タイで手術を受けた1か月後、日本へ一時帰国をした。その時、タイにあと何年滞在できるかわからなかったので、日本でも主治医を持とうと大阪国際がんセンターにかかることにした。そして半年後の2019年10月末に1週間の帰国でCTを撮ってもらい診察も受けた。

 その後の予約票は今も手元に残っているが、2020年5月13日にCT、5月20日に診察の予定だった。でもコロナで帰国できず、夫にキャンセルの電話を入れてもらった。

 主治医の先生は、最後にお会いした時(と言っても2回しかお会いしていない)転勤の可能性があるとおっしゃっていたが、7月初めにがんセンターに電話を入れると、やはりもうおられなかった。あの先生とお話ができて、とても勇気づけられたので、もうお目にかかれないのが残念だ。でも別の先生の予約を入れてもらった。

 そして今日、3年ぶりに大阪国際がんセンターへ向かった。予約は9時だったが、ちょっと早めの8時半ごろに着いた。以前来た時よりも、待っている患者さんが少ないように思う。なぜか最初に呼ばれた人がおらず、私は9時5分に診察室に入った。

 新しい先生は、前の先生より若い方だった。4月に撮ったレントゲンのデータCDを渡してあるので、それについての病理医師のレターもお見せした。
「このがんは、治る可能性が高いがんですから・・・」
最初にそう言っていただいて、今日もCTを撮るのかなと思っていたら、意外なことをおっしゃった。
「日本は、CTを撮り過ぎなんですよ。」
「タイの病院は3か月ごとのレントゲンから2年目に4か月、3年目に半年ごとのレントゲンでCTと言われませんでした。」
「そっちが世界基準でしょうね。どうしましょうか。」

 どうしましょうかと言われても返事に困る。でもCTは1年半撮っていないことを話すと、一度詳しい検査をしてみるということになった。

「造影剤を使ったCTはやったことがありますか?」「ないです。」
「じゃあそれと頭部MRIもやっておきましょう。5年以内だと全部保険でできるので。」

 そうなんだ。まあこれで転移がないか、徹底的に調べてもらえると言うことか。

 検査は森ノ宮病院に委託ということで、予約できる日を探してくださったが、一番早くても2月だった。いや、2月はタイに行くかもしれない。だって日本の冬を過ごす気力はない。
「術後4年の4月ではどうですか?」
「いいですよ。今のところ心配なさそうだし。」
ということで、今回はレントゲンもCTもなく、先生との顔合わせだけで終わってしまった。

 診察券を入れるファイルにこんな紙が挟まっていた。これを登録すれば、支払いは待たなくていいということか。ということで早速登録に向かい、手続きを済ませた。

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 そして先ほどそのMedical Gateにアクセスしてみると、今日の支払いが終わっていた。

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 国立のためか、再診扱いのためなのか、たったの480円にびっくり。病院の会計は時々ストレスの元になるので、これはありがたいシステムだ。

 病院の後は恒例の大阪城へ。お盆に友人と来たときは、かなりの人出だったが、今日は平日だし本当に人もまばら。でもお盆では全く見かけなかった外国人を2組見かけた。10月11日以降は、きっと一気に外国人観光客が増えるのだろうなあ。

 お盆に来たときは暑すぎて、ゆっくり見る気にもなれなかったところも写真に撮った。

重要文化財 多聞櫓(たもんやぐら)
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桜問枡形の巨石 表面積59.43㎡ 重量108トン
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