日本に帰ってきてすぐの新聞で、外国人労働者受け入れの在留資格「特定技能1号」の対象に、「自動車運送業」や「鉄道」など4分野を追加することが29日に閣議決定されたと読んだ。

 政府は今後5年間で計82万人の受け入れを見込んでいるそうだが、それほど簡単に技能実習生希望者が増えるだろうかと疑問も感じる。だが、4月から残業時間の上限が規制され、物流が滞る恐れも指摘されている自動車運送業では、バス、タクシー、トラックの運転手として技能実習生を受け入れて、人手不足を解消できると期待されている。

 海外免許を日本免許に切り替える必要があるので、タイの免許だと実技試験も必要だ。バスやタクシーでは日本の「2種免許」の取得と研修も受けなければならない。そして乗客とのコミュニケーションが求められる業務では、「N3」(日常会話ができるレベル)が要求されるそうだ。

 大阪でさえ、路線バスが減ってきている。それがバスドライバー不足が理由だというのだから、地方だともっと切実な問題だろう。タクシーも見かけることはほとんんどなく、先日、昼過ぎに最寄り駅に着いたとき(特急も止まる駅)、10分待ってもタクシーは来なかった。仕方なくスーツケースを2個ガラガラと転がしながら20分歩く羽目になったが、以前なら駅前にタクシーは停まっていたのだ。このときほど、GrabやBoltのない日本が恨めしかったことはない。

 N3取得は、日本語学習者にとって少しハードルは高い。でも今回の特定技能の分野追加は、日本で働きたいと希望する外国人労働者にとって、窓口が広がったのは事実だ。日本が、もっと外国人を受け入れて、共生していける社会になっていってほしい。

日本に帰ってきて最初の外食はカレーライスでした
ここはハンバーグが有名なお店だが、カレー専門店もある
メニューにない「牛すじカレーがあります」と言われ、注文
納得の美味しさでした
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