昔、中学校の美術か社会の教科書に「阿修羅像」の写真が載っていた。その時、「阿修羅」とは鬼にことだと思っていたので、少年の顔をした阿修羅像が不思議だった。高校生の頃、興福寺の阿修羅像が大好きという友人に連れられて、初めて実物を見た。友人の言う通り、本当に美しく、何か悲しげな少年の顔を持つ像だった。

 大人になって興福寺に行ったのか記憶にない。もしかすると高校以来かもしれない。興福寺の歴史は天智天皇の時代にさかのぼり、平城京遷都でこの地に移転された。でも興福寺は何度も火災に見舞われ、この下の写真の中金堂は7度も消失し、2018年に落慶法要を迎えたそうだ。なお1998年に興福寺は世界遺産に登録されている。

まだ新しい9代目中金堂
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五重塔は六代目
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国宝東金堂
中に多くの国宝、重要文化財に指定された像がある

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阿修羅像-興福寺HPより
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母が国宝館のパンフレットを買った

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乾漆八部衆立像(国宝)の説明

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 この八部衆はインドの神様たちで、仏教の中では守護神になるらしい。でも名前を見て気づいた。
最後の二体、緊那羅(きんなら)はキンナリー、迦楼羅(かるら)はガルーダだ。どちらもタイでは多くのお寺で見ることができる。ワットプラケーオにもあるので、見たことがある人も多いはず。
キンナリー
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ガルーダ
Garudas

 あらためてヒンドゥ教の影響がすごいことを実感した。タイは宗教も文化もインドの影響が大きいが、日本の国宝の中にもそれが見られるのだなあ。

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