1ヶ月ほど前から、もうひとつ新たなことを始めている。それは地域の「子ども食堂」のボランティアだ。

 以前から「子ども食堂」という名前はいろいろ聞いたことがあった。ニュースになったりドラマの中で出てきたり。私がそこから持っていたイメージは、生活困窮家庭の子どもや、ひとり親の子どもが無料かわずかな費用で食事を食べられるところだった。

 何か子どもに関するボランティアをしてみたいと思っていたので、市の広報で子ども食堂をやっているところを探した。その中で、割と近くに週2回も開いているところがあった。他は多くても月2回程度で、それではたまにしか行けないかもしれない。

 近くの子ども食堂は、子どもの学習支援も行っていると広報には載っていたが、電話をしてみるとコロナ以来学習支援は行っていないとのことだった。でも「子ども食堂」のボランティアは大歓迎と言ってもらえた。

 週2回だが、行ける日だけでもかまわないし、12月から3月まで行けなくてもいいとも言ってもらえた。私は今後も1年間で延べ2ヶ月ほどはタイや他の国に行くつもりなので、仕事をするのは難しい。でもボランティアなら何とかなりそうだ。

 そう考えて始めたのが1ヶ月ほど前で、もう4,5回行っている。もともと料理は大好きなので、作ることは楽しいし、少しの時間だが子どもたちと話をするのも楽しい。だから当分続けようと思っている。

 ただ責任者の方と話をして以外なことを聞いた。私は子ども食堂に通う子どもたちは、生活に困っている家庭の子どもばかりと思っていた。でも実はそうではなかったのだ。来ている子どもたちの家は食べ物に困るほどではないが、両親共働きか、ひとり親で、毎日の夕食もいわゆる「手の込んだ家庭料理」は少ない。スーパーのお惣菜や、簡単に作ったものが多いようだ。子どもにお金を渡して、適当に買ってきてという親もいるようだ。

 好き嫌いも多く、野菜もあまり食べない子が多い。だからここでいろいろな野菜を食べる機会を増やし、お店ではない家庭の味を知ってほしいのだと、責任者の方はおっしゃった。

 ただ私は本当に生活困窮者の子どもたちが、そこに来れていないのではないかと思う。小中学校を通じて、案内も出しておられるそうだが、本当に困っている親は、子どもを「子ども食堂」に行かせたら、まわりに困窮していることが分かってしまうと考えることもあるのではないか。

 他の子ども食堂はどうなんだろう。たまたま私が手伝うことになったここだけの問題なのだろうか。でもコロナで本当に生活困窮者が増えたとも聞く。そんな家の子どもたちは、ちゃんとご飯を食べられているのだろうか。

 から揚げ、ポテトサラダ、豆腐チャンプルー、具だくさんのお味噌汁
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ロールキャベツ、鶏肉 ナス さつまいもの甘辛炒め、豚汁、みかん
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 途中で帰ることもあるが、最後までいる日は子どもたちと一緒にご飯を食べる。今日のロールキャベツは大人気で、男の子はみんなお代わりをした。

 
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