一人が好きなのは、私だけではない。大昔の新婚旅行の時、夫はこう言った。
「毎日一定時間、一人で本を読む時間が必要だ。」
その時すでにバックパッカーとして20か国くらい旅行経験がある私と、海外初体験の夫だったので、私も少しは単独行動がしたいと思ったのも事実だ。

 そしてなぜか彼が選んだのがトルコで、当時直行便がなかったために、シンガポールで往復とも2泊ずつして、そこだけはハネムーンらしくしようと思った。でも私たちの荷物は大きなバックパック。両方の親族は、控室に置いてあるバックパック(登山用)を見て、「新婚旅行やのに、お相手に悪いんとちがう?」と言った。
 
 ただ海外初体験の夫は、旅行中2度も体調を崩して、図らずも単独行動ができた。夫は夜に1,2時間は本を読むので、当時の私はよく日記や収支をつけていた。今も同じようなことをしているが、昔にくらべるとPCを使うのでずいぶん楽だ。

 まあスタートからそんな状態だったので、長年の結婚生活で一緒にやってきたのは「子育て」と「姑の介護」だろう。そのふたつの山を乗り越え二人の生活になったが、長年お互いの趣味や関心が違っていたため、二人で何かをするということが難しい。

 夫の一番の趣味は山歩きなので、10数年前、家族でニュージーランドのルートバーントラックという有名なトレッキングルートを行ったことがある。そしてちょうどがんが発覚した直後、手術の前にネパールでアンナプルナトレッキングに挑戦した。

 そして今回もチェンマイトレッキングツアーを主催している会社の2泊3日のツアーに参加する。まあそれほど本格的なものではないと思っているのだが。

 夫がチェンマイに着いて2日間は、何もかもお膳立てをしなくてはならず、だんだんストレスとなってきた。せめてチェンマイに来る前に、行きたいところをピックアップしておいてよと言いたい。夫のために旧市街からそれほど離れていないコンドを借りたのだから、一人でも出かけられるでしょと言いたかった。

 そして今日、ようやくその気になったらしく、お昼前に出かけて行った。夫も私に合わせて楽天モバイルに変えているので、海外でも2GBまでは使える。まあその設定も私がやらなければならなかったが、これで連絡も取れるし一安心。

 オーナーさんが昼前に夫のTM30を持ってきてくれると言ったのでそれを受け取って、一人でMAYAの近くのカオソーイ屋さんと郵便局へ行った。帰ってきてお茶を飲みながらPCに向かっている。なんだかホッとする。

 まあお互い一人暮らしが長くなってしまったので、こんな時間を作らないと持たないだろうなあ。

 さて、4月末から2か月チェンマイに住んだ時、私はお寺では一度も拝観料/入場料を払わなかった。と言っても、チェンマイのお寺はほとんどが無料だ。でも先日ドーイステープで、初めて入場料を払ったことを書いた。まあ夫が、階段のところにあった看板を見て「こっちじゃないの?」と言ったため、監視のおじさんに言われたのだ。たぶん6月にはそのおじさんも座っていなかったと思う。

初めてこんなきれいなチケットをゲット
CDE6BAD8-93C4-43F2-842C-43C1EB82FAC6

 そのあとワット・プラシンとワット・チェディ・ルアンにも行ったのだが、ワット・チェディ・ルアンでも夫が話しかけていたためか、門のところのおじさんに向こうでチケットを買うように言われた。(この時は、バイクをワット・プラシンに置いたまま歩いて来た)

英語でDonation(寄付) 漢字で入場費
Donationの方が気持ちはいいかな

C28EE88C-1E78-4D2B-AC4C-8DB61BDBB0F7

 こうやってお金を払うと、観光客だという気になる。

 このブログランキングに参加しています。
もしよろしければ、ポチっとしていただければ、励みになります

にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ




にほんブログ村 病気ブログ 肺がんへ