さて博物館の後は、いよいよメインのお寺へ。この写真をちらりと見たら、きっとチェンマイのドーイステープだと思われる方も多いだろう。

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 実はこれはランプーンで一番有名なお寺ワット・プラタート・ハリプンチャイだ。1108年に、ランナー王国初代メンラーイが建立したと言われている。ただ元の起源は、897年にハリプンチャイ王国の王が仏陀の髪を納めるための仏塔を建立したことに始まるそうだ。

 この黄金の仏塔は46mの高さがあり、チェンマイのドーイステープよりはるかに高い(ドーイステープは22m)。ここもドーイステープと同じように時計回りにお経を唱えながら3回回る。

 またここは、酉年のお寺なので、酉年生まれの人がたくさんお参りに来られる。

ランナー様式の本堂
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仏足跡
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 さて天気が良すぎてつらかったというのは、日差しが強くて暑いだけでない。ここは神聖なお寺なので、金色の仏塔や本堂のあたりは、はだしにならなければならない。

 それで周りを見回すと、かなりの人がこの写真のようにスリッパを履いているのだ。やはり地元の人は分かっているから、スリッパ持参なんだなと思った。


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 かし実はスリッパが、こんな風に置かれていたのだ。私はこれに気づかなくて、足の裏がやけどしそうになりながら、まるで苦行だと思いながら、仏塔の周りを3回回った。

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 この仏塔は高さ46mのピラミッドの形をしたチェーディー・スワンナ。ハリプンチャイ時代のドヴァーラヴァティー様式で、もうひとつの有名なお寺ワット・チャームテーウィー(ワット・クークット)の仏塔のモデルとなったそうだ。

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 出るときに気づいたのが、このチケット売り場。英語で外国人料金50バーツと書いてある。でもそこに人はいなかった。
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 もう一つは、先ほどの仏塔の説明で触れたワット・チャーム・テーウィ。地元の人はワット・ククットと呼んでいる。ハリプンチャイ王国時代の8世紀に建てられてたそうなので、かなり古いお寺だ。

 私が一番見たかったのは、チェディ・ククットと呼ばれるこの仏塔。ドヴァラバーティ後期の建築物として、かなり価値があるものだ。もともとは金色の装飾でおおわれていたそうだが、今はれんががむき出しになっている。でもはめ込められた仏像は、はっきりと形が残っている。

 この台座には、この仏塔を建てたハリプンチャイ王国初期の女王チャーム・テーウィの遺骨が納められていると言われている。

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 これはラタナ・チェディ。いつごろのものかはっきりしないが、やはりハリプンチャイ王国時代のものと言われている。

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このお寺の敷地内にあった洞窟
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中には仏像があった
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 この他にも小さなお寺を回り、最後にコーヒーを飲んで一休みをして、チェンマイに戻った。タイは、町や村に入るときにゲートがあるのだが、ランプーンは、ランプーンでなくハリプンチャイと書かれていた。ランプーンの人々にとって、ハリプンチャイという名前は、今も大切にされているのだと思う。

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ランプーンにも古い城壁が残っている
ここにはインスタスポットとしてLanphun Cityとなっていた
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