もう2月に入りました。今日のバンコクはPM2.5で空はどんより何も見えません。私も昼に少し買い物に出ただけで、引きこもっていました。もうケアンズのことはずいぶん前のような気がしますが、まだブログが終わっていません。ほとんど終わりに近づいているので、何とか書き終えたいと思います。 

 前にキュランダマーケットのことは書いています。キュランダは、ケアンズの北西30kmに位置する人口約3000人の世界遺産の熱帯雨林に囲まれた高原の小さな町です。昔はここにアボリジニが暮らしていて、キュランダ(クランダ)はアボリジニの言葉で「熱帯雨林の村」という意味だそうです。
 
旅の目次はこちらです。

 キュランダは19世紀に鉱山の町として栄え、1886年にアサートンテーブルへの物資輸送手段として工事が始まったものの、急勾配の続く斜面、熱帯雨林の森、切り立った崖という難題を抱え、わずか74kmの線路施設に5年もの歳月がかかり、29人の命が失われたそうです。鉱山鉄道が使われなくなった後、ハネムーンの地として有名になり、1960年代にはヒッピーが自由を求めて集まり、その名残がキュランダマーケットに残っています。現在はケアンズからキュランダの約34kmを1時間45分かけて走る観光列車になっています。

 キュランダへ行くのは、片道をこの観光列車、片道をスカイレールというケーブルカー+バスというのが人気があり、私たちも直前にケアンズ駅でその往復セットのツアーを申し込もうとしたら満席で、仕方なく行きを列車、帰りはスカイレールというチケットをバラで買いました。

8時半の出発前車内です
チケットは二人分で270ドルでした
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これはうちわにもなるインフォーメーションカード
私はキュランダ駅で取りましたが、車内でも配っていました

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 右下のケアンズ駅を出発し、街中を通り、フレッシュウォーター駅に着きます。ここで乗り込む観光客もいました。そこを過ぎると列車はどんどん山の中へ入っていきます。

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 次の見どころはホースシューヘッドと言われる大きなカーブ地点。サトウキビ畑の向こうに列車が見えます。

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45mの落差を持つストーニークリーク峡谷

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 キュランダの手前でバロンフォールズ駅に停まりますが、満員の列車から降りてきた乗客がみんな写真を撮るので、ホントに人、人、人でした。人ごみの嫌いな次女は、写真はあきらめたようです。そして10時25分、定刻通りにキュランダ駅に到着しました。

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 この列車にはゴールドクラスがあり、スパークリングワイン、ビール、ソフトドリンクや軽食のサービスもあるそうです。停車してから、その車両を覗いてみました。