これは、旧市街のお寺巡りの後半の話だ。カオソーイを食べた後、そこからすぐのワット・インタキンサドゥムアンへ行った。Google mapにはこの名前だったが、お寺の仏塔の説明には、ワット・サドゥムアンとあった。
この仏塔の説明には、この仏塔にはマンラーイ王の遺物が納められていると言い伝えられているとのことだった。マンラーイ王は雷に当たって亡くなり、息子であるチャイヤーソンクラーム王が、この仏塔を建て、遺灰を納めたそうだ。
行きたいお寺はもうひとつ残っているが、ふと思いついて3人の王像を見に行った。中央がランナー王国初代のマンラーイ王、向かって右側がスコータイ王国のラーマカムヘン大王(タイ文字を作った人と言われている)、左側がパヤオ王国のカムムアン王。
そしてその後ろにある芸術文化センターには、今まで行ったことがないと気づいた。入っていくと、受付に料金説明があり、歴史センターとランナー民族博物館の三館セットだと180バーツだった。それで「ここだけで」とタイ語で言うと、「20バーツです」との返事。タイ人と思ってくれたようだ。
一瞬悩んだ。最近博物館へ行くと、たいていタイ人料金を言ってもらえるのだが、一応外国人向けのパンフレットも欲しいので、「タイ人ではないです」と言って外国人料金を払っている。でもGoogle mapのコメントに日本語パンフレットの日本語がひどいと書いてあったので、もういいいかなと思い、20バーツを払いそのまま入った。
最初の部屋に紹介ビデオがあるとのことで、そこへ。当然タイ語で聞く羽目になった。でもまあ多少知識もあるし、画像もあるので大体理解できた。
特にすばらしい展示物があるわけではないが、チェンマイの歴史がよくわかる場所だった。その中で興味を持ったのが、列車のこと。
クンタンという標高1348mの山を掘って作られたこのクンタントンネルは、長さ1362.05m、高さ5.75mだそうだ。ラーマ5世の時代の1913年から3年6か月の月日をかけて作られ、多くの労働者がマラリア、チフス、無酸素による窒息や倒壊で亡くなったそうだ。
この建物は1924年に王室のために建てられたそうだ。一角にコーヒーショップがあり、クチコミではタイ式コーヒーが美味しいとあったので行ってみると、席数が少なく満席だった。
この日最後のお寺は、ワット・プラシンの隣にあるワット・プラサート。ここも何度も前を通ったことがあったが、入ったことはなかった。ランナー様式の本堂がとても美しい。
この日の目的を果たしたので、私の一番のお気に入りのカフェに行って、勉強をすることにした。ステープ通りにあるFIND COFFEEで、以前にも写真を載せたことがある。ここはチェンマイ大学にも近いので、PCやタブレットを持ち込んで勉強している人も多い。いつもあまりうるさくなくて、私もiPadを持っていき、勉強したりブログを書いたりする。
でもこんな優雅な生活もあと少しかと思うと悲しい。
でもこの日は珍しくファラン男性二人が大きな声で話していた。しかも見るとマスクを持っていない。出ていくときもマスクをしていなかった。
7月1日からはマスクもいらなくなるそうだが、やはりまだ少し抵抗を感じる。それに今はまだマスクをしなければ法律違反のはずだが、最近マスクをしないファランが目につく。でもタイ人はマスクを外すのはレストランくらいで、カフェでは話すときにマスクをしている人も多い。
7月1日にはもうタイにはいないけれど、その時タイ人がどんな対応をするのか興味深い。
コメント
コメント一覧 (4)
たしか本堂内の仏像は近くまで行かないと全容を見られないような囲い(?)があったように思うのですが、これにも何か意味があったような・・・。夫が説明してくれて、そのときは『うんうん』なんて言って聞いていたのですが、頭の中に何も残っていない・・・。ということを夫には言えません。
nakko
が
しました
Nakkoさんは、実によくグーグルの評価とかコメントを調べられてますよね。さすが先生!と感心します。私は行き当たりばったりが多いから…(*´ω`*)。
トンネル掘るのは、どこの国でも犠牲が多かったようですね。そのおかげで後世の私たちが楽をさせてもらってると思うと、ありがたいです…。
nakko
が
しました