クレカ不正使用のせいで、沖縄の旅からは随分遠ざかってしまった。実はまだ観光初日の目玉のひとつが残っている。それが、この浦添グスクと浦添ようどれだ。

 沖縄の言葉は本当に面白い。グスクってなんだと思ったら、PCでもグスク=城と変換されたので、知っている人も多いのだろうか。しかも浦添は「うらぞえ」と思っていたら「うらそえ」だった。

 ゆいレールの「首里」から乗って7分、「浦添前田」駅で降り、やはり7分程度歩いて「浦添大公園南エントランス展示室」に着いた。無人だが、地図やパンフレットが置いてある。それによると、浦添大公園は、歴史学習ゾーンと憩いの広場ゾーンに分かれる大きな公園で、私が今日目指すのは、歴史ゾーンにある浦添グスクと浦添ようどれ。

 展示室の横に階段があり、そこを上がっていくと、沖縄ではよく見かける石畳の道に出た。実はここは小高い丘になっており、標高150m。だからこの坂も意外にきつい。
 
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浦添城の前の碑
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ずっと坂道を歩いていくと、見晴らしのいい場所に出た
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上から見える市街地
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 「ハクソー・リッジ」という映画の題名は聞いたことがあった。でも見る機会がなかったので、内容も全く知らない。このボードをみた時、それが沖縄戦を舞台にした映画ということを初めて知った。

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ディーグガマ
鍾乳洞が陥没してできた窪地で、戦時中、住民の避難壕として使われた
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 さてこのタイトルにもした「ようどれ」とは何か。本当に沖縄の言葉は難しい。言葉からは全く予想できなかった。
 ここは、琉球王国初期の王陵で1265年から1274年の英祖王が築いたそうだ。その後1620年に浦添出身の尚寧王が改修し、王自身も葬られた。
 沖縄戦でここは壊滅し、戦後修復が開始されて、2005年にようやく復元が終了した。

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丘の下からみた浦添ようどれ
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戦前の写真がおいてあった
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浦添グスクようどれ館という小さな博物館
この日、博物館の日ということで無料だった
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実物大で再現されたようどれの西室
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英祖王陵 発掘当時の模型
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 那覇の近郊には、琉球王国の歴史と戦争の歴史が残る場所がたくさんある。今回あらためてそれを感じた。


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