昨日、ブログをさぼったのは、タイから来た友人が、我が家に泊まってくれたためです。彼女は、タイの大学の元同僚で、今は親友と言える人です。昨日の昼前に来て、今日、一緒にランチをしてから近くの駅まで送って行ったので、25時間くらいずっと一緒にいて、寝ている間(と言っても夜更かしでお喋りしたので、5時間ほどしか寝てません)以外は、ずっとお喋りしていました。我ながら、よくここまで話すことがあったなと、驚いています。

昨日、二人で近くのカフェで食べたランチ 1200円
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豆乳豚汁、あんかけスープごはん、メインはチキンカツ
そしていろいろ副菜がついています
 
 せっかく遊びに来てくれたのに、かなり私の愚痴を聞いてくれました。2年ほど前に来てくれた時は、精力的に遊びに行ったのですが、今回は、「たくさん話をしよう」と、食事や買い物に行ったり、少しドライブをしているときも、ずっと話していました。

 私たちは同世代で、家族関係も、今住んでいる場所も(彼女はもう10年間バンコク)違うのですが、日本語教師という共通の仕事があり、日々を楽しむ姿勢も似ています。私がタイに行くたびに一緒に出かけたり食事をしますが、それでも年数回だけのことです。

今日のランチはインド料理
一番高いランチコースでも2000円弱でした
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 昨夜、「どう死ねるか」という話題にもなったのですが、その時、最近読んだ記事のことを話しました。ホスピス医の小野寺時夫さんという方が書かれた「私はがんで死にたい」という本のことです。

 がんは40代から80代までにおいての死因の第1位で、60代から80代前半に限れば、2人に1人はがんで亡くなります。90代になると心臓病が増えるそうですが、医療が進んだ現代ではがん死の割合は、もっと高くなると言われています。

タンドーリチキン、シークカバブ、野菜のかき揚げ
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 がんになった人は、若い人だけでなく高齢のひとでも「どうして自分ががんになったのか」と自分の不運を嘆いて、がんで死にたくないと思うそうです。59歳になる直前に肺がんが見つかり、手術を受けることになった私も、その1か月間は、「酒もタバコも縁がなく、運動もして、健康的な生活をしている私がなぜ?」とずいぶん悲観的になりました。

 幸い早期発見で、がんサバイバーとなった私ですが、80歳を超えてがんになったら、先進医療など受けずに、自分のやりたいこと、できること、やらねばならないことをリストにして、それをできるだけこなして、自然な運命に従いたいと思うのです。

カレー2種(ほうれん草とチキン、ベジタブル)チーズナン、ライス
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 その本で、小野寺さんは、こう述べておられるそうです。がんは助からないとわかってからも、半年から2年ぐらい普通に生活できる期間があり、長くはない期間でも、自分の最期を自分なりに締めくくることができます。だからこそ、人の死に方として「がん死が最も自然」なのです。

 もちろん考え方は人それぞれで、これに同意できないひともおられるでしょう。でも私は納得しました。図書館で検索してみると、30人以上の待ちでしたが、予約しました。また読んだ後、どう考えるようになるか書きたいと思います。