昨日は、元同僚で一番親しいグループの食事会だった。これまでにもブログに書いたことがある友人たちだが、一人は私より2歳年上で、趣味と実益を兼ねたリメイクをしている。後2人はまだ再任用でフルタイムで高校教員を続けているが、二人とも生きがいともいえる趣味がある。

 その現役二人に聞いたのだが、一人の勤める高校は定員割れ、もう一人の方は定員は少し超えたそうだ。3月にネットニュースで、公立高校がかなり定員割れを起こしているとは聞いたが、調べてみると145校中70校が定員割れだとわかった。

 一番の原因は私学の無償化。もちろん無償化はすばらしいことなのだが、私学の入試が2月に行われるのに対し、公立は3月。卒業式のときには、まだ入試も発表も終わっていない。子どもたちが早く進学先を決めたいと思うのは当然だろう。それに私学の方が設備なども整っているところが多い。公立高校はトップ校には予算がつくが、下にはお金は来ないのだ。

 でも無償化されたとはいえ、実際私学に入ると、他の費用がもっと必要になってくる。部活動にしても、私学の方がお金をかけているのがよくわかる。私が顧問をしていたバレー部の子たちは、せいぜい学校のネームが入ったジャージをそろえる程度だったが、ほとんどの私学はスポーツバッグも冬のベンチコートもおそろいのネーム入りだった。だから無償化という甘い言葉で入学した子どもたちが、入学後に必要なお金のためにアルバイトをせざるを得ないこともあるだろう。

 以前大阪府は、定員割れが数年間続いた学校は、統廃合にすると発表していた。でも半数の高校が定員割れを起こし、もしこれが数年続いたらどうなるのだろう。前言通り統廃合を進めるとしたら、大阪府は、もう公教育は必要ないと思っているのだろう。

 現役の友人たちが言うには、本当に教員の数が足りていないそうだ。本来正規教員であるはずのところを非常勤でまかなわれているという。そのうちの一人は国語教師なのだが、正規教員が少ないまま入試の採点をするのは、本当に大変だったという。国語には「作文」があるので、それには最低でも3人の教師が必要だ。定数9の国語科で8人しかおらず、残りの5人で400人以上の採点をするのは、どれほど大変だったろう。

 教員が足りないのは、学校がブラックな職場だと知られるようになって希望者が減っていること、そして辞めてしまう若い教員が多いためでもある。私も日本語教師に転職したのは、あのままの生活を続けていたら、過労死もあり得るのじゃないかと恐れたためでもある。

 教育に夢を持つことはできないのだろうか。子どもが好きで教師になりたいと思う若い人たちが、その希望を持ち続けられるような環境になることはないのだろうか。

 現場から離れてしまった私には、こうやって憂うことしかできないが、若い教師が生き生きと働けて、子どもたちの笑顔が見れる学校になってほしいと思う。

 さて、昨日のディナーだ。友だちが選んでくれてくれたお店は、アロフト大阪堂島ホテルのフロント横にあるレストラン「THE WAREHOUSE」。彼女がau PAYマーケットで40%オフで予約してくれたコース料理はコスパ最高で美味しかった!

サーモングリルのサラダ
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ビーフステーキ
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マロンケーキとバニラアイス
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これに2ドリンクとコーヒー/紅茶もついて3500円


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