先日、日本語教師の仕事を再開することを書いたように、昨日初めてのレッスンを行った。企業向けの研修なので、相手はみな大人(と言っても若い人がほとんど)。担当するのは、初心者クラスなので、日本語はほとんどわからない人ばかりだ。
教科書は国際交流基金が監修している「まるごと」という本。日本語教育で一番ポピュラーなのは、「みんなの日本語」(スリーエーネットワーク)で、日本語教師養成講座420時間でも、この教科書を使っていた。また大学ではアルク社の「できる日本語」という本を使っていた。
私はこの「まるごと」という教科書を使ったことも見たこともなかったので、教えるとなって、あわててアマゾンで注文した。それなのに3日後くらいに、会社から電話があり、担当クラスが初級から初心者に代えてほしいとのこと。つまり教科書も「入門」という最初のレベルのものになり、私が買ったものとは違ってくる。でも会社から「お貸しできるので、すぐに送ります」と翌日届けられた。
ベテランの教師であれば、2時間の授業に対して、4,5時間くらいの準備時間で対応できるとは思うが、2年半のブランク、新しい教材ということもあり、1回目の授業準備に10時間ほどかかってしまった。教案、スライドなどの準備は、かなり手間がかかるので、ずっとそれくらいの準備時間は必要だろうと思う。
そして初レッスン。10人の学習者さんたちは、ほとんどがアジアの人だった。インド人が一番多い。英語は普通に聞いたり話したりはできる人たちなので、昨日のレッスンは9割以上が英語だった。でも1回目で「見てください」とか「言ってください」などの教室の指示表現は教えたので、すこしずつ日本語の指示を増やしていける。
終わってみて、かなりぐったりした。高校教師をしている時から、私は授業は一種のパーフォーマンスと思っているので、いつもよりかなりテンションを上げて臨む。英語教師時代は、かなりの早口だったが、今、日本語を話すときのスピードはかなり落としている。日本語を正確に発音することに加えて、昨日はかなりの量の英語を話さなくてはならず、本当に疲れた。
でも充実感がある。かりびーさんがコメントに書いておられたように、やはり「報酬をいただくということは責任がある」のは重要だなと思う。準備に10時間以上もかかっていたら、時給はわずかになってしまうのだが、それでも教材を考えるのは楽しいし、勉強し直さなければならない点も多くある。先週からほとんどPCの前にいるが、あっという間に時間が過ぎていく。とにかく夢中になれることがあるのが嬉しい。とにかく、今のコースは1月までなので、頑張ってやっていこう。
iPadのミラーリングで、手書きを見せようとしたら、なぜかミラーリングがうまくいかず、「万が一」と考えて買ってきた昔ながらのホワイトボードが役にたった。ボード、ペン消し、マーカーで計440円なり)
教科書は国際交流基金が監修している「まるごと」という本。日本語教育で一番ポピュラーなのは、「みんなの日本語」(スリーエーネットワーク)で、日本語教師養成講座420時間でも、この教科書を使っていた。また大学ではアルク社の「できる日本語」という本を使っていた。
私はこの「まるごと」という教科書を使ったことも見たこともなかったので、教えるとなって、あわててアマゾンで注文した。それなのに3日後くらいに、会社から電話があり、担当クラスが初級から初心者に代えてほしいとのこと。つまり教科書も「入門」という最初のレベルのものになり、私が買ったものとは違ってくる。でも会社から「お貸しできるので、すぐに送ります」と翌日届けられた。
ベテランの教師であれば、2時間の授業に対して、4,5時間くらいの準備時間で対応できるとは思うが、2年半のブランク、新しい教材ということもあり、1回目の授業準備に10時間ほどかかってしまった。教案、スライドなどの準備は、かなり手間がかかるので、ずっとそれくらいの準備時間は必要だろうと思う。
そして初レッスン。10人の学習者さんたちは、ほとんどがアジアの人だった。インド人が一番多い。英語は普通に聞いたり話したりはできる人たちなので、昨日のレッスンは9割以上が英語だった。でも1回目で「見てください」とか「言ってください」などの教室の指示表現は教えたので、すこしずつ日本語の指示を増やしていける。
終わってみて、かなりぐったりした。高校教師をしている時から、私は授業は一種のパーフォーマンスと思っているので、いつもよりかなりテンションを上げて臨む。英語教師時代は、かなりの早口だったが、今、日本語を話すときのスピードはかなり落としている。日本語を正確に発音することに加えて、昨日はかなりの量の英語を話さなくてはならず、本当に疲れた。
でも充実感がある。かりびーさんがコメントに書いておられたように、やはり「報酬をいただくということは責任がある」のは重要だなと思う。準備に10時間以上もかかっていたら、時給はわずかになってしまうのだが、それでも教材を考えるのは楽しいし、勉強し直さなければならない点も多くある。先週からほとんどPCの前にいるが、あっという間に時間が過ぎていく。とにかく夢中になれることがあるのが嬉しい。とにかく、今のコースは1月までなので、頑張ってやっていこう。
iPadのミラーリングで、手書きを見せようとしたら、なぜかミラーリングがうまくいかず、「万が一」と考えて買ってきた昔ながらのホワイトボードが役にたった。ボード、ペン消し、マーカーで計440円なり)
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コメント
コメント一覧 (4)
新しい教材の1回目の授業は準備に時間がかかりますよね(#^^#)!復習や試験の準備もしないといけないし。でもそれが楽しかったりして。
私も台湾とタイ(に来て最初の数年間)で日本語教師をやっていた時期があって、その時の学生さんたちの成長がとても励みになったのを覚えてます。タイでは今のNakkoさんと同様、企業の研修生の指導でしたので、皆さんのやる気もかなり感じられたし。
当面お忙しくなりそうですが、ぜひ頑張ってください~!(^^)!。
nakko
が
しました
準備のために家でパコパコしていても、ヨメはんには、それがオシゴトとは思えないようです(^^;
>「万が一」と考えて買ってきた昔ながらのホワイトボードが役にたった。
いざとなったら、こういうのが一番確実ということでしょうか^^
最後の出力をした後に誤りが見つかってしまったときも、一番早い解決策はハサミと糊だったりしますから……(^^;
nakko
が
しました