昨日から台風の影響で、西日本はかなり大雨という予報だった。そんな日の朝、次女がニュージーランドから5年ぶりの帰国をすることになっていたのだ。次女はもうニュージーランドへ渡って12年、私が働いていたころは、あまり見送りや出迎えに行くことはできなかった。だから関空まで車を走らせるのは、ずいぶん久しぶりだ。

 ニュージーランド航空はまだ大阪への直行便を飛ばせていないので、今回はシンガポール航空を使って帰ってきた。昨日の朝早くに、パーマストンノースからオークランドへ、そして夕方にシンガポール。深夜にシンガポールを出発し、今朝8時50分に関空に着く行程なので24時間以上の移動だ。

 平常であれば、家から関空まで1時間半もかからない。でも昨日からの天気予報は大雨だったので、7時には家を出た。大雨警報は出ているものの、まだそれほど雨はひどくない。ただ近畿自動車道へ続く中環道路に入るところが、渋滞でずっとすすめない。

 近畿自動車道に入ってもいつもより車が混んでいた。そして雨がどんどん激しくなってきた。晴れていれば、近畿自動車道は時速100kmくらい出す車がほとんどだが、今日はひどい雨でどの車も80km以下だ。でも前に大型車がいると水しぶきがすごい上に、大雨でワイパーが高速で動いているので見にくい。

 これほどの大雨の中を運転するのもずいぶん久しぶりなので、ずっと緊張したままで疲れたが、1時間45分ほどかかって空港に着いた。駐車場からアライバルホールに着く直前、次女から「今荷物待ってる」とラインが入った。よかった、間に合って。

 関空からの帰りも、途中までは雨はひどかったものの交通量は少なかったので、来るときより楽と思ったのもつかの間、途中から渋滞になり、結局2時間もかかってしまった。以前あった空港バスが、最寄りの駅から1時間10分とあるので、帰りは本当に混んでいたのだと思う。結局往復で3時間半も豪雨の中を運転したので、ぐったり疲れてしまった。

 夕方のニュースを見ると、関西もかなりの影響が出ていた。JRも運休したところも多く、関空へはJRも南海も止まってしまったようで、バスとタクシーを待つ人でごった返したそうだ。そう考えるとやはりラッキーだった。次女の乗った飛行機は、定刻より10分早く着いたそうだし、私たちが着いたころに次女からのラインを受け取り、連絡もスムーズにできた。帰りも混んでいたとはいえ、大雨の影響をそれほど受けずに帰宅できた。

 今日は帰りの車の中でも、家に帰ってからも、携帯のアラートが数回なった。避難勧告が出た地域もあるようだ。まだ外は雨が降り続いているが、土砂崩れなどが起きなければいいけれど。

「すっぴん寝不足だから、写真撮らないでー」と出てきた
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