去年帰国したときは、漠然とボランティアや趣味をしながら、母の面倒をみようかと思っていた。でも今のところ母は、日常生活はこなせているし、私が1ヶ月以上タイにいても、何とか過ごしている。

 実は去年、昔見ていた日本語教師求人サイトを何度か覗いて、その中で英語を使って日本語を教えられる求人先2か所に応募してみた。でもどちらもダメだった。このブログを見てくださる方で日本語教師に興味がある方はあまりおられないかもしれないが、私がタイに渡るときにも使っていたサイトは次の3つだ。

日本村
日本語教師の集い
日本語オンライン
 
 6月に娘が来たとき、9月に彼女が帰ってしまったあとのことが不安になった。先日書いたように、一応3つのボランティアをしているが、子ども食堂と、ICTのヘルプは自分が中心になってやるものでもなく、何だか少しもやもやした感じがあった。それで日本語教師求人サイトを見ると、興味をひくものがあった。

 ひとつ目はオーストラリアの小学生に、日本語の宿題を手助けしながら会話をするレッスンをするオンライン塾だった。個人で運営されていて、それほど多くの生徒さんがいるわけではない。オーストラリアは、私が大学院時代過ごした思い出の場所で、メルボルンの小学校で日本語ティーチングアシスタントをしたこともある。だからとても興味を持ち、運営者の方と話をすると意気投合して、すぐに授業見学から始めてくださいということになった。

 二つ目は企業向けの研修や個人レッスンを提供している学校だった。ここも、初心者には英語で授業する必要があるとのことで、関心を持った。応募したのがチェンマイにいた7月末、その締め切りが8月下旬だったが、日本に帰った後の月末に、次の面接と模擬授業の日程を決めたいと連絡をもらった。

 そして面接が終わった時点で、9月の都合を聞かれ、とんとん拍子で下旬から週2回のコースを受け持つことになった。ちょうど娘が帰国した直後から2回の研修を受けて、来週からスタートする。
 
 今週は、毎日朝からPCに向かっている。大学で教えていた時のように、教案を考えたりパワーポイントを作ったり。そして時間があっという間に過ぎてしまう。娘が帰る前に、模擬授業のための教案を作っていた時も、「ママは仕事をしているときの方が楽しそうやね」と言われた。

 どちらもオンライン授業なので、11月に娘の卒業式のためにニュージーランドへ行っても、ネットがつながってさえいれば対応できる。週2回のコースの方はちょうど1月に終わるが、オンラインならどこにいて新たなコースを教えるチャンスもある。

 この前「60代はボランティアそれとも仕事」という内容で書いたが、そのときJIMMYさんから興味深いコメントをいただいた。
「人生を100年と考えて、50年ずつに分ける。そうすると50年ずつ、2回の人生を送れる。」
 
 私もちょうど50歳半ばまで英語教師として生きてきた。その後、日本語教師としての第2の人生のスタートを切った。せっかく第2の人生を始めたのだから、ちゃんとその人生を進めていこうと思う。

今日のおやつは、頂き物で「治一郎」の期間限定「トロぺジェンヌ」
ブリオッシュ生地にカスタードクリームとバタークリームを混ぜたクリーム
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 このお店は知らなかったが、バームクーヘンで有名なお店らしい。シューよりも皮がどっしりしているし、クリームもバタークリームが入っているためか濃厚だ。これひとつでお腹いっぱいになってしまった。


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