっと短いものにしようと思っていた。というのは、抱き枕がないと寝にくいことがわかったので、日本に持って帰ろうと思ったのだ。

 そして見つけたのがこれ。デザイン、色はどうでもいい。同じような大きさのものを、足にはさんで、心地よいものを選んだ。しかしカエルになるとは夢にも思わなかった。

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 実は5年前に日本から来るときに、日本で使っているのと同じ枕を持ってきた。それは今も使っているが、さすがに処分しようと思う。まあその代わりにこのカエルちゃんを持って帰らなくては。とにかく日本に着いたその日も、私に抱き枕は必要だ。




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