タイの病院では、看護師さんが2種類おられて、役割が違う。医療的なことは、正看護師さんが行い、それ以外の世話は准看護師さんがしてくれるのだと思う。(これは私が勝手に使っている言葉なので、正式になんというかはわからない)

 タイの入院は、本当に至れり尽くせり。お金をかければ、日本とは比べ物にならないほど、お世話をしてもらえる。


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4時半に手術着に着替えて、車いすに乗って手術室へ移動

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 彼女が出る前に、看護師さんに手術時間の確認をすると、約2時間とのことだった。開始が5時なので、7時ごろには終わるということか。

 彼女が移動して間もなく、お友達がお見舞いに来られた。私は初対面だったが、彼女を通じて話を聞いている人だった。

 というのは、その方もちょっと肺に問題があり、主治医からは、その状態で飛行機に乗れないと言われたそうなのだ。それでセカンドオピニオンを聞きたいとのことで、私の話になったらしい。

 その方は私の主治医だった先生の予約を取り、意見を求めた。私の主治医はとてもポジティブな人で、私が手術後1か月以内に帰国したいと行った時も、「OK、OK。問題ないよ」と言ってくださったが、彼女にも大丈夫だとアドバイスをし、そして彼女は無事日本に帰り治療を受けたそうだ。

「いやー不思議なご縁です。お会いする機会があるとは思いませんでした。」
「本当にそうですよ。たまたま私がバンコクに来てすぐに〇〇さんが手術だったので、付添できたわけだし。」

 そんな風に話も弾み、数時間。さすがにまだかなと思い、ナースセンターに聞きに行くと、麻酔が覚めて1時間動けないので、9時45分にならないと病室に戻れないとのことだった。

 後から彼女に聞いた話だが、5時に麻酔を開始して、気がついたのが8時45分。そして1時間後に病室。手術はやはり2時間くらいだったようだ。

 手に点滴と酸素マスク。痛みは感じないけれど、すごくのどが渇くと言っていた。私はドレーンが2本あり、尿管をつけられていたが、彼女は動いてもいいので、トイレは看護師さんが付き添ってくれる。

 私は、ベッド横のソファで眠った。ちゃんと枕と薄い布団が置いてあるので、狭いけれど十分だ。もちろん彼女の様子を気にしながらなので、完全に熟睡できたわけではないが、彼女は1度しかトイレに行かなかったので、明け方頃はぐっすり眠っていたと思う。

 BNH病院は、食事はすべて注文だったが、ここは決められたものがやってくるようだ。彼女のプレートには「普通食、制限なし」という札がついていた。
 彼女はあまり食欲がないとのことで、朝食も昼食も、半分くらい私がいただいた。


クイジャップ、鶏肉団子、ゆで卵
メロンとドラゴンフルーツ

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11時ごろに来た昼食
あんかけ中華麺
ゼリーのようなもの(二人とも食べなかったのでわからない)

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 ちょうど昼食前に先生が来られて、退院許可と次の予約の説明をされた。手術は順調に終わったとのことだ。あとは、支払いの説明があるのみ。

 これは前日彼女の友人が持ってきてくれた花束。ひまわりが入っているのが珍しいので写真に撮らせてもらった。日本だと入らないかなあ。


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 会計の手続きも病室だった。 彼女はちゃんとタイの保険に入っているので、たぶん今回の費用はすべて保険でまかなわれるのだと思う。1泊2日の入院手術で、30万バーツくらいになるそうだ。

 私の時はいくらだっけと気になったので、過去記事を検索すると5泊6日の入院手術で約40万バーツだった。


 今回、彼女の入院手術に付き添って、貴重な経験ができたと思う。というのは、私はいつか日本で、英語やタイ語の病院通訳ボランティアができればいいなと思っているのだ。病院や病気の言葉は、英語でも難しい。でも私自身もそうだったが、やはり言葉が不自由な状態で病院へ行くのはかなり不安だ。

 まあそのためには、もっとタイ語も英語も勉強しなければならないのだが、そんな意欲もかきたててくれる2日間だった。

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