あー本当にあと3週間になってしまった。チェンマイの生活も2ヶ月あれば十分かなと思っていたが、それは大間違い。まだまだここにいたい。

 チェンマイは観光客として4回来ていたので、主だった観光地はすべて回ったことがあった。でも実際来てみると、行ったことのないお寺も多く、旧市街以外で行ったのは、ツアーで回るようなところだけなので、毎日Google mapで、お寺や美味しそうなお店を探すのが楽しい。

 バンコクに5年間、ずっと同じ場所に住んで飽きなかったので、バンコクより魅力的な場所はないと信じていたが、今はチェンマイもいいかなと思っている。もともと北タイ地方が好きでかなり旅行もしてきた。他の場所ではずっと住むには退屈かなと思ったが、チェンマイは適度に都会で住みやすい。バンコクのような高層ビルはないが、おしゃれなレストランやカフェも多いし、映画館もある。

 まあそんな快適な生活もあと3週間。日本に帰るのは楽しみより不安が大きい。

 まず一番の問題は、お互い5年間の一人暮らしに慣れた私たち夫婦が、すぐに同居生活に慣れることができるのか。夫も口に出して言わないものの、きっと不安に思っているに違いない。私は大雑把な人間なのに、変なところが細かくて、それが崩れるとかなり不愉快になる。

 帰ってすぐの問題は台所だ。料理はかなり好きなほうで、料理器具も多い。でも出しっぱなしは嫌なので、必ず片付ける。そして自分が決めたところにないと、イラっとくるのだ。だから鍋だろうが、調味料だろうが、すべての置き場所が決まっている。

 娘に言わせると、夫が使うものはかなり限られていて、それがすべて出しっぱなしとのこと。「それはお父さんコーナーにして、見ない、触らないことだね」とアドバイスしてくれた。うーん、出しっぱなしのお鍋・・・我慢できるだろうか。

 そしてもうひとつ厄介なことは、実家の片づけだ。このために帰ると言っても過言ではない。昨年父が亡くなり、父のものはそのままにしてあるそうだ。でも元々あまり「モノ」を持たない父の遺品整理なんて、きっと一日でもできてしまうのではないか。その5倍はあるだろう母の「モノ」をいかに整理するか。

 母は昔、片付け上手だった。だからあまり家が散らかっていたという記憶がない。でもふと気づくと、実家はモノがあふれている。母は今でもちゃんと掃除機をかけている。だから掃除できないような汚部屋ではないのだが、とにかく広い一軒家なので、収納もそこそこあり、至るところにモノが詰め込まれているのだ。

 極めつけは500L以上の4ドア冷蔵庫。長年2人暮らしだったのに、その冷蔵庫が空っぽになった試しがない。ひどい時には、ドアを開けるとモノが落ちてきそうになっていた。3年前に帰国した時も同じ状態だったが、改善されたとは思えない。娘も行くたびに「冷蔵庫がすごい」と言っていた。

 メディアでも「実家の片付け」が取り上げられることが多いが、私は一体どれくらいのゴミを出すのだろう。7,8年前に長女と二人で断捨離した時は、大きいゴミ袋が20袋ほどになった。きっとその2倍以上になりそうなので、ちゃんとごみ処理施設に持っていかないとだめだろうなあ。

 日本に帰国して当分は、ブログも実家の断捨離日記になりそうだ。

 暗い気持ちはここまでにして、この前書いたパン屋さんでクロワッサンやレーズンデニッシュを買ってきた。前回はあまり一つ一つの値段を気にせず買ったが、よく見ると、クロワッサンは13バーツではなく16バーツだった。まあそれでも十分安いけど。

いつもと違う朝食
チーズや蒸し鶏をはさんだクロワッサンサンド
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