今朝娘はシンガポール経由でオークランドへ発った。家から関空まで、順調にいけば車で1時間15分ほど。でも6月に沖縄へ行ったとき、かなり時間がかかったので、今回はかなり早めに出た。

 娘はシンガポール航空を使うのだが、すでにオンラインチェックインは済ませているが、カウンターに並ばなければならないことをわかっている。というのは、7月末のチェンマイ行きはシンガポール航空で、オンラインチェックインを済ませたのに、かなり並んで待たされたからだ。

 空港までは1時間半もかからず、到着したのは出発時刻より2時間45分前だった。やはり7月末に比べると、空港に人は少ないように感じる。でも娘がチェックインの時の座席指定は、ほとんど満席だったそうだ。

 シンガポール航空のカウンターは、「ビジネス」「オンラインチェックイン」「エコノミー」と2つずつのカウンターが開いていた。7月のときほど列に並んではおらず、10分ちょっとで順番が来た。

 でもそこで以外に手間取った。実は彼女はもう学生ビザが切れているはずで、そのためにNZeTAという電子渡航認証も取得しているのだが、カウンターで、ビザナンバーを聞かれた。本人にもわからないようだが、実は彼女の学生ビザがまだ有効らしい。博士論文の口頭諮問がまだなので、勝手に延長されたのかもしれないと娘は言うがどうなんだろう。

 まあとにかく無事チェックインも終わり、お茶でも飲もうかと誘うと、「昨日、寝られへんかったから、もうゲート口で寝てるわ」とのこと。結局2時間前に彼女は出国手続きに向かった。

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 一人で関空から運転して帰るのは、本当につらかった。泣いたら運転できなくなると、必死でこらえたけれど、楽しかったこの3ヶ月間のことを考えると、家に帰って娘がいないと思うとつらい。

 途中で娘のラインに気がついた。「泣かないように早めにバイバイしといた。運転集中して帰ってね」とあった。やっぱりそうか。12月に私がニュージーランドから帰るときも、お茶を飲んでいたら急に泣き出してしまったからなあ。でも今回は平気そうな顔をしていたのは、ちょっと無理していたのかも。

 娘はきっともう平気だろう。彼女のいつもの場所、いつもの生活に戻っていくのだから。でも残されたほうは、ガランとした部屋を見るだけでつらくなる。やはり誰かを見送る方がつらいものだなと思う。

 空港は、自分が旅立つときは「ワクワクする場所」だが、誰かを見送るときは「寂しい場所」になるのだと実感する。



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