今回の沖縄旅行は、これまでと違い公共交通機関のみで移動した。だからまずバスで行けるところを探したのだが、それで見つけたのがこの場所。これまで聞いたことがない名前だったのだが、斎場御嶽(せーふぁーうたき)という。
御嶽とは、南西諸島に広く分布している「聖地」の総称で、この斎場御嶽は琉球王国最高の聖地。ここは現在も多くの人々に崇拝されている参拝地で、世界文化遺産に登録されている。那覇市内からは20km以上離れている南城市にあり、Airbnbマンションの近くのバス停から、朝7時33分だけ直行のバスがあった。
1時間で斎場御嶽入口のバス停に着いたが、こんな地図があり、まだ500mほど歩かねばならなかった。
御嶽とは、南西諸島に広く分布している「聖地」の総称で、この斎場御嶽は琉球王国最高の聖地。ここは現在も多くの人々に崇拝されている参拝地で、世界文化遺産に登録されている。那覇市内からは20km以上離れている南城市にあり、Airbnbマンションの近くのバス停から、朝7時33分だけ直行のバスがあった。
1時間で斎場御嶽入口のバス停に着いたが、こんな地図があり、まだ500mほど歩かねばならなかった。

でもこの日は快晴で、外を歩くのは全然苦にならない。風も気持ちよくて、すぐに斎場御嶽の入口についた。
寄満(ゆいんち)と書いて台所を意味するらしい
でも調理する場所ではなく、交易品が集まるところとのこと
また石畳の道を歩いていくと
一番大きな聖地「チョウノハナ」と「三庫理(さんぐーい)」

三角の隙間の奥にも祈る場所が見える
発掘調査で確認された排水溝
この2つの壺に、上から水が滴り落ちてくる
これは聖水で、触れてはいけないと書いてある
少しわかりにくいが、鍾乳洞のつらら岩を伝わって水が落ちる
この場所には、ボランティアのガイドさんがおられて、少し話をした。
「この花を見ませんでしたか?私はこの花が大好きで・・・」と写真を見せてくださった。
「何という花ですか?私は見たことがないです。」
「サクラランというんですよ。桜でも蘭でもないですけどね。」
この写真は、その女性が教えてくれた場所に戻って見つけたもの。まだ咲き始めの時期なので、これしか見つけることができなかった。調べてみると、これは日本南部から東南アジア、オーストラリアに自生する熱帯植物で、最近、観葉植物として人気が出ているそうだ。
その近くで見つけた青いトンボ
Google レンズで調べると「シオカラトンボ」らしい
聖地だけあって、歩いている間、ずっと空気が澄み切って、凛とした雰囲気があった。少し不便な場所だが、ここも沖縄で行くべき場所の一つだと思う。
沖縄にはまだまだこうした聖域がたくさんあるんですね(@_@)。私が好きなポッドキャストの番組で(オカルトとかホラーとか、超常現象なんかのショート番組)、よく沖縄出身の人が出るんですが、向こうには「見える」または「感じる」人が多いらしいです。
この場所で祈りをささげる相手は、一般的な「神仏」ではなく、大自然に昔から宿っている長城的な存在なんだろうなあ、と。そういうものに守られて生きているんですね。
nakko
が
しました