ガンガラーの谷は、数十万年前の鍾乳洞が崩れてできた太古の谷。2万年前の人類「港川人」その居住区の可能性から発掘調査が継続され、これまでに世界最古となる約2万3千年前の釣り針が発見されている。                   gangala.comより

 23,000年前の釣り針が発見された場所である洞窟カフェで10分ほど説明を聞いた後、ガイドさんに連れられて森の中へ。アジアよりニュージーランドのレインフォレストを思い出した。でも木はやはり東南アジアのものと同じなんだろうか。

アカギの森
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 道は整備されているので、それほど大変ではないが、ところどころ階段もあるので、ベビーカーや車椅子では行けない。

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歩くガジュマルの木(地中に根を広げて、移動しているように見えるそうだ)
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イナグ洞 
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良縁・安産への祈りがささげられる女性の洞窟
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イキガ洞
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命の誕生・成長を願う男性の洞窟。IMG_8002

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大主(ウフシュ)ガジュマル
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ガイドさんが撮ってくれた写真
角度のためか、メチャ足が長く見えるんだけど(゚ロ゚;)エェッ!?
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 谷筋の先に港川人発見場所が見えるそうだ
(でもはっきりわからなかった)
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 みんなが立ち止まって写真を撮っているので、何かなと思ったら、こんなきれいな蜘蛛の巣

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ツアーの最後、武芸洞
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港川人の人骨が発見されたところ
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 港川人は、約20000~22000年前に日本列島南西部の沖縄諸島に存在していたとされている人類で、かつては縄文人の先祖だと言われてきた。でも最近の研究で、オーストラリアの先住民族やニューギニアの集団に顔立ちが似ており、縄文人、弥生人と同じ遺伝子もあるが、その直接の先祖ではないと報告されている。

 私はこの前日に沖縄県国立博物館で、港川人のレプリカを見たのだが、「顔が濃いなあ」という印象を持っていた。でもその時は縄文人だと思い込んでいた。

 最初の人類はアフリカで発生し、山脈や砂漠を避けて移動した人たちが、当時陸続きだった樺太から北海道に入ったグループと、インド、東南アジアを回ってきた人たちが、台湾、与那国島から九州と渡ったグループがあると言われているそうだ。これらの人たちが縄文人とのことだが、この沖縄にいた港川人はどうやって沖縄にやってきたのだろう。

 それにしても、この日歩いた森は、2万年以上前からあるのだと思うと、とても不思議だった。神秘的な場所で、日頃考えたこともない太古の世界に触れて、気持ちも引き締まった感じだった。


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