日本に帰国して以来、たまたま身体に感じるような地震がなかった。最後に一時帰国した時も1週間だったので、地震の記憶はない。だから丸3年半、地震を経験していなかった。

 今日の午前3時半過ぎ兵庫県南東部を震源とするマグニチュード4の地震があり、私の住む市も震度2を観測した。なぜかちょうどその直前に目が覚めていたので、揺れたときはすぐに地震だと気がついた。でも揺れは大したことはなかったし、大したニュースにもならなかった。

 それでネットで地震情報を調べてみて、ちょっと驚いた。今日9月24日(まだ終わっていないけれど)だけでも8つの地震が記録されていた。北海道で2回、福島と福島県沖で3回、兵庫県で2回、トカラ列島近海で1回だった。

 たった一日でこれほどの地震が観測されているなんて知らなかった。確かに震度2でも、ちょっと揺れたなと思ったくらいで、別に怖くはなかった。私は阪神大震災を経験しているし、実は東北大震災の時も仕事で東京にいたので、あの日の東京の混乱も目にしている。
  
 震災直後は、避難袋もちゃんと用意していたが、私がいない間にかなりおろそかになっていた。とりあえず缶詰や水は入れ替えたが、それ以外はちゃんと用意しているとは言い難い。

 そんな私たちに、ニュージーランドに住む次女からプレゼントが届いた。でもニュージーランドから送られてきたのではなく、彼女がネットショッピングで注文したものが届いたのだ。

 送られてきたものを見て、私はびっくり。私は絶対思いつかないだろうなあと思った。まずこれはゴム製のくつ。かなり底が厚く、ガラスやがれきを踏んでも大丈夫だそうだ。

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 そしてこの小さな笛。こんなに小さくて、聞こえるのだろうかと心配だが、とりあえず靴を袋にいれて、その袋にこの笛を結び付けて、ベッドのすぐ横に置いた。

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 確かに笛は必要かもしれない。9月までのドラマの中に、「テッパチ」という自衛隊員のドラマがあって、主人公の俳優が割と好きなので見ていた。その最終話がちょうど土砂崩れの話で、たまたま主人公が出会った少女に笛をあげて、その笛のおかげで少女が助け出されるという話だった。でもそれはもっと大きな普通の笛だったけれど。

 実は私は普通の笛を2,3個持っている。教員時代にバレー部の顧問をしていて、試合で主審をするために「マイ笛」を持っていたのだ。退職した時に、割ときれいなシューズやバレーウエアは生徒にあげたが、笛はそのままになっていた。

 娘には悪いが、やはり笛は自分の笛に変えておこうかな。彼女がくれたものは、家の鍵と一緒にしておこうかな。それだと持ち歩いていることが多い。

 せっかくのプレゼントだが、使わずにすむことを願いたい。阪神大震災の縦揺れの衝撃は、今でもはっきり覚えているので、あんな怖い思いはもう2度としたくないと思う。



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