3連休の最終日に、久しぶりにお客さんを迎えることになった。その話になったとき夫が、言った。「和室を使う?ちょっと障子がやばいねんけど。」

 うちには2間続きの和室があり、昔、姑が使っていた。ベッドを置いていた6畳の部屋でテレビを見ていることが多かったが、隣の8畳のほうにある縁側にある籐椅子にもよく座っていた。私がいなかった5年間の間に、夫がその部屋を使うようになっていた。たぶんいちいち2階にあがるのが面倒になってしまったのだと思う。

 夫もよく縁側の椅子に座って本を読んでいるので、障子がかなりひどい状態だと気付いたのだろう。障子があるのは南側なので、直射日光が入り、かなり障子紙も弱っていた。

 障子だけでなくリビングの網戸が破れていることに気づいたので、イオンのリフォームコーナーでチラシをもらってきた。網戸の張替えは90㎝×180㎝の掃き出し窓で4000円。自分で張替えは無理そうなので、これは妥当な金額か。でも障子は普通紙で4800円、強力紙で5800円。ちょっと高すぎるんじゃない?と思った。

 子どもの頃、母と障子の張替えをした記憶がある。張替えの前日、「好きなだけ、穴をあけていいよ」と言われ、弟と大喜びで指を突っ込んだ。作業の日、刷毛でのりを塗り、紙をゆっくり伸ばしながら貼っていくのも、難しかったが楽しかったことを覚えている。と言っても、難しい作業は母がやっていたのだが。

 手順はだいたい覚えているので、今でもできるはずだ。自分でやろうと決心した。そしてふと思いついた。母に手伝ってもらおう。もちろん母がメインではないが、母は昔のことはよく覚えているので、きっと手順はしっかり覚えているはず。これも母のリハビリだ。

 母に言うと「いいよ」とすぐ返事をしてくれたので、作業前日にイオンに障子紙を買いに行った。すると昔ながらの普通紙なら一枚400円くらいだったが、その横にUVカットアイロン障子紙というのを見つけたのだ。それが2枚分で1,480円、4枚分なので税込みで3,256円だった。

 古い障子や糊を取る作業は、私が実家へ行っている間に、夫がかなりやってくれた。でも糊がかなり残っていたので、最後にもう一度霧吹きで水をかけ、ステンレスのナイフでこそぎ落とした。

ということで作業開始
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サイズを合わせてカッターで切るこの作業が一番つらい
一枚分するだけで、腰が痛くなる・・・
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エアコンをつけても汗びっしょりになる作業だったので、
Tシャツ、ハーフパンツという人にはあまり見せたくないスタイルですみません

 写真で見ると、後ろの襖もずいぶんくたびれている。でも襖は自分でするのは無理そうだ。襖の張替えは、標準で11,440円、一番高いもので15,840円。4枚分だと5万円~7万円。ちょっと簡単には決められない。

作業時間2時間ちょっとで完成
IMG_3865


 母は最初はやる気満々で、アイロンも「私がやろうか」としてくれたが、2枚目以降は、紙を押さえてくれただけで、紙のカットもアイロンも、結局全部私がやらなければならなかった。でも口だけははさんでくるので、まあ自分も手伝ったと思っているだろう。まあそれでいいや。昔のやり方を思い出すだけでも、頭のトレーニングになったはずだから。


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