長女は支援学校の教師をしている。彼女が教師と言う仕事を選んだのは、多少なりとも私たち夫婦が、仕事に誇りややりがいを持って働き続けてきたことも影響していると思う。だから教育心理を学びたいと言った時はうれしかったし、教員になってくれたことも、とてもうれしかった。

 私は大阪府教育委員会にはかなり不満を持っていたこともあり、大阪府の一括採用(支援学校と言う枠での採用ではない)ではなく、支援学校教員を希望する人がその採用試験を受ける制度の滋賀県の方がいいという長女の意見に賛成だった。そして就職と同時に長女は家を出た。

 タイにいる間も、たまにライン電話がかかってきて、不十分な設備や人員配置について文句を言うのを聞いてきた。特に彼女が担当しているのは、自力では何もできない肢体不自由児も含まれている。だから教員だけでなく看護師が必要なのだが、その数が絶対的に足りないのだ。

 長女の学校では、保護者と教員が協力して滋賀県に要望を出そうとしている。それが先日新聞にも取り上げられた。



 長女から署名に協力してほしいとラインが入り、その用紙が送られてきた。でもたった3枚だったので、夫はコピーを取り、私も今日だけでその3枚のほとんどを埋めてもらった。

 人に署名をお願いするのは、もう6年ぶりかもしれない。私たち夫婦は、娘たちが保育所や学童に通っているときに、いろいろな活動に参加し、市との話し合いや集会などにも参加してきた。

 公立学校の教師としては、少人数学級を進める活動に長年携わっていたので、毎年署名活動も続けてきた。だから人に署名を頼むことに躊躇しない。娘はそんな私たちの背中を見ながら育ってくれたのだなと、送られてきた署名用紙を見ながらうれしくなった。

 子どもたちの世話は本当に大変そうだが、長女は仕事は楽しいと言っている。今の世の中、やりがいがあり楽しく仕事ができるのは幸せなことだろう。でも私もそうやって教員の仕事を続けてこられたので、本当にラッキーだった。もちろん最近の教員の仕事はブラックで、私も部活動のために土日もほとんど仕事だった。

 長女も平日は9時ごろまで帰宅していない日が多そうだ。でもこのまま楽しいと思いながら、健康に注意しながら教員を続けてほしい。


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