今週は腰痛だけでなく、風邪も引いてしまい、まだひどい咳が続いています。でもいろいろ用事が入っていて、連絡もあるはずだったので、日頃は留守電にしている家の電話に出てしまいました。

 「市役所保険年金課の清水と申しますが、1月ごろお送りした書類の提出がまだなので、連絡しました。」
 
 私は1月下旬から2月末まで日本にいなかったので、つい話を聞いてしまいました。国民健康保険の制度の変更で還付金があるのに、3月末締切の提出が出ていないので、早急にその手続をしてほしいと続きました。でももう保険年金課では手続きをできないので、都銀に業務委託することになったので、口座のある都銀を選ぶように言われました。口座は別の支店でも、近くが便利なので、駅前にあるUFJ銀行を伝えました。

 以下が相手が言った内容です。
 
 そこの予約を取ってから連絡する。15分後くらいに電話で、次の金曜9時に「山内」という行員と予約した。でも手続きの前に、申請書にあった番号が必要なので、それを予約の前に「しゅっちょう機」(こう言ったと思うんですが)で出す必要があるので、コンビニで先に出してきてほしい、でももしインターネットバンキングをやっているなら、それでできる。今、ネットバンキングの係が忙しいので、30分後に電話する。

 (ここまでで言われて「詐欺」と気づかなかった自分が情けないです!)

 次にUFJの「ネットバンキングセンター」を名乗る男から電話があり、以下に続きます。
 
 口座番号は聞けないので、残高を左から数字で言わせ、それで確認が取れたと嘘をつく。次に公的支払いができるかの確認をすると言って、設定画面の基本サービスを出すよう指示。そこで公的支払いがリストに出ないと言うと、「古いバージョンだから」という。

 次に指示されたのは即時振込の解除。そして確か限度額の確認。その後指示通りにすると、振込先にUFJの京都駅前支店で女性名が出て、「〇〇という名前が出てますね」と言う。そこに先ほど言った番号を入力しろとのこと。

 さすがにここで気づきました。これは私が振込人で、その数字の額を京都駅前支店に振り込むことになります。

「これっておかしいですよね。私が振り込むことになりますよね。」
「疑問に思われるなら結構です。」(なんだその返事は!)

 後悔しているのは、その京都駅前支店の振込先を画面保存し忘れたこと。まあ最後に気付いただけでもマシなんだけど。でもそこまで言いなりに操作してしまったことが情けないです。しかも相手になってしまった30分以上の時間浪費も悔しいです。

 それから私はまず市役所の保険年金課に電話をして、「清水」という男がいないことを確認。UFJ銀行にも電話をして、「山内」という女がいないことも確認。最後に警察に電話をして、この詐欺電話について報告しました。

 もちろんインターネットバンキングのパスワードも変更しました。今その電話のときのメモを見てみると、私の問い合わせ番号というのが965412。つまり965,412円を振り込ませようとしたということですね。(でもその口座には、それだけ入ってなかったんですけどね)

 今回の反省点は、家にかかってくる電話で「還付金」とか言うのは、詐欺だと思うべきだったこと。市役所からの電話なら、自分からかけ直して、その電話が本物がどうか確かめるべきだったこと。そして体調が悪いときに(頭が回らないときに)、電話なんか出ずに留守電だけにしておくべきだったこと。

 今思い出してみると、ネットバンキングでなければ、コンビニのATMに行かせようとしていました。こうやって「還付金詐欺」をやるんだというお手本のようなパターンでした。

 これを読んでいただいた皆様、私のような失敗をなさらないようご注意ください。

 
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