私が参加しているブログランキングはタイ情報と肺がんだけなので、MM2Hについてあまりご存知ない方もおられるだろう。MM2HはMy Malaysia Second Homeの略称で、マレーシアのリタイヤメントビザだ。
マレーシアは長らくリタイヤした人にとって移住したい国の上位を占めてきた。たぶんずっとタイより人気があったと思う。それはおそらくタイより英語が通じ、マレー語がアルファベット表記なので、なんとなく読めるというのがあるだろう。
MM2Hのことを知り調べたのは、たぶん10年前くらいだ。ちょうどその頃から退職後の移住先としてメディアに取り上げられるようになったからだと思う。そして将来、夫や母と日本との二重生活もいいのではないかと考えた。老人には寒い日本より過ごしやすいし、花粉症のある夫も、冬から春はマレーシアの方がいいと思ったのだ。
実際、親の介護をしながら移住されている方もいて、私がビザを持っていれば、親のビザも簡単に取れると聞いていた。その頃は、母に認知症が出てくるとは思わず、身体は弱ってもいつまでも好奇心旺盛な母でいてくれると思っていた。
もう一つの理由は、マレーシアに銀行口座を開くことができ、しかもその頃の金利が年3.6%ほどあったことだ。MM2H用の口座に35万リンギット(910万円)預けなくてはならないが、預けているだけで1年で32万円ほどの利子がつくので、それをマレーシアへの旅行費用にできるとも考えた。
実際にビザを取ったのは、タイに来る直前の2月。タイに住むための準備(日本語教師の資格を取る)と、MM2H取得準備は同時進行だった。もちろん仕事をしていたから時間に限りがあり、MM2Hは専門の業者に依頼した。費用は確か20万円ほどかかったが、時間と手間を考えると必要経費だったと思う。
その当時は、50歳以上の人がMM2Hを取るのはそれほど難しくなかった。当時は月収が10,000リンギット(当時のレートだと26万円)あり、流動資産で35万リンギット(910万円)持っていれば、誰でも取得できた。50歳以下でも預金が倍必要だが、20代で取る人もいると聞いていた。
確か2016年4月ごろにはMM2Hを二人で取ろうと夫に相談した。そして業者を選んで連絡を取ったのが4月。業者に任せて手続きをすすめ、8月中旬にビザ申請。例年であれば3か月ほどで仮申請がおり、本申請できると聞いていたので、12月末に夫とふたりでクアラルンプールへ行ったが、結局仮承認は間に合わなかった。
でもその旅行で夫はあまりクアラルンプールに住みたいという気持ちがないと自覚し、結局、本申請は私だけで行うことになり、2月中旬に私一人だけでMM2Hの取得した。
あれから6年、タイにいる間にできれば毎年マレーシアに行こうと思っていた。でも2年目にがんになり一時帰国のついでにということができず、その後コロナのために全く機会がないまま今回となった。
今回の目的はまずMM2Hの更新がどうなっているかをお世話になった業者で確かめること。そして遺言状をつくること。次回はそれについて書こうと思う。
泊まっていたチョーキットのあたりもインド料理店がいくつかあった。ちょっと雨が降りそうな気配だったので、持ち帰りにしてホテルで食べた。
マレーシアは長らくリタイヤした人にとって移住したい国の上位を占めてきた。たぶんずっとタイより人気があったと思う。それはおそらくタイより英語が通じ、マレー語がアルファベット表記なので、なんとなく読めるというのがあるだろう。
MM2Hのことを知り調べたのは、たぶん10年前くらいだ。ちょうどその頃から退職後の移住先としてメディアに取り上げられるようになったからだと思う。そして将来、夫や母と日本との二重生活もいいのではないかと考えた。老人には寒い日本より過ごしやすいし、花粉症のある夫も、冬から春はマレーシアの方がいいと思ったのだ。
実際、親の介護をしながら移住されている方もいて、私がビザを持っていれば、親のビザも簡単に取れると聞いていた。その頃は、母に認知症が出てくるとは思わず、身体は弱ってもいつまでも好奇心旺盛な母でいてくれると思っていた。
もう一つの理由は、マレーシアに銀行口座を開くことができ、しかもその頃の金利が年3.6%ほどあったことだ。MM2H用の口座に35万リンギット(910万円)預けなくてはならないが、預けているだけで1年で32万円ほどの利子がつくので、それをマレーシアへの旅行費用にできるとも考えた。
実際にビザを取ったのは、タイに来る直前の2月。タイに住むための準備(日本語教師の資格を取る)と、MM2H取得準備は同時進行だった。もちろん仕事をしていたから時間に限りがあり、MM2Hは専門の業者に依頼した。費用は確か20万円ほどかかったが、時間と手間を考えると必要経費だったと思う。
その当時は、50歳以上の人がMM2Hを取るのはそれほど難しくなかった。当時は月収が10,000リンギット(当時のレートだと26万円)あり、流動資産で35万リンギット(910万円)持っていれば、誰でも取得できた。50歳以下でも預金が倍必要だが、20代で取る人もいると聞いていた。
確か2016年4月ごろにはMM2Hを二人で取ろうと夫に相談した。そして業者を選んで連絡を取ったのが4月。業者に任せて手続きをすすめ、8月中旬にビザ申請。例年であれば3か月ほどで仮申請がおり、本申請できると聞いていたので、12月末に夫とふたりでクアラルンプールへ行ったが、結局仮承認は間に合わなかった。
でもその旅行で夫はあまりクアラルンプールに住みたいという気持ちがないと自覚し、結局、本申請は私だけで行うことになり、2月中旬に私一人だけでMM2Hの取得した。
あれから6年、タイにいる間にできれば毎年マレーシアに行こうと思っていた。でも2年目にがんになり一時帰国のついでにということができず、その後コロナのために全く機会がないまま今回となった。
今回の目的はまずMM2Hの更新がどうなっているかをお世話になった業者で確かめること。そして遺言状をつくること。次回はそれについて書こうと思う。
泊まっていたチョーキットのあたりもインド料理店がいくつかあった。ちょっと雨が降りそうな気配だったので、持ち帰りにしてホテルで食べた。
チーズナンとパラクパニールで17リンギット(520円)
トマトは別に買っていたもの
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コメント
コメント一覧 (4)
たとえば、現行要件のうち、”proof of receiving pension from government RM10,000 per month”は、一般的な厚生・共済年金生活者では無理な話です。(リンギットが20円以下にならないと無理。)
加え、”A fixed deposit account with a Malaysian bank which contains at least RM1,000,000”は、為替変動リスク、repatriation riskがあり、サラリーマン上がりの方々には危険すぎます。(リンギットが20円になれば、30千万円の預金が20千万円に減価します。)
nakko
が
しました
この件は、前に伺ってましたけど、タイとマレーシアを行ったり来たり+時々は日本帰国という計画だったんだなあ、と改めて驚きました(@_@)!
私なんかぼーっと生きてるだけで、いろいろあってタイに来てしまったから、ずっとタイで、みたいな生活ですからねえ( ´艸`)。
マレーシアはずっと前にビザ更新で行きましたが、その後かかわりがない状態です。もう1度行く機会はないだろうなあ。
nakko
が
しました