タイに来て、いきなり入院手術をしたのか!と心配していただかなくても大丈夫。この話は私のことではなく、友人のことなので、私は彼女の入院手術に付き添っただけだ。

 彼女からポリープを取る手術をすると聞いていたが、実はその予定が早まり、彼女と会った2日後となった。私はまだバンコクの予定がほとんどなかったので、彼女に付き添うことに決めた。

 実は私も5年前にバムルンラート病院で子宮のポリープを取る手術を受けた。今、自分のブログのバックナンバーをざっと見たが、そのことに触れたことはないかもしれない。

 あれはバンコクへ来た年だったと思う。正月明けに、ちょっとした不正出血があった。それが数回あったので、心配になりバムルンラート病院へ行った。内視鏡検査を受けて、「ポリープがあるから取りましょう。オペは来週に」と簡単に言われてしまった。

 日本で人間ドックを受けたときに、子宮のポリープについて聞いてみたが、「日本だと様子見でしょうね。出血が続いたら、手術になるでしょうが」と言われたので、「そうか、やっぱり手術の方がもうかるから、タイではすぐにやりたがるんだ」と思った。

 簡単な手術だったので、朝病院へ行き、ちょうどお昼ごろに手術、2時ごろには麻酔が覚めて、たぶんそれから1時間半ほどして帰宅が許されたので家に帰った。この時のことは誰にも言わず、大学も用事があるから休むと言っただけで、翌日から普通に働いた。

 友人の手術も、そんな風に簡単に終わるのかなと思っていた。1泊は必要だと聞いても、それは手術の開始時間が夕方のためなのだと思った。

 ちょうど彼女が入院手続きをしているときに病院へ着いた。スクムウィット病院は、BTSエカマイ駅を降りるとすぐのところだ。

 彼女がここを選んだのは、交通の便と日本語通訳が常駐しているからとのことだった。そして驚いたことに、ここには私の教え子の卒業生が、去年から通訳として働いていたのだ。

 その二人のことははっきり覚えている。入学時から3年生までずっと教えていて、とても勉強熱心な二人だった。彼らから、その同期生たちの何人かは、ちゃんと日本語を使う仕事に就いているときいて、本当にうれしかった。
 
 受付で待っているとき、ふと私は思い出したことがあった。
「そうそう、ポリープ手術の後帰ろうとしたら、ちょっと待ってと言われて、そしたら車いすがやってきたんだよ。それに乗って玄関まで降ろされたの。」
「歩けなかったの?」
「全然平気だった。だって、そこから家まで一人で帰ったし。」
という話をしていたら、やはり車いすがやってきた。

まだ元気なのに、車いすで病室へ運ばれていく友人

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 病室は、私が手術を受けたBNH病院と、ほとんど同じだった。今、私が借りているAirbnbの部屋の方が少し狭いくらいだ。

シャワーやトイレにも当然手すりがある
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冷蔵庫、ポット、電子レンジ 反対側にシンク
設備は今の私の部屋と全く同じだ

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大きなテレビと角にダイニングテーブル、イス
窓の向こう側に、ワット・タートトーンやBTSが見える

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机の上にあったのが、延長コードとアルコールスプレー
そしてあと一つが???
よく見るとウェッブカメラじゃないだろうかと思った

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 病室に上がってから、麻酔薬の書類にサインをしていた。確か私の時もそうだったなあと思い出した。タイの病院では、保証人のサインがない。私も付添人や保証人のサインがいるのかと思って夫に頼んでいたが、まったく必要なく、すべての説明を自分で聞きサインした。

 彼女の手術は午後5時からということで、4時半まで病室で待機だ。だから時間はたっぷりで、私たちはずっとおしゃべりを続けた。長くなってきたので、続きは明日に・・・。


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