今回の旅を計画したのは、6月下旬。その時には、また仕事を再開することをあまり考えていなかった。ただ毎週木曜日に、市の日本語教室があったので、金曜日出発の4泊でいいかなと、釜山往復のチケットを買った。

 9月に入ってとんとん拍子で仕事が決まったため、出発日の金曜日と、帰国日の火曜日がそのレッスンが入っており、火曜日は代行をお願いし、金曜日は釜山のホテルからオンライン授業をすることにした。

 旅の計画を立てたときから、初日と最終日を釜山、中2日間を慶州で泊まろうと思っていた。それで釜山は少しマシな「東横イン」(と言ってもビジネスホテル)、慶州は市内中心でどこに行くのも便利な「ママイェンゲストハウス」というところにした。

 その東横インだが、たぶん宿泊客の半分以上が日本人だと思う。フロントもほとんどの人が日本語を話せた。ただちょうどエレベーター3基を順に整備入れ替え工事中とのことで、チェックインをした4時頃には少しその音が聞こえてきた。授業は6時半からだったので、一応フロントに工事終了時間を確認しに行った。

「一応6時までには終わるはずですが。」
「6時半からオンラインミーティングがあるので、ちょっと今のエレベーターに近い部屋では騒音が気になるのですが。」
「もし工事が終わっていなければ、2階の朝食会場をお使いください。」
 結局工事が終わったので、必要なかったが、この申し出はありがたかった。

 6時半までにネット状況の確認とiPadのミラーリングができるかを確認した。ネットは安定して大丈夫なようだが、なぜかミラーリングができない。最初の授業でもミラーリングがうまくいかず、アナログのホワイトボードを使ったが、今回はもっとアナログ。A4コピー用紙にマジックで書いて、それを画面で見せた。

Booking.comより
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 部屋は狭いが、ベッド横の机がまあまあの大きさで、PCと教科書を並べてもまだゆとりがあった。ベッド横にある照明で、手元も明るかったので、Zoomの画面も暗くはなかった。

 2時間の授業を終えると、もうぐったり疲れ切ってしまった。まだ2回目の授業で、海外からのオンライン授業というのは、かなり緊張する。でも今回やりきったことで、11月後半からのニュージーランドでも、準備さえしっかりしていけば、なんとかなるという自信に繋がったのは良かったと思う。

 コロナ以前には、こんな働き方をするようになると考えたことはなかった。タイで働くと決めたとき、両親のことを考えると、やはり5年程度かなと思っていた。実際コロナ禍で父が亡くなり、去年帰国したわけだが、その時点ではあまり働くことを考えていなかった。

 求人サイトにはオンラインの仕事が増えており、仕事先も日本とは限らず、また私自身も日本にいなくても仕事ができるというのは魅力的だ。まだブランクが浅い間に、仕事を再開できてよかったと思う。

 と大満足なはずのオンライン授業だったが、あまりにも緊張したのか興奮したのか、この夜、本当に眠れなかった。そのために翌々日の体調不良に・・・。

 
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