もう旅は終わりに近づいているというのに、ようやく2日目のイスタンブールでのトランジットツアーのことだ。

 関空発のターキッシュエアラインズは、定刻より1時間早い5時に着いたので、参加しようと思っているトランジットツアーまでまだ3時間半もある。チェックインの時に、トランジットツアーの受付を聞くと、「入国審査の後、外に出て、ずっと右に行ってください。ターキッシュエアラインズのホテルデスクがあるから、そこで申し込んでください」とことだった。

この右端の1番カウンターがトランジットツアーの申し込み場所
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乗り継ぎの飛行機の時間を告げると、このツアーセットをいただいた
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 T09のツアーは、8時30分から15時まで。歩く距離は1㎞。リストにはたくさん載っていて、朝食のあと、German Fountain, Egyptian Obelisk, Serpentine Column, Walled Obeliks, Blue Mosque, Ayasofya Mosque(Outside Visit), Goden Horn and Bosphorus Cruise, Domabahce Palace(Outside Visit)  そして昼食のあと、空港へ戻る。

 しかし、3時間半まって8時半になったのに、まだ集合がかからない。他の二つのツアーは出発したのに、結局T09が呼ばれたのは、9時だった。8時半ごろからちょっといらいらしだした頃、隣の女性に話しかけられた。彼女も一人で参加のようだった。

 その女性はロシア出身で10年前にアメリカのテキサスに移住した人だった。お子さん2人とご主人は、シンガポールで合流ということで、一人でツアーに参加していた。とても話好きな人で、いろいろなことを話した。特に彼女のお子さんたちの学校の話がとてもおもしろかった。

 公立学校だが、中国系の子どもが50%ちかくいるそうだ。そのため、中国系のお祭りやイベントも行われていたのに、新しい校長が来て、そんな文化的な行事をすべて廃止しようとしているらしい。彼女の意見だと、州は公立学校をどんどん減らし、私立学校に教育を任せようとしているそうだ。

 もちろん英語の会話なので、私が100%理解できたか自信はない。でも公教育にお金をかけないのは、日本も同じだと思った。

 出発がかなり遅れたが、バスに乗り、イスタンブール市内へ向かう。そしてまず朝食。写真を撮るのを忘れているが、もちろんこれにパンとコーヒーがついていた。 

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 この朝食の時に、ロシア人の彼女がトイレに寄って、席が離れたのだが、今度は韓国人の女の子の横に座った。チェコでの留学を終えて韓国に帰る若い女の子なのだが、驚くほど日本語が上手で、ずっと日本語で話をした。まるで日本人と話しているような気になってくる。日本に行ったことはないのに、日本語を勉強して、N2も持っていると聞いて、本当に驚いた。N2という日本語レベルは、大学での日本語の授業もOKで、仕事も専門用語以外は大丈夫というレベルだ。

 結局、スタート時間がかなり遅れたために、観光はほとんどすっとばされた。朝食後、ボスフォラス海峡のクルーズへ行く。ここでロシア人の彼女とも合流し、また3人でいろいろ話した。
左下の船に乗り込んだ
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 結局船の上からの観光という感じで、説明もあったのだが、聞き取りにくかったし、もう覚えていない。

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そしてまだ2時間くらいしかたっていないのに、昼食
豆のスープとヨーグルト
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ラム肉のラップサンド、飲み物はコーラだった
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昼食後、ドルマバフチェ宮殿を外から見ておしまい
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 結局、朝食と昼食の間に、クルーズに行っただけの観光に終わってしまった。でも昼食の時に、あと3人の人たちと一緒になったのだが、一人の女性は、ニューヨークのオフブロードウェイに出ている女優さんだった。舞台の話も聞かせてもらって、これも面白かった。

 トランジットツアーのことは、あまり覚えていない。でも参加者の人と話したことは、覚えている。いろいろな人と話をする機会が増えるのも、一人旅のメリットだと思う。



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