この週末、金曜夜から日曜午後まで、長女が帰ってきていました。次女と私がGWをはさんでかなりの断捨離をしたのを知って、「私も自分の残してあるものを片付ける!」と5月末の週末に帰ってくる予定でした。でも、たまたま体調不良になり、この週末に延期されていたのです。

 昨日私は、午前中は高齢者にスマホを教えるボランティア、午後3時からは子ども食堂と、一日中ボランティアの日でしたが、お昼だけ一緒に食べに行きました。

 家の近くに、ご夫婦でやっておられるお店があり、そこは小皿の前菜がついたランチがあるのです。
まず新玉ねぎのポタージュスープ
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ズラリと並んだ小皿たち
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メインの唐揚げ
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メインの白身魚と野菜の天ぷら、甘酢あん
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 このボリュームで、税込み1400円とお買い得なんです。前に次女と行ったときは、平日で満席でしたが、昨日は土曜日で、予約しておいたものの、席は空いていました。

 さて話は断捨離のこと。
「私はあの家に25年以上住んでたのに、開けたことのない扉があるわ。」
「どういうこと?」
「リビングの作り付けの棚の上のところとか、おばあちゃんの部屋や、その横の和室の押し入れとか、縁側廊下の奥のところとか。」

 確かに私もリビングの上の棚は、もう20年近く触っていないような気がします。私は身長が153㎝しかないので、キッチンの上の段も、椅子がないと使えないんですよね。そこを見てみると、私が独身時代に持っていたスライド映写機と、当時のスライド写真、いつ買ったかわからない紹興酒、まだ箱に入っているキティちゃんクリスマスリース、お正月用リースが出てきました。

「それ、全部いらんでしょ。うちは、収納場所が多すぎて、いらんモノでもずっと取ってるやん。それやのに、こんな三段ボックスとか、小さい食器棚とかも後で買ってるやん。」
「収納庫を買う前に、いらんものを捨てるのが先決!」

 そのとおりでございます。でもそれを20年前の私に言ってください・・・。

 今娘夫婦が住んでいるのは、2LDKのマンションで、収納は洋室2部屋のクローゼットと、キッチン横に半間の物入。そして洗面所に棚と収納スペースだけで、十分生活できていると言います。しかも最近リビングに置いていたソファ(彼女が独身時代から使っていたもの)も処分し、リビングにはビーズクッションを置いているだけになったそう。でもその方が掃除がしやすく、楽になったと言うのです。
「モノが多すぎる方がストレスになるんだよ。」

 私はそれほど物欲はないと思っていました。若い頃もおしゃれにお金を使うのでなく、休みごとに旅行に行くことが先決でした。結婚して、子どもができても、それほど買い物が好きではなかったはずなのに、なぜ家にはこんなにモノが詰まっているんでしょうね。

 でも娘の世代と私の世代でさえも、かなり意識の違いがあるのだろうと感じました。私たちが家を建てたころは、「収納の多さ」は大きなテーマで、一戸建てであれば、床下収納庫、階段下収納、2階屋根の下野収納と、我が家も部屋以外にかなりの収納場所があります。実際そこには、まだかなりのモノが詰まっています。

 でも最近の若い世代にとって、シンプルライフとかミニマリストとか、モノを持たないことがかなりトレンドになっているように思います。私も完全なミニマリストになることは不可能でも、必要なモノだけに囲まれた暮らしができるようになりたいです。

 と言っても、すでに猛暑の今は、もう整理をする気持ちになれません。旅行を終えて、また涼しくなったころ、娘に言われたことを思い出して、断捨離を再開します。